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ル ールの読み取 り レールに基づく予想

鋤 機

16.9 25.0 0 17.6

83.1' 75.0

100 82.ゲ*

52.7 70.4 42.1 42.9

47.0 29.6 57.9 57.1

B(全

)

ルー/1/の読み取 り ループレに理蜃づく可Z温

実験や観察

28.8 19.6 5.9 60.5

71.2*

80.4 94.1 39.5黎

44.0 56.8 34.4 33.3

56.0 43.2 65.6 66.7

*つ<.01,つ<.05の水準で有意な差が認められたことを示丸

概念構築 がで きた とみ なせ るグル ープ

Aで ,交

流 的発話 の割合が実験や観察の 段 階お よび全体 を通 して有 意 に高か つた。 この結果 は

,あ

くまで抽 出 した

2つ

のグル ー プにつ いての結果 で あるこ とに留意す る必 要はあ るが

,対

話 の質 が交 流 的 で あ るほ ど

,個

人 の概 念構 築 が促 され る こ とを示唆 してい る。

66

2̀Aグ

ルー プにおける相互作用

Aグ

ループは

,セ

,バ

,ユ

ウをメンバー とす る男子 1名

,女

2名

のグ ループであった。

① ルールの読み取 りの段階

この段階における対話 を

Table24に

示す。 この対話は,「 ピカ ピカ光 るもの

,電

気 を通す」とい うルール が教示 され

,こ

のルール を適用 して

,Table8に

示 した課題 に取 り組む場面で観察 され た ものである。

Table 24 

ルールの読み取 りの段階における対話

1ユ ウ

 

全部,通すんちゃうん。

2バ

 

光るか,割り箸D

3ユ ウ

 

割 り箸,光らへん。

4バ

 

,これ臓記

   5ユ

 

光 らんやんな

。割 り箸。

自分の仮説なんかな?

8バ

 

え―

.500円

ルではないっていうこと。

11バ サ

 

よ―わからん。

なあかん可能性があるとい う。

24バ サ

 

ピカピカ光るし。

25ユ

 

アル ミホイルってかんだらビリビリって なるやつ。

26セ ン

 

なら、/./R・ろ。

ノョク

 

割 クば ιは ど鯵

f力

光 らないので電気 を通さないと′留いま九

"セ

 5θ θ円玉は,ど り とフ光 るので電気をよ く遁ナと思 いま九

θ

7T 

アラツう´ チョコレートの劇 り を銀 で覆つ てあんねんれ

38バ

 

銀 か よ〜。

6バ

 

仮説に基づいてってこと

,こ

│ム

      27ユ

 

そ う力、 銀歯ってならへんもんな。

7ユ ウ

 

仮説って,あ のピカピカ光るつていうやつ。

9ユ ウ

 

アル ミホイルは,光るやんな〜。

       

″ タク

 

アル ミふイタレは,ど坊 とフ光るの磁 10ユ ウ

 500円

,どうなってんの。こうヤヽうの

     

よく遍すだろ ラ。

12バ サ

 

自分で理由つけていいつて。

        "ノ

ゾ アラザンは ど笏 ゴカ光 るので 電気を通ナ 13バ サ

 500円

玉って,何でできとんの

?       

だろ う。

14バサ 金属やけど。

"ア

 

アラデン│まとリ ゴカ光 ろけど 事身│まチョ 15バ サ

 

おれ

,ア

ラザン自体知 らんねんけ

a

コなので電気を通さないだろう。

16バサ

 

あれ,なんなれ アラザンって何でできと

んの? 33ユウ つ く

L

17ユ

 

ピカ ピカのやつつてただのコーティング 34セ

 

え―。

やろ。 35ユ ウ

 

折 り紙 も鳴るってヤヽうこと?

18ユ

 

あれつてただたんにチ ョコつて考えたら

  36バ

 

折 り紙鳩 りますか?

いいんやろ。

19バ

 

金色の折 り紙1丸 20ユ

 

金色の折 り紙│九

21バ

 

み んな ピカ ピカ光 るけ どとかかい とる ?

22ユ

 

今 日発表 したか ら大丈丸

23バ サ

 

,こ

Lあ

っそう力、 まだ,おれ発表せ

  

″ タン

 

金色の″ク紙は と笏 と力光 るの

c電

気を

67

まぐ遍すだろ う。

″ ノゾ 金色の″ ク″鉾∴ 輩蒻ゞど粋 とフ光 らなクヽ

c電

気を通 滲 知 髪ち う。

Iタク

 

折 り紙′ム こん とは普通の新なの

c電

を通 さなレゝ

42ユ ウ

 

え― !!

43セ ン

 

うそ。

44バサ ま じ。

45ユ ウ

 

え―!

※丹字で示動 ,教室全体に向けられた発話を表している。

ユ ウの根 拠 を示 して い な い 主 張(発 1)に対 し

,バ

サ が根 拠 を示 して反 論 す る (発 2)こ とか ら対 話 が 始 ま っ て い る。 そ れ に対 して

,ユ

ウはす ぐ に 同調(発

3)す る こ とで

,グ

ル ー プ 内 で 教 示 され たル ー ル に基 づ い て 課 題 解 決 を行 うとい う同意 がひ とまず な され た と考 え られ る。 ところが

,Table8に

示 した通 り,こ の課題 は

500円

硬 貨 の問題 か ら

,前

件 の値 を 自由に記述す る形式 に変化 して い る。 す る と

,ル

ール に基 づ いて課題 を解 決 す る こ とに

,ユ

ウは戸惑 い(発10)を感 じてい る。それ に対 す るバサ の助言(発

12)に

,ユ ウは納得 した様子で ある。そ の後,バサ の発 話(発

13,14,15)に

対す る応 答 が見 られ ない。これ は,

グル ー プ 内での対話が成 立 していない訳 ではな く

, 500円

硬貨 の よ うに明 ら か に ピカ ピカ光 つていて電気 を通 しそ うな ものに対 して

,ル

ール を適用す るこ

とが グル ー プ 内で暗黙 の了解 になつた結果 と思われ る。 したがつて

,ア

ラザン

の よ うな誤知事例 に対 しては

,バ

サ の疑 問(発

16)に

対 して

,ユ

ウはす ぐに応 答(発

18)し

てい る。 この発話 は

,単

純 に応 答 を意 味す るだけで はな く,「チ ョコ レ∵ 卜だか ら

,電

気 を通 さない」 とい う暗黙 の主張に

,ユ

ウが同意 を求 め てい る とも捉 え られ る。 ここで

,ル

ール を適 用 して課題解決 を行 うとす るグル ープ内の同意 は崩れ

,事

例 ご とにルール をつ く り始 めてい る。バ サ が助言(発

21)を

求 めて いる こ とが,それ を象徴 してい る。バサ に とつてア ラザ ンや金色 の 折 り紙 は

,ピ

カ ピカ光 るものの事例 として受容 で き るが

,何

らか の理 由で電気

を通す ものの事例 として受 け入 れ られ ない ものの よ うで あ る(Table25参 照)。

Tab16 25 

ルールを適用 して課題を解決 したかどうか

1り

   

アル ミホイル

  500円

硬貨 アラザン

   

金色の折り紙

×

×

×

こ の

3人

に とつ て

,割

り箸 とアル ミホ イ ル

,そ

して

500円

硬 貨 の課 題 は

,ル

68

X  

×  

×

○  

○  

○  

○  

○  

○  

○ ン

サ ウ

―ル を適用 して答 え られ る正知事例 で あつた ので

,他

の学習者 の意 見や 演示実 験 の結果 に対す る反応 を示 していない。 ところが

,ア

ラザ ンの課題 にな る と敏 感 に反応 してい るも ユ ウは

,ア

ラザ ンは電気 を通 さない と

,予

想 してい るので

あるが,「つ く」(発33)と 主 張 して い る。ここで,「つ く」とは

,ピ

カ・ブー・

テス タす の豆電球 が光 る とい うことを指 して いる と思われ

,こ

の時点で

,ユ

はア ラザ ンが電気 を通す と考 えてい るよ うで ある。 実際 に

,演

示実験で ア ラザ

ンが電気 を通す こ とを示す と

,ユ

ウが いち早 く反応 し

,金

色 の折 り紙が電気を 通す か も しれ ない こ とに同意(発

35)を

求 めてい る。 これ をきつか けに

,金

の折 り紙 もルール が適用 で きる事例 なのでは ないか とい う覚悟 が グルー プ内で 形成 され た と思 われ る。 したが つて

,金

色 の折 り紙 が電気 を通す とい う事実 に 驚 き(発話 42,43,44,45)を 示 して い るが,こ の金 色 の折 り紙 が特別 な事例 で ある と捉 えるこ とな く,「ピカ ピカ光 るものは

,電

気 を通す」とい うル ァル は

,多

の事例 についてあてはま る妥 当性 の高 いル ール として受容 され た と思われ る。

69

② ルールに基づ く予想の段階

この段階にお ける対話 を

Table26に

示す。 この対話は

,水

,ナ

トリウム,

マ グネ シウム

,ナ

トリウムについて

,再

,実

物 を観察 しなが ら電気 を通すか どうかを予想 し直 してい る場面で観察 された ものである。

l Table 26 

ルール に基づ く予想 の段階における対話 堤初のイつの金属にもどつて予想

  

∈グネシウムについCh

もう

1庇

してみよう。

休 銀につい

0

47ユ ウ

 

これ,銀白色って。

48セ ン 2っ

'こ

金属。

49バ

 

どっかに金属が入つてもうてるつていう

50セ ン 入つてるよな。

(ナ トリウムについて)

51ユ ウ

 

光つてるちゃ うん。

52バ サ 独特の。独特の。

53ユ ウ

 

光つてるよな?

54バ サ

 

独特の。

55ユ ウ

 

マグネシウム。

56ユ ウ

 

光つてる。

57バ サ

 

お―。

(カルシウムについ

0

58ユ ウ

 

やつてみて。

59バ リ‐

 

おれがするん ?

60バ

 

,でもちょつと光つてきた。

61ユ ウ

 

光つてるよな〜。

62バ

 

光ってる。

63セ ン 光つてるの?

64ユ ウ

 

うお、

65バ

 

うお―。

×″字で示動 ,教室全体に向けられた発話を表している。

ル マル の読 み取 りの段 階で,「 ピカ ピカ光 る ものは

,電

気 を通す 」とい うルー ル は

,多

くの事 例 に適用 で き る と

,グ

ル ープで 同意 がな され た。 したが つて, 実験金 属事例 のそれ ぞれ の物質 が電気 を通す か ど うかを予想す るために必要な 情報 が

,そ

の物質 が ピカ ピカ光 つて い るか ど うか に焦 点化(発

47,51,56,60)

され てい る。 さ らに

,対

話 は ピカ ピカ光 るこ とと水 銀 が金 属で あ るこ との関係 性(発

48,49,50)に

及 んでい る。 この よ うな対話 は

,水

銀 につ いて電気 を とお すか ど うか を予想 し直 してい る場 面以外 に

,表

面上 は見 られ ない。 しか し

,こ

の時点 で,「金属」 と 「光沢 を もつ もの(ピカ ピカ光 る もの)」 とい う概念 間に連 合 関係 が築 かれ

,グ

ル ー プの 中で共有 され た と思 われ る。 さらに

,そ

れ らの物

質が電気 を通す と予想す る こ とを通 して,「金 属」 と「電気 を通す もの」 とい う 概念 間の連合 関係 も築 かれ てい るこ とが予想 され る。

70

③ 実験や観察の段階

この段階における対話 を

Table27に

示す。この対話は

,実

験金属事例 のそれ ぞれ の物質が電気 を通す ことを確認す る実験 の場面で観察 された もので ある。

Tablo 27 

実験や観察の段階における対話

66ユ ウ

 

重た。

 

67セ ン

 

どれが鳴つてんのか分からへん。

68バ サ (聞 き取 り不静 69ユ ウ

 

水銀

,○

70セ ン 水銀

,○

?

71ユ ウ

 

カッターの刃

,○

72ユ ウ

 

こすらなあかん。

73バサ

 

こすつてヽ

74セ ン

 

こすんの?こ すつて。

75バ サ

 

これ,どないするん

?   

76セ ン

 

え―つと

,そ

の上にのせて。

77ユ ウ

 

これ何やったけ?

78セ ン カルシウムじゃなくって,マグネシウム。

79ユ ウ

 

マグネシウム。

80セ ン

 

,そ

れやつた。

81セ ン

 

,どうすんの

?    

82バ サ

 

いや―。やわら力、

83セ ン

 

はや く切つて。

84バ

 

そのまま。

85ユ

 

うわ―。光つとる。

86バ

 

これが

,金

属ナ トリウム。

87ユ ウ

 

これ

,そ

のままやっていいの?

88バ

 

たぶん。

89ユ ウ

 

まつて,ここにするんやったけ。

90セ ン

 

そのままやっていいんかな? 91バ

 

大丈夫やろ。

92バ

 

めっちゃハモってるやん。ピーが。

93ユ ウ

 

,鳴つたこ力

L

94ユ ウ

 

えつと,これ力、 鳴ったやんな ? 95セ ン

 

うん。

96ユ ウ

 

鳴ったやろ,すごし、

97バ サ

 

鳴った。

98ユ ウ

 

あれ,全部○。

99バ

 

全部○やん。

これ までの段階で

,す

で に 「金属」 と 「光沢 をもつ もの」 とい う概念 間 の連合 関係 が築 かれ て いた と考 え られ る。また,こ の グル ー プにお いて,「金属」と「電 気 を通す もの」 とい う概 念 間の連合 関係 が築 かれ てい る可能性 について は

,前

述 した通 りで あ る。 それ を示す象徴 的 な対話 が あ る。 それ は

,あ

らた めてナ ト

リウム を間近 で観 察 し

,そ

の光沢 に驚 き(発

85)を

示すユ ウに対 す る

,バ

サの

応 答(発話 86)で ある。「ナ トリウムは金 属 で あ る」 とバ サ は

,は

っき りと述ベ てい る。この こ とは

,こ

の実験で,「 ピカ ピカ光 る ものが電気 を通 すか」を確か めてい るのではな く

,水

,ナ

トリウム

,マ

グネ シ ウム

,カ

ル シ ウムが金属で

あ り,「それ ら金属 が電気 を通す か」を確 か めてい る ことを意 味 してい る。つま り

,こ

の グル ープ内で 「金 属」 と 「電気 を通す もの」 とい う概念 間に連 合 関係 が築 かれ た と考 え られ る。

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