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3.1. 事業全体の成果

3.1.1 住宅分野向けノンフロン型省エネ冷凍空調システム開発

ルームエアコン、パッケージエアコンなどで、安全・安心・快適な新しいコンセプトに基づくノンフロ ン型冷凍サイクル及び装置・システムを考案・開発した。ベンチスケール試験、機器・システムの最適化・

複合化、実機適用試算等により検証した。

①住宅用マルチ空調機の研究開発【株式会社ダイキン環境・空調技術研究所】

全部屋に空調機を設置するマルチ空調機のニーズに対し、HFC と比較し理論効率の劣る CO2 冷媒を用い、

これまでに、(株)ダイキン環境・空調技術研究所が開発した CO2 二相流膨張機・圧縮機を組み込んで高 効率化を行い、HFC 冷媒で、住宅用マルチ空調機を実現する際に想定される性能に対し、実用運転モードで 同等以上の性能を達成する住宅用 CO2 マルチ空調機の研究開発を目的として下記項目について実施した。

・CO2 二相流膨張機・圧縮機搭載 CO2 マルチ空調機の研究開発

・CO2 二相流膨張機・圧縮機搭載 CO2 マルチ空調機用熱交換器の研究開発

②住宅用コンパクト再生方式省エネ型換気空調システムの開発【新日本空調株式会社】

住宅における換気と冷房、換気と暖房の両立が可能で同時にエネルギー性能がよい「コンパクト再生方 式省エネ型換気空調システム」を開発すると同時に「省エネ型快適制御技術とシステム運用技術の開発」

を行うもので、下記研究項目を実施した。

・マグネトロン方式等による吸着剤の脱離方式の開発

・高速再生調湿器の開発

・高効率蓄熱式熱交換器の開発

・コンパクト再生方式換気空調システムの開発

・省エネ型快適制御技術とシステム運用技術の開発

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3.1.2 業務分野向けノンフロン型省エネ冷凍空調システム開発

(委託)

コールドチェーンや大容量空調機、システムなどで、安全・安心・快適な新しいコンセプトに基づくノン フロン型冷凍サイクル及び装置・システムを考案・開発した。ベンチスケール試験、機器・システムの最適 化・複合化、実機適用試算等により検証した。

③室温磁気冷凍システムの開発【中部電力株式会社】

新型磁気作業物質を探索すると共に、熱交換性能に優れた形状を持つ材料を安に製造できる技術を探索 した。磁気作業物質の形状や熱輸送媒体の諸物性に加え、磁気作業物質の充填率や圧力損失を考慮した実 験的および解析的検討を進めた。磁気冷凍システムの設計指針の獲得および最適運転条件を把握し、現用 の冷凍システムと同等以上のCOP:3以上を有した冷凍能力 500W 級の磁気冷凍機システム試作・性能 検証を目的として下記研究項目を実施した。

・磁気作業物質材料開発

・磁気冷凍システム開発

④CO2 二次冷媒式ヒートポンプ空調機の開発【三菱重工業株式会社】

ビル用空調システムとして、CO2 を二次側冷媒とする空調システムを開発すべく、長寿命無潤滑 CO2 ポ ンプ、CO2 搬送システムの圧力制御、一次側制御を含めた全体最適化の制御を確立するため下記研究項目 を実施した。

・超臨界 CO2(温熱搬送)と液相 CO2(冷熱搬送)対応の長寿命無漏洩無潤滑ポンプの研究開発

・超臨界 CO2 熱搬送システム圧力制御手法の開発

・自然冷媒ヒートポンプシステムの開発

(助成)

コールドチェーンや大容量空調機、システムなどで、安全・安心・快適な新しいコンセプトに基づくノン フロン型冷凍サイクル及び装置・システムを考案・開発する。ベンチスケール試験、機器・システムの最適 化・複合化、実機適用試算等により検証する。

⑤プロパン/炭酸ガス・ノンフロンカスケード式省エネ冷凍・冷蔵・低温空調システム開発

【三菱重工空調システム株式会社、アイ・ケー・イー冷凍技研株式会社、株式会社三冷社】

食品工場等の冷凍・冷蔵・低温空調のニーズに対応し、実用運転モードで現状対比 20%の省エネを図る プロパン/炭酸ガスカスケード一体型ユニット・システムを開発するため下記研究項目を実施した。

・プロトタイプの改良

・ベンチテストによるデータ分析、評価

・フィールドテストによるデータ収集、分析、評価

⑥炭化水素冷媒を使用した高効率ヒートポンプチラーの開発【ゼネラルヒートポンプ工業株式会社】

炭化水素冷媒を用いて、冷暖房・氷蓄熱・給湯・排熱回収運転等が可能な、省エネルギーでなおかつ安 全性の高い高効率ヒートポンプチラーを開発するため下記研究項目を実施し、本研究開発事業を完了した。

・炭化水素ヒートポンプ試作、運転モード毎の性能試験、評価

・ 冷媒の漏洩原因の解析、冷媒の流れや可燃性の解析と安全性の評価

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⑦CO2、プロパンガスの混合冷媒使用の圧縮蒸発式冷凍機サイクルにて、低温ブラインを循環させるノン フロン型冷凍装置の開発 【株式会社マック】

アンモニア冷媒冷凍機の代替が可能で、コスト・COP等に優位性を確立し、安全性を高めて、汎用化 が可能な製品とする CO2+プロパンガス混合冷媒を用いた冷凍サイクルシステムの開発を行い一般市場 に展開するため下記研究項目を実施した。

・混合冷媒理論解析・検証、および冷凍サイクル理論値算出

・熱交換器開発に係るテスト機検証、及び熱交換機設計

・CO2+プロパンガス混合冷媒の不燃性評価

⑧ハイドロカーボン系冷媒業務用空調・給湯ヒートポンプの開発【株式会社前川製作所】

省エネ性と安全性を両立させ、業務用空調市場への普及を前提としたノンフロン空調・給湯ヒートポン プシステムの開発を目的とし、ハイドロカーボン系冷媒を選択した冷房・暖房・給湯が可能なヒートポン プシステム(セントラル方式、二次冷媒=水)を開発するため下記研究項目を実施した。

・最適冷媒・冷凍機油の選定

・要素技術の開発

・漏洩防止技術、漏洩シミュレーション、検知、及び処理技術の開発

・試作機の開発

⑨コンビニエンスストア向けノンフロン型省エネ冷凍空調システムの開発【サンデン株式会社】

ショーケース技術、冷凍機低圧制御技術等のコンビニエンスストア関連技術を統合、発展、空調とショ ーケース間の効率的な廃熱利用により、空調とショーケースで安全性と経済性を備えたノンフロン化と 15%以上の省エネを同時に実現し、空冷凝縮式NH3冷凍システム、NH3/ブライン/CO2二元冷凍 システムの開発することを目的とし下記研究項目を実施した。

・環境可変実験店舗の評価

・冷蔵・冷凍・空調システムの開発、試運転

・省エネシミュレーションの開発、実施

⑩冷暖同時運転ビル用マルチ空調機【三菱電機株式会社】

2管式冷媒回路、排熱利用型ビル用マルチ空調機をノンフロン化し、冷媒回路構成とその制御を含むシ ステム・主要要素機器を開発すべく、CO2 冷媒を適用した場合の総合効率 HFC 冷媒空調機同等以上を目的 とし下記研究項目を実施した。

・冷暖同時運転ビル用マルチ空調機冷媒回路制御技術の開発

・膨張動力回収技術の開発

・CO2 圧縮機技術の開発

⑪CO2 冷凍サイクルの高効率化技術の開発【三洋電機株式会社】

自然冷媒(CO2)による高効率な業務用冷凍システムの実用化を目的とし、CO2 冷凍サイクルの高効率化技 術、新サイクル対応冷凍機ユニット化技術(大容量[7.5kW]密閉型 CO2 圧縮機)、システム性能安定化技術 の研究開発を実施した。

・冷凍サイクル高効率化技術の開発

・新サイクル対応冷凍機ユニット化技術の開発

・システム性能安定化技術の開発

・自然冷媒冷凍システムの実証

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3.1.3 運輸分野向けノンフロン型省エネ冷凍空調システム開発

空調機器として、安全・安心・快適な新しいコンセプトに基づくノンフロン型冷凍サイクル及び装置・シ ステムを考案・開発した。ベンチスケール試験、機器・システムの最適化・複合化、車両への適用試算等に より検証した。

⑫炭酸ガスを冷媒とする廃熱利用冷凍空調システムの開発【株式会社本田技術研究所】

炭酸ガス冷媒を用い、大幅な燃費向上を可能とする車載用廃熱利用吸収冷凍機または吸収圧縮冷凍機の 開発について下記研究開発項目を実施した。

・CO2 吸収剤の物性把握

・CO2 吸収冷凍サイクル技術の確立

・熱・物質伝達促進研究

⑬カーエアコン用空気サイクル・デシカントシステムの開発【株式会社アースシップ】

空気の圧縮膨張で冷却する空気サイクルシステムを、デシカントで性能向上をはかり、自動車の排ガス やエンジン廃熱を利用して、省エネ型カーエアコン試作機を開発するため下記研究開発項目を実施した。

・自動車排出エネルギー回収型空気サイクルシステムの開発

・低温再生型高効率デシカント素材の開発

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3.1.4 実用的な運転モードおよび評価手法ならびに安全基準の構築

通年&期間モードなど実用性を考慮した運転モード、および評価手法、安全性基準の調査検討を行い、各 開発項目の実施者へ提示・説明を行うとともに、一般にも公開し国際的な基準(標準)形成に資する。

⑭実用的な性能評価、安全基準の構築【社団法人日本冷凍空調工業会】

世界の開発動向・実用化時期を鑑み、実用的運転モードを想定した上での性能評価手法の開発、安全性 基準を構築するため、下記調査、研究を実施した。

・性能評価手法の確立

・性能予測法の開発

・安全性基準の構築

⑮実用的な性能評価、安全基準の構築【独立行政法人産業技術総合研究所】

世界の開発動向・実用化時期を鑑み、安全性基準を構築するため、下記調査、研究を実施した。

・安全性基準の構築