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123456789*0#交通の現状
97年度税制改正 論議
(96年後半)
消費税引き上げ(97.4〜)に伴い、消費税と二重課税とな っている自動車取得税の廃止、揮発油税等燃料課税の軽 減等が議論に。財政改革に絡んで、特定財源制度のあり 方の問題が提起された。
道路審議会 有料道路部会
(94年11月〜
96年12月)
料金上昇抑制の観点から、財政投融資からの借入金の償 還期限の延長・用地費元本の償還対象経費からの除外・
公的助成の拡充、またネットワークの全路線を合併採算 とするプール制の堅持等を打ち出す。
98年度税制改正 論議
(97年後半)
道路審議会 基本政策部会
(96年5月〜
97年6月)
新道路整備五箇年計画(98年度〜)案で道路特定財源の暫 定税率五年延長が提示。暫定税率の引き下げ・道路特定 財源の旧国鉄債務への転用論・低公害/低燃費車への優 遇措置拡充(グリーン化税制)等が議論に。
道路特定財源制度の堅持の一方、重点的投資・建設コス ト縮減による事業効率化の必要性等を打ち出す。今後の 検討課題として燃料/車体課税のバランス、環境対策を 踏まえた税負担のあり方等を指摘。総合交通会計論・道 路特定財源の旧国鉄債務への転用論に反論。
―――
3%
―――
2,500円
―――
―――
24.3円
4.4円
15.0円
17.5円/kg
―――
国税・地方税 都道府県税
国税
都道府県税
市町村税
国税
都道府県税
国税
国税・地方税
自動車価格に課税
購入時の取得価格を基準に課税
(50万円以下は免税)
車検時毎に車の重量に応じて課 税
毎年4月1日現在の持ち主に対し て定額で課税
毎年4月1日現在の持ち主に対し て定額で課税
ガソリンに課税
軽油に課税
LPガスに課税
燃料価格に課税 消費税
自動車取得税
自動車重量税
自動車税
軽自動車税
揮発油税
地方道路税
軽油引取税
石油ガス税
消費税
[注2]5%
自家用 5%
営業用・軽 3%
(暫定:〜'98.3)
自家用車の例
・乗用6,300円/年(自重0.5t毎)
(暫定:〜'98.4)
自家用乗用車の例 1,001〜1,500cc
34,500円/年 自家用軽自動車(四輪乗用車)
の例
7,200円/年 48.6円/Î (暫定:〜'98.3)
5.2円/Î
(暫定:〜'98.3)
32.1円/Î
(暫定:〜'98.3)
17.5円/kg
[注2]5%
一般財源(国・地方)
道路特定財源(地方)
道路特定財源(国)
[注1]
一般財源(地方)
一般財源(地方)
道路特定財源(国)
道路特定財源(地方)
道路特定財源(地方)
道路特定財源
(国 1/2)
(地方1/2)
一般財源(国・地方)
税 目 国税・地方税 仕 組 み 使 途 税率・税額 本則
取得 段 階
保 有 段 階
走 行 段 階
…道路特定財源
1-6
1-6 道路財源
畠山 太作
道路財源は、①自動車ユーザーが車の取得・保有・走行 の各段階で負担する道路特定財源、②国・地方の一般財源、
③財政投融資等の借入金 によって賄われている。道路財源 の中で道路特定財源が占める比率は大きく、これまで投資 規模の増大と共に、道路特定財源は暫定税率の適用によっ て増税が行われてきた。①の道路特定財源と②の一般財源 は国費あるいは地方費の財源として使われ、ほとんどが一 般道路事業と地方単独事業に、一方③の財政投融資等の借 入金は道路公団等による有料道路の建設費に充てられている。
表1 自動車関係諸税と道路特定財源
表2 最近の道路財源を巡る議論
表3 道路審議会における議論
図1 道路整備五箇年計画の投資額と道路特定 財源の暫定税率の推移
0 100,000 200,000 300,000 400,000 500,000 600,000 700,000 800,000
2,600 10,000 21,00041,00066,000 103,500
195,000 285,000
382,000 530,000
760,000780,000 13.0円
11.0円
14.8円 19.2円 22.1円 29.2円 36.5円 45.6円 48.6円
2.0円 3.5円 4.0円 5.3円 6.6円 8.2円
5.2円
6.0円 8.0円
10.4円 12.5円 19.5円 24.3円 32.1円 5,000円 6,300円
自動車重量税
(乗用車 円/0.5t・年)
揮発油税(円/Î)
地方道路税(円/Î)
軽油引取税(円/Î)
5.0円 10.0円 石油ガス税(円/Ë)
自動車取得税(乗用車)
(億円) 5%
(案)
2,500円 24.3円
4.4円 15.0円
17.5円
3%
第1 次 '54︵ '58〜
︶ 第2 次 '58︵ '62〜
︶ 第3 次 '61︵ '65〜
︶ 第4 次 '64︵ '68〜
︶ 第5 次 '67︵ '71〜
︶ 第6 次 '70︵ '74〜
︶ 第7 次 '73︵ '77〜
︶ 第8 次 '78︵ '82〜
︶ 第9 次 '83︵ '87〜
︶ 10第 次 '88︵ '92〜
︶ 11第 次 '93︵ '97〜
︶ 12第 次 '98︵ '02〜
︶
注1)自動車重量税収の3/4の8割は国の道路特定財源、1/4は地方の道路特定財源に充当される 注2) 5 % のうち1 % 相当分は地方消費税(地方税)
資料⁚õ日本自動車工業会資料
注1) は本則税率
注2)第2次〜第7次計画は先次計画の途中で改訂されたため、計画
自動車交通 1998 35
国費
35,306
(24.5)
総道路投資
144,332
(100.0)
地方費 82,253
(57.0)
財投等 26,773
(18.5)
国費 35,306
(100.0)
一般財源 1,407(4.0)
貸付金償還金 754(2.1)
その他 一般財源
37,761
(45.9)
一般財源 55,761
(67.8)
石油ガス税 153
(0.4)
地方道路譲与税 2,801(3.4)
(単位:億円)
( )内は構成比(単位:%)
石油ガス譲与税 157(0.2)
自動車重量譲与税 2,769(3.4)
軽自動車税 1,110(1.3)
自動車税 16,890(20.5)
自動車取得税 6,412(7.8)
軽油取引税 14,353(17.4)
{
うち純一般財源 488(1.4)NTT-A財源 919(2.6)
揮発油税
26,281
(74.4)
自動車重量税 6,712
(19.0)
地方費 82,253
(100.0)
ユーザー負担 33,899(96.0)
ユーザー負担 44,492(54.1)
調査 271(0.5)
その他 233(0.5)
住宅宅地関連 160
(0.3)
雪寒対策 1,295(2.6)
街路 11,880
(23.7)
( )内は構成比、%
一般国道 21,286
(42.4)
地方道 10,917
(21.7)
交通安全 4,157
(8.3)
財政投融資等 26,773億円
地方費 82,253億円
国費 35,306億円 地方公共団体
出資金・貸付金 1,702億円
5,358億円
有料道路
33,833億円 一般道路 110,499億円
平成9年度道路工事事業総額 14兆4332億円
財
源
事 業 費
一般道路事業 50,199億円 地方単独事業
60,300億円 有料道路事業
33,833億円
26,773億円 60,300億円 20,251億円 29,948億円
図2 道路投資の財源構成('97 年度)
図3 財源と事業費の関係図('97 年度)
図4 一般道路事業 50,199 億円の使途別内訳 ('97 年度)
注)街路は区画整理、再開発を含む 資料⁚建設省資料より作成
注1)国費の一般道路事業費には緊急地方道路整備事業費(6,304 億円)を含む 注2)四捨五入の関係で内訳が合計と一致しない場合がある
資料⁚建設省資料より作成
注1)国税から地方に配分される財源を譲与税という 注2)貸付金償還金は道路特定財源より主に有料道路整備 のために貸付けられた資金の償還金
注3)自動車税と軽自動車税は道路財源ではないが、道路整備に充当さ れる一般財源に含まれると想定
注4)四捨五入の関係で、各計数の和が合計と一致しないところがある 資料⁚建設省資料より作成
交通の現状 2.安全で快適なモビリティ確保への取り組み
2-1
2-1 道路交通事故への取り組み
前田 公三
1996年の交通事故の死者数は9,942人と9年ぶりに1万 人以下にすることができたが、人身事故件数は依然として 増加中である。今後は、第6次交通安全基本計画の2000年 に死者を9千人以下にする目標を達成するための死者数低 減対策とともに、人身事故件数を低減させるための事故防 止対策にも積極的な取り組みが必要である。また総務庁か ら交通事故を経済的観点からみた分析結果が公表され、今 後は経済的観点からの検討および対策も必要と思われる。