のときに限られる.
Σ舞、eq・
【証明】 関数ψ:[0,00)→Rを,ψ(勾=・耐09¢(¢>0),ψ(0)=0と定義すると,連続 1
な狭義の凸関数となる.簡単のために,5「駕 とおく.
Σ雛、θq
命題A・1・3の(A・4)において・α・一5・・い・一葺とみなすことにより・
れ
ψ(5)一ψ(3ΣP・)一ψ(碁3・鴨)
れ
≦Σ脚(P茗εq ) (A・7)
ゴニ1
となる.従って,ψ(勾=耐og¢より,
3b93≦茎鴫bg舞一書3勉(bg勉一q∂
1
を得る.更に,3=
より,
Σ盤、e9・
bg( 1Σ⊃牲1θq )≦茎醜圃
となり,
れ れ
1・9(Σ・qう≧ΣP・(一1・9P・+q∂
乞=1 盛=1 が得られる.
次に,関数ψ(¢)は狭義の凸関数だから,命題A.1.3より(A.7)において,等号が成立する のは,すべての込が定数むに等しいときである.よって,
εqゴ
れ
1一ΣPゴー暑鴫一・穀♂ゴ
となる・従って・・一
ー云凶より・等号条件}隔Σ毒となる・ ・
A.2 定理3.3.2の補足
本節は,3.3節定理3.3.2の証明で詳しく述べなかった内容を補足することを目的とする.
なお,本節で使用される記号等はすべて定理3.3.2で扱ったものと同じものとする.
Xをバナッハ空間とする.Xの部分集合κが相対コンパクト集合であるとは,κの閉包
πがコンパクト集合となるものをいう.最初に,アスコリーアルツェラ(Ascoli−Arzela)の定 理を思い起こす.定理A.2.1 (アスコリーアルツェラの定理)
[α,司⊂Rを有界閉区間とする.0([α,6Dの集合Bが相対コンパクトであるための必要十 分条件は次の2つの条件が成立することである.
1)(一様有界性) ある定数ん≧0が存在して,すべてのg∈Bに対してllgll。。≦んが成り
立つ.
2)(同程度連続性) 任意のε>0に対して,あるδ>0が存在して,どのg∈Bに対して
も,1オー閃くδを満たす任意の孟,オ ∈[α,6]に対してlg(オ)一g(のkεが成り立つ.
【証明】 〉大石進一[15]第2章第2節定理2.11参女 口
まず,定理3.3.2の1)の証明において
B={g∈0(E):任意の¢,y∈Eに対して,β≦g@)≦1かつg@)≦gωeαiτ瑚}
と定義した際,この集合βが凸集合で,アスコリーアルツェラの定理の条件を満たすことを
見る.
一様有界性については集合βの定義から明らかに成り立つ.次に,Bが同程度連続性を
満足することを示す.βの定義から任意の∬,シ∈Eに対して,g(の≦gωθα1¢副が成り立 つ.この各辺からg(のを減ずることで,g(④一g(の≦g(ッ){eα1砂畷一1}を得る.ところが,0<β≦g(ッ)≦1であるからg@)一g(の≦{θα1¢一雪L1}となる.¢とッは任意だから,¢とッ を入れ換えることで,g(勾一9ω≧一{εα1卯一・1−1}となる.従って,この2つの不等式から 19@)一9ωi≦eα1¢一・L1
を得る.ここで,臆の,〉。に対してδ一lo9(ε+1)とおくと,どの9∈Bに対しても
α1¢一甥くδを満足する任意の¢,ッ∈Eに対して,lg@)一g(ッ)1<εが成り立つ.よって, Bは 同程度連続性を満足する.更に,Bはその定義から閉集合となる.従って,集合Bは0(E)
のlI・il。。一コンパクト部分集合となる.
.8が凸集合であることを示す.任意のg1,g2∈Bと0≦孟≦1に対して,オg1+(1一のg2∈
o(E)であることは明らかである・また,βの条件から塀≦オ91(の≦オが成り立つ.同様に
(1一オ)β≦(1一オ)g2(勾≦(1 彫)も成り立つ.この2つの不等式の辺々を加えあわせることで β≦オg1(の+(レオ)g2@)≦1となる.更に, Bのもう1つの条件から,孟g1@)≦オg1(ッ)eα1 一M と(1一舌)92(の≦(1一加2ωeα1¢矧が成り立つ・そこで,この2つの不等式の辺々を加え あわせることで,孟g1@)十(1一オ)g2(¢)≦(軌(の十(1一加2ω))eα1増1となる.従って,
孟g1十(1一オ)g2∈Bとなり, Bは凸集合である.
定理3.3.2の2)の証明の補足をおこなう.まず,用語について説明しておく.
A.
82 Xを線形空間として,写像∫:X→Rが線形性をもっているとき,すなわち
∫(賜十 )=∫(賜)十ノ(u) (賜,u∈x)
∫(α賜)=α∫(賜) (α∈R,鴛∈x)
が成り立つとき,∫はXにおける線形汎関数という.更に,Xを線形位相空間とするとき,
X上の連続な線形汎関数の全体をX*で表し,Xの共役空間あるいは双対空間という.
また,Xをノルム空間, X*をその共役空間とするとき,0の基本近傍系として,任意に有 限個のXの要素銑,¢2,...,賜およびε>0に対して,
{∫∈X *:げ(ωのi<ε,々=1,2,...,η}
で得られる集合全体を考える.これによって導入されるX*の位相を*弱位相という.
補足すべき内容を確認しておく.ωは1)で扱ったものとして,測度の集合瀕を 躍≡{μ:5μ(μ)⊂E,/卿一1}
で定義する.ル1を0(E)*の部分集合とみなす,このとき,躍が凸集合で,*弱位相で0(E)*
のコンパクト部分集合であることを示す.
コンパクト性については,1)と同様にアスコリーアルツェラの定理を利用して証明をおこ なう.一様有界性については,ω∈βであるから,Bの条件より0<β≦ω@)≦1が成り 立つ・また・μ∈洞より/二一1となる・よって・llμII・・≦んを齪するん≧・1ま明らか に存在する.従って,ル1は一様有界性を満足する.次に,同程度連続性については,コン パクト集合E上の連続関数であるμ∈ル{⊂0(E)*は一様連続であり,明らかに同程度連続 性を満足する.また,潮はその作り方より閉集合でもある.従って,瀕は*弱位相で0(E)*
のコンパクト部分集合となる.
次に,ルfが凸集合であることは,0≦オ≦1と任意のμ1,μ2∈Mに対して,診μ1+(1一オ)μ2∈
洞が調できればよい・可測関数の積分の定義に立ち返ることで/ω嘔+(1一オ)μ・)一1
が成り立ち,オμ1+(1一オ)μ2∈ル{が得られる.
A.3 定理4.3.4の補足
本節では,4.3節定理4.3.4の証明において,煩雑となるために省略した式変形を述べる.
なお,本節で使用される記号等はすべて定理4。3.4で扱ったものと同じものとする.
残された内容は,不等式
鵜ご1鵬il卵@剃
(∫ん)(∫鳶) (¢+)・(の⇒面≦∠驚1鵬1卵@の脚+妬
を示すことである.いま,(4.31)より,¢+,飢∈瓦・、o君・、 o…o瓦・ん(β(∫鳶(勾,e一f・))に対し て,(4.28)を用いることで,
1・gl鍔;i紹15≦ん・・(i畑一一1+1飼一匹1)
となり,
iil箸;i紹18≦・xp{ん・・(陶一飼i脚)一ノ・@⇒1)} (A・8)
を得る.従って,∫鳶(勾,∫た(¢+)∈β(井(∬),e噸)より,忌無げた(餌)一!た(剛=0となるこ とに注意すれば,
無・xp{ん・・(1!ん叫)イ鳶(勾1+1飼一ハ・一)D}一1 となる.そこで,ε夷>0として,
・xp{鳶・・(げ鳶(・+)一∫鳶@)田飼一茄.)D}一・+・傷
とおけば,η→○。で¢とんに依存することなく一様にε夷\0となる.従って,(A.8)より,
lll;;1紹[≦1+・夷 (A・9)
を得る.また,
鵜ご1糊1♂聯,e一つ)llli;紹r面 (A・1・)
≦1蕉購1!μ(β(剛ll箸;i紹r4・1(Aユ1)
+馬飼1♂獅,・一・))ll寡;i紹r磁(Aユ2)
+i烈灘.)1♂・μ(B圃)lilli;i紹154・1(A・13)
となる.ここで,(A.11)と(A.13)は,η→oOでたと¢に依存することなく一様に0に収束 することに注意しておく.更に,(A.12)は(A.9)を用いることで,
二二1鵬11げ聯,・一つ)lll;二割≦∠緊二ご鵬1げ・μ(恥一・))(1+・傷)畝
一∠瓢ご瞬時1ゲ・μ(β(¢,e一つ)伽
+・夷鵜頴鵬げ・μ(B(・,・一w
となる.従って,上式の後ろの項と(A.11),(A.13)をまとめてε。とおけば,(A.10)は
濫凝糊1〜聯・・一つ)lll;1紹1ε面≦ゐ案即下1♂・μ(四一・))帆
となる.
A.
84
附記
本論文に使用した図の出典は次の通りである。
1)図1.2:文献κ訊Fα1coηer[6]より引用
2)図12を除くすべての図.:文献κJFαJcoηeγ[71より引用
なお,図2.1に関しては,筆者の判断により,文献κ.」∴FαJcoηεd7]の原図に補助線を書 き加えたものを用いた.
[1]Tim Bed表)rd and Albert M. Fisher:Analogues of the Lebesgue density theorem fbr fract翫l sets of reals and integers, Proc. Londoll Math. Soc.,(3)64ラ(1992),95−124
[2]Rufus Bowen:Equilibrium States alld the Ergodic Theory of Anosov Differmorphisms,
Lecture Noもes ill Mathematics,470, Springer−V6rlag,1975
[3]Colleen D. Cutler:Strong aRd weak duality p血ciples fbr fractal dimension in Euclidean space, Math. Proc. Camb. PhiL Soc.,118,(1995),393−410
[4】RoberもL. Devaney: AF三rst Course in Chaosもic Dynamical Systems:Theory and Experiment, Addison−W6sley PubHshing Company,1992.:ロバート・L・デバニー:
カオス力学系の基礎(重本和泰他一訳),星雲社,1997
[5]:Kenneth J. Falconer:The Geometry of Fr翫ctal Sets, Cambridge University Press,1985:
:K.J.ファルコナー:フラクタル集合の幾何学(畑 政義訳),近代科学社,1989
[6]Kenneth J. Falconer:Fractal Geometry〈Mathe皿atical Fbundations and ApPlicat三〇ns>,
John Wiley&Sons,1990
[7】K:enneもh J. Falconer:艶chniques in Fractal Geometry, John Wiley&Sons,1996
[8]Edward N. Lorenz: Deterministic Nonperiodic Flow, J.Atmospheric Sciences,20,
(1963),130−14!
[9]Benoit B。Mandelbrot:The丘actal Geometry of Nature, W.H.Freeman and Company,
N.Y.,1982:B.B。マンデルブロー:フラクタル幾何学(広中平祐監訳),日経サイエンス,
1985
[10]David Ruelle:Thermodynamic Formalism:the M翫thematical Structures of C1翫ssical Equilibrium Statistical Mechanics, Addison−Wesley,1978
[111猪狩 慢:実解析入門,岩波書店,1996
[12]石村貞夫,石村園子:フラクタル数学,東京図書,1990
[13]伊藤清三:ルベーグ積分入門,裳華房,1963
85