資料:(株)セリオ
■ 電動カートの例
■ 日本における電動カート市場の推移
注)発売開始は19 88年
資料⁚今野他「私的短距離交通手段としての電動三輪車によるモビリ ティ改善」1993年度第28回日本都市計画学会学術研究論文集
年 1994 1995 1996 1997 見通し
年間販売台数 18,900 台 17,000 20,030 28,000
累計台数 98,000 台 115,000 135,000 163,000 ノンステップバス
1,184 (235)
442 603 386 19
障害者用駐車ます
交通の現状
札幌
大阪
仙台
広島 東京
2-5
2-5 既存交通手段の工夫
佐々木 恭子
より便利で快適な交通サービスをめざして、いろいろな 工夫がなされている。最近は1枚のプリペイドカードで各 種の交通機関を利用することができたり、インターネット を利用して24時間いつでも必要な情報を入手したり、予約 ができるなどの情報通信技術の活用が注目される。また、
利用者のニーズや需要を考慮した柔軟な料金体系の設定が なされ始めている。
一枚のプリペイドカードで 地下鉄とバス 、 市営バス と民間バス など異種および他社の交通機関の間で乗り継 ぎができるカードシステムが導入され始めている。
〈仙台都市圏〉
〈東京都市圏〉
〈京阪神都市圏〉
図1 共通カードシステム
表1 交通の便利さや快適さをつくるいろいろな工夫の例
○ SF メトロカード(帝都高速度交通営団)
○ T カード(東京都交通局)
使用可能交通機関…営団地下鉄線・都営地下鉄線 使用可能交通機関…市営地下鉄・バス、宮城交通バス
○スキップカード(参加各機関)
「スルッと KANSAI」加盟各社のプリペ イドカードが相互に利用可能。
「スルッと KANSAI」のネットワーク
○バス共通カード(参加各機関)
使用可能交通機関…東京都、埼玉県、神奈川県地域の 18 社
〈東京都市圏〉
事業者名 カード名称 凡例
地下鉄・市バス
・ニュートラム 大阪市交通局 レインボー
カード
北大阪急行 ラガール
カード らくやん
カード パストラル
カード レジオン
カード 阪神電鉄 阪急電鉄
能勢電鉄
箕面 千里中央 山下
日生中央 妙見口
石橋 宝塚
三宮 元町
甲陽園 伊丹
今津
市バス エリア
なかもず 八尾南
嵐山 河原町
北千里 桂
大日 梅田
京都
大阪 神戸
天下茶屋 住之江公園
南巽 長田 京橋 武庫川団地前
大阪港
鶴見緑地
中ふ頭 ニュートラム
○異種交通機関の接続条件の向上により煩わしさを 解消する
○複数交通手段の複合化(パッケージ化)により 特徴を活かした移動手段の使い分けをする
○カートレイン
○レール&レンタカー ○旅客輸送と貨物輸送のシンクロ化
(ゴルフ/スキー宅急便など)
○パーク&ライド
○共通カードシステム…図1 交通手段のつなぎめに関する工夫
○鉄道の相互直通運転
○バス発車案内システム…図3
○必要な情報を入手しやすくすることにより移動 手段・経路の選択性を向上させる
○情報ステーション…図2 ○インターネットを使った チケットレス予約サービス…図4 情報通信の活用による効率的利用
○利用の場面に合った柔軟な料金体系を設定する ことにより需要の増加・平準化を図る
○環境定期券
○ONE COIN電車
○オフピーク回数券
○タクシー初乗距離短縮運賃 …表2 料金体系の工夫
○利用者のニーズに対応したサービスを提供する ことにより移動の負担を軽減したり、移動中の 付加価値を高める
○深夜高速バスの女性専用車/専用席
○鉄道駅の各種施設の併設
(宿泊施設など)
○ハイウェイ・オアシス 移動についての快適性を高める工夫
○各種ジョイフルトレイン
(お座敷列車など)
○パセオカード(広島電鉄株式会社)
○アストラムカード(高速交通株式会社)
○共通バスカード(バス 6 社)
使用可能交通機関…路面電車,アストラムライン,バス 6 社
〈札幌都市圏〉
使用可能交通機関…市営地下鉄・バス・市電、民間バス 3 社
○共通ウィズユーカード(参加各機関)
〈広島都市圏〉
自動車交通 1998 47
図 2 情報ステーション
バス利用者が行きたい停留所のコードナンバーを入力す ると、乗るべきバスの乗り場・路線・発車時分・事業者名 の情報を電光板に表示する。
図 3 バス発車案内システム
表2 利用の場面に合った料金体系の工夫
資料:建設省関東地方建設局 長野国道工事事務所
道路利用者が欲しい情報を多種類で詳細に、かつリクエ ストに応じた情報を文字・映像・音声を用い、誰にでも分 かりやすく情報提供を行う。
資料:環境・交通研究所調べ 資料:日本航空(株)ホームページより
図4 インターネットを使ったチケットレス予約サービス
インターネットで、航空券を予約しておけば、搭乗時に空港の自動チェックイン機にクレジットカードを差し込むと発 券手続きが済む仕組み。
予約画面 空席情報
〈JAL HOMEPAGE http://www.jal.co.jp〉
システム内容 狙 い 実施時期
神奈川中央交通 環境定期券
通勤定期券所持者と同居家族の運賃は 大人100円、子供50円で乗車できる制 度を導入(土日曜日、祭日など)
マイカー利用 からバスへの 誘導
'97.9.20〜
京橋朝市実行委員会
岡山京橋朝市 ONE COIN電車
朝市会場臨時停留所の利用者に限り、
乗車賃が100円(通常140円)で乗れ るONE COIN電車が登場
(朝市当日の始発〜午前9時)
会場周辺の 渋滞・違法駐車 の解消
初実施 '95.12.30
(年2〜3回)
・利用者 約300人 (97.6.1)
帝都高速度交通営団 オフピーク回数券
時差回数券
…平日10〜16時・12枚/組 土・休日割引回数券
…土・日、祝日など・14枚/組
需要の時間的
偏りを解消 '95.9.1〜
タクシー各社
初乗距離を短縮して2km程度までの区 間を安くする初乗距離短縮運賃を導入
('97.5.9現在)
近距離客の開拓 '97.4.1〜
・通院者や体が不自由
・少ない台数に不満 長岡市
越後交通(株)
長岡市 お買物バス券
バス利用客に2000円以上買物をした場 合、初乗り140円分の乗車券を進呈す る引換券を発行
高齢者・高校生 などの買物客の 利便性向上
'96.3.29〜
・引換乗車券 月6000枚を越す (97.7実績)
路面電車・都市の未 来を考える会 他
初乗距離短縮運賃
他
実施団体 名 称 備 考
─
─
(全国107社・4,907台が採用) な人には特に好評 東和田情報ステーション〈長野市 国道 18 号沿〉 東急バス・横浜市営バス・神奈川中央バス 案内システム
〈横浜市青葉台駅〉
交通の現状 3.人・自然との共存
残存容量 残余年数
(年)
残存容量 残余年数 25,000
20,000 15,000 10,000 5,000
0 0
1992 1996 2000 2004 2008 (年)
(万m3)
3 2.5
1.5
0.5 1 2
3-1
3-1 自動車のリサイクルへの 取り組み
廃車の適正処理方法、最終処分場の逼迫問題などから、
使用済自動車のリサイクルの促進が産業界全体の課題に なっている。
自動車は、現在 75%(重量比)という工業製品の中では高 い比率でリサイクルされているが、樹脂、ゴム、ガラスな どはシュレッダーダストとしてその多くが埋立てられてい る。この問題に向け、行政、自動車業界、消費者それぞれ の役割の中で、リサイクルの取り組みが求められている。
図1 今後新規登録台数が増加すると、廃車の大量 発生が予想される。
図2 最終処分場残存容量の見通し
図3 使用済自動車の処理・リサイクルの流れ 図4 使用済自動車リサイクル推進のための役割
表1 使用済自動車リサイクルのための行政目標 表2 自動車工業界の取組み
政府 地方自治体
消費者 クルマの最終使用者
事業者
●カーメーカー/販売会社
●解体事業者
●シュレッダー事業者
●廃棄物処理事業者
●処理費用を負担する。
●キチンと処理・リサイクル してくれる事業者にわたす。
●法律・制度により社会システムの 整備を行う。
●リサイクル技術開発への支援を行う。
●リサイクルしやすい クルマをつくる。
●リサイクルのための 技術開発を行う。
●適正処理する。
●2002年以降の新型車 リサイクル可能率90%以上
●2002年以降の全ての使用済車 リサイクル率85%以上
●2015年以降の全ての使用済車 リサイクル率 95%以上
●ダストの埋立て容積の年間総量
2002年に1996年の3/5以下 2015年に1996年の1/5以下
●新型車の鉛使用量(バッテリー除く)
2000年末までに1996年の約1/2以下 2005年末までに1996年の約1/3以下
●2002年以降の新型車のリサイクル可能率90%以上を目標と した製品開発。
●使用済み自動車から発生するシュレッダーダストの減容化と有 効利用技術の実証研究の実施と成果の公開。
●使用済み自動車の部品等の分解・除去、適正処理技術の 研究及び装置の開発、並びにリサイクル関連事業者への 情報提供。
●生産工場から発生する廃棄物の最終処分量を2000年に おいて、1990年レベルの40%以下を実現。
7,000 6,000 5,000 4,000 3,000 2,000 1,000 0
800 600
400
200
0
(万台)
(万台)
保 有 台 数
新 規 登 録 台 数 廃 車 台 数
1977 1980 1985 1990 1994年度 4輪車保有台数(左軸)
4輪車廃車台数(右軸)
新規登録台数(右軸)
販売会社 25%
中古車事業者 モータース等 70%
個人 5 %
解体事業者
廃車(500万台/年) シュレッダー事業者
シュレッダー
取り外し 選 別
解 体 シュレッダーダスト
エンジン、ミッション シート、ドア、タイヤ ホイール、電装部品
鉄、非鉄スクラップ 埋立 25%
現在 の平 均 的な 廃車 リサ イク ル率 は
75% 産業廃棄物 処理事業者
材料リサイクル55%※ 中古部品20%※
姫野 良治
注)廃車台数:前年度保有台数+当年度新規登録台数─当年度保有 台数
資料:(社)日本自動車工業会「日本の自動車工業'95年度版」
注)産業廃棄物全体( 4 億トン)に占める車のシュレッダーダストは 約80万トン(0.2%)
資料:厚生省生活衛生局資料
■ 最終処分場があと何年で満杯になるか
注)上図の流れでリサイクルを進め、現在約75%※という工業製品の 中でかなり高率のリサイクルを達成している。(*クルマの重量に 対する比率)
資料:日産自動車「日産リサイクルの本」 資料:通産省「使用済み自動車リサイクルイニシアティブ」'97 年5月
■使用済み自動車のリサイクル数値目標
資料:通産省「使用済み自動車リサイクルイニシアティブ」'97年5月 資料: 日本自動車工業会「環境行動計画 1996」