強度(9648) 2319[ 【+Na]+
1171 EM+2Na]2+
1334[M―(GalttLac)千Na]+
―(GattLac)
応はほとんど進行 しないということである。 この ことは、
3‐ 4‐2で の TMSOTf存 在下
4糖 イ ミデー ト供与体 72を 用いた反応、および、
3‐牛 3で の NIS/AgOTf存 在下チオ グリコシ ド 73bを 用いた反応でそれぞれの供与体がなかなか消費されなかった こと、
な らびに、
3‐4‐3で の MeOTf存 在下チオグリコシ ド 73bを 用いた反応では、 TLC分
析によ り、生 じたスルホニウム塩中間体が消費されずに残存 していることを確認 し た ことよ り考察 される。 これ らの反応では供与体が活性化 されたにもかかわ らず受 容体の間で生 じる立体的込み合 いが著 しいため、受容体の 3位 水酸基への接近が大 きく妨げられ、縮合反応が進行 しなかったと考え られる。 これ と同様のことは
3‐ 3‐4での 2位 に TBDPSを 有する
Lac(αl‑3)Hep供 与体 62を 用いた反応でも観察された。
以上の ことか ら、 2位 に TBDPS基 や GlcNAc残 基のようなかさ高い置換基を有する
供与体を
Lac(βl‑3)Hepの 3糖 受容林 と反応 させた場合、
3,牛分岐糖の収率が著 しく
低下することがわかった。
本章の実験よ り、
2,3‑および
3,牛分岐の両構造を有する 7糖 の合成は、供与体 とし て単糖、および 3糖 を使用することで可能であるといえる。すなわち、単糖供与体 を用 いた場合は、
3,牛分岐ヘプ トース 4糖 構築後、非還元末端ヘプ トースにグル コサ ミン、ラク トースの導入を順次行い、 7糖 を構築することができる。
3糖 供与体 を用いた場合は、まず、
2‑0‑旺〕 DPS基 の代わる選択的脱保護可能な置換 基 を有する誘導体 を合成 し、
3,4‑分岐ヘプ トース 6糖 構築後、非還元末端ヘプ トース ヘのグルコサ ミンの導入よ り 7糖 を構築できる。
2,3‑分
岐 4糖 供与体 を用いた場合で も、 3糖 供与体 にくらべ収率は低下するが、
2,3/3,牛
分岐の両構造を有する 7糖 が得 られることがわかった。今後、縮合反応条件
を最適化することでよ り高い収率で標的 7糖 が得 られる可能性が高いといえる。
結 論
本研究を通 して、
3‑0‑シリル誘導体を使用することで
2,3‑及び
3,牛分岐ヘプ トース の両構造の構築が可能 となった。本研究 によってはじめて
2,3‑分岐ヘプ トースの合 成を達成 した。また、
2,3‑および
3,4‑分岐の両構造 を有する標的 7糖 の合成を達成 し た。また本実験によ り 7糖 構築の基礎 となる
3,牛分岐ヘプ トースの合成に関 して、
受容体の 2位 置換基、供与体の 2位 置換基がそれぞれ縮合反応に重要な役割 を果た
していることがわった。今後、 この情報 を基によ りよいアプローチで 7糖 構築が可
能 となるであろう。 ・
実験 の部
一般操作
旋光 度
HORBA SEPA‑200を
使用 した。融点測定
YANAGIMOTO
cЮ melting apparatusを 使 用 した。赤外 吸収 スペ ク トル
JASCO FT/1R‑53CXJAを
使用 した。元 素分析
京都 大学元 素分 析セ ンター 、及 び、鳥 取大学 生命機 能研 究支援 セ ンター に依頼 した。
NMR測
定す べ て の化 合 物 の
NMRの
測定 にはJEOLJNM―
ECP 5CXlを 使 用 した。装 置 の操作 、及 び 、NMRデ
ー タ解析 をNMR装
置 に接続 され た02コ ン ピュー タ (S COn Graphics hc.) 上 のDelta(Ven 3,02,JEOL USA hc.)プ
ログ ラム によ って行 った。lH NMR測
定 は重 ク ロロホル ム 中25°Cに
て行 い、 内部標準 にテ トラメチル シ ランを 使 用 した。13c NMR全
て の測 定 は重 ク ロロホル ム 中25°
Cに
て行 い、内部標準 にク ロ ロホル ム (δ=77.0)を
使 用 した。DQF―COSゝ HMQC,HMBCス
ペ ク トラはパルス フ イール ドグ ラジ ェ ン トユ ニ ッ ト(PFG)を
用 いた測 定法 によ って得 た。質 量分析
高分解 能 electorospray―ionaization mass spectЮ metry(HR―
ESIMS)及
び、高分解 能 fast̲atom bo bardment mass spectЮ
me町
(HR―FABMS)は
理研 の分子構造解 析室 (江角保 明氏)に
測 定 を依頼 した。溶 殉 試薬
ジエ チル エー テル 、1,4‑ジオ キサ ンお よび
THFは
水 素化 リチ ウム アル ミニ ウム上 で 還 流 した後 、 分 留 した もの を使用 した。 ジク ロロメタ ン、1,2‑ジク ロロエ タ ンは水 素 化 カ ル シ ウム 上 で還 流 した後 、分留 した もの を使 用 した。 ジ メチル ホル ム ア ミ ドは モ レキ ュ ラー シー ブス(4A)上
で保 存 した もの を使 用 した。 ピ リジ ン、トリエ チ ル ア ミ ンは水酸 化 ナ トリウム上 で保存 した もの を使用 した。
10%ノ
ヽラジウムー炭 素 は塩 酸 (0。2M)で
洗 浄 し、 中性 にな る まで蒸 留水 で洗 浄 した後 、乾燥 させ た もの を使 用した。 そ の他 の溶媒、試 薬 は特別 な場合 を除いて市販の もの をそ の まま使用 した。
モ レキ ュ ラー シー ブス
(4A,AW‑300)は
使 用 直前 に、200°Cに
て一 晩減圧乾 燥 (真 空 オー ブ ン)し
た もの を使 用 した。薄 相 ク ロマ トグ ラフィー
(TLC)
TLCプ レー トは、市販の
Silica ge1 60 F254(E,Merk)をガラス板上に覆つたものを使用 した。薄相上の化合物は UV(254 nm)照 射、または、 10%硫 酸
/メタノールに浸 した 後、ホ ットプレー ト上
(120°C)で 焼 くことで視覚化 した。
シリカゲルクロマ トグラフィー
Silica ge1 60(0.063‑0。
200 nm)を オープンカラムクロマ トグラフィーに、
Silica ge1 60(0。MO‑0。
063 nm)を フラッシュカラムクロマ トグラフィーに使用 した。使用 した溶出 溶媒は、単蒸留 した溶媒か ら調整 した。
ゲル浸透クロマ トグラフィー
Sephadex LH‑20(Amersharn Bioscience),80× 2.5 cm,`
溶出溶媒はクロロホルム
/メタノ
ール
(1■ ,v/V)、または、 地域学部
(田村助教授 )の BioBeads SX‑1(BiORad),89x2.5cm,
溶出溶媒は トルエンを使用 した。
ドキュメント内
3‑0‑シ リルヘプ トース中間体を用いた 分岐コアオ リゴ糖鎖の構築
(ページ 91-95)