• 検索結果がありません。

7 平均寿命と健康寿命の差

ドキュメント内 「地域在宅力アップのための連続研修会」 (ページ 107-111)

37 http://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/21_2nd/pdf/4_2_1.pdf

H12~ 第3次国民健康づくり対策

~21世紀における国民健康づくり運動(健康日本21)~

一次予防重視

健康づくり支援のための環境整備 目標等の設定と評価

多様な実施主体による連携のとれた効果的な運動の推進

S63~ 第2次国民健康づくり対策 ~アクティブ80ヘルスプラン~

運動習慣の普及に重点をおいた対策 (運動指針の策定、健康増進施設の推進等)

1978

1988

2000

2013

S53~ 第1次国民健康づくり対策

健康診査の充実 市町村保健センター等の整備 保健師、栄養士等マンパワーの確保

H15 健康増進法の 施行

H18 医療制度改革 関連法の成立 H20 特定健康診査・

特定保健指導開始

H25~ 第4次国民健康づくり対策 ~健康日本21(第2次)~

健康づくり対策の流れ

38

項 目 現 状 目 標

①健康寿命の延伸(日 常生活に制限のない期 間の平均の延伸)

男性

70.42年

女性

73.62年

(平成22年)

平均寿命の増加 分を上回る健康 寿命の増加

(平成34年度)

②健康格差の縮小(日 常生活に制限のない期 間の平均の都道府県 格差の縮小)

男性

2.79年

女性

2.95年

(平成22年)

都道府県格差の 縮小

(平成34年度)

(注)上記①の目標を実現するに当たっては、「日常生活に制限のない期間の平均」

のみならず、「自分が健康であると自覚している期間の平均」についても留意すること とする。

また、上記②の目標を実現するに当たっては、健康寿命の最も長い都道府県の数 値を目標として、各県において健康寿命の延伸を図るよう取り組むものである。

〈具体的な目標〉

39

目標項目

こころの健康

① 自殺者の減少(人口10万人当たり)

② 気分障害・不安障害に相当する心理的苦痛を感じている者の割合の減少

③ メンタルヘルスに関する措置を受けられる職場の割合の増加

④ 小児人口10万人当たりの小児科医・児童精神科医師の割合の増加

次世代の健康

① 健康な生活習慣(栄養・食生活、運動)を有する子どもの割合の増加 ア 朝・昼・夕の三食を必ず食べることに気をつけて食事をしている子どもの割

合の増加

イ 運動やスポーツを習慣的にしている子どもの割合の増加

② 適正体重の子どもの増加

ア 全出生数中の低出生体重児の割合の減少 イ 肥満傾向にある子どもの割合の減少

高齢者の健康

① 介護保険サービス利用者の増加の抑制

② 認知機能低下ハイリスク高齢者の把握率の向上

③ ロコモティブシンドローム(運動器症候群)を認知している国民の割合の増加

④ 低栄養傾向(BMI20以下)の高齢者の割合の増加の抑制

⑤ 足腰に痛みのある高齢者の割合の減少(千人当たり)

⑥ 高齢者の社会参加の促進(就業又は何らかの地域活動をしている高齢者の 割合の増加)

〈具体的な目標〉

40

高齢者医療の縦断的側面

老化

健常 高齢者

疾病 発症

障害 発生

要介護状態 終末

健康寿命

寿命

この期間の短縮が目標

~74歳

(前期高齢者) 75~84歳

(後期高齢者) 85歳~

(超高齢者)

42

2015/2/9

8

43

では、病気を予防すれば 要介護状態にならないのか?

44

健 常 高 齢 者

疾 病 発 症

老化

慢 性 期 医 療 ケ ア (介 護)

終末期ケア

~74歳

(前期高齢者)

75~84歳

(後期高齢者)

85歳~

(超高齢者)

×

高齢者の寿命と健康寿命

45

0% 20% 40% 60% 80% 100%

40~64歳 65~69歳 70~74歳 75~79歳 80~84歳 85~89歳 90歳以上

脳血管疾患 心・呼吸器疾患

関節・脊損 神経変性・感覚器障害・糖尿病

認知症 骨折・転倒

高齢による衰弱 その他

平成22年度日本人の年齢階級別要介護に至った要因(%)

21.5 24.1 15.1

3.9 3.2 6.1

3.0 2.8 3.5

2.8 2.5 3.5

2.3 2.2 2.3

15.3 20.5 3.7

13.7 13.1 15.2

10.9 7.4 19.4

10.2 9.3 12.7

16.4 14.8 18.4

0% 20% 40% 60% 80% 100%

総数 要介護者 要支援者

脳血管疾患(脳卒中)

心疾患(心臓病)

糖尿病 呼吸器疾患 悪性新生物(がん)

認知症 高齢による衰弱 関節疾患 骨折・転倒 その他

33.5% 50.1%

要介護度別にみた介護が必要となった主な原因

(資料:厚生労働省「平成22年国民生活基礎調査の概況」)

我が国の健康をめぐる現状⑥

介護が必要になった要因は生活習慣病が3割、認知症や、高 齢による衰弱、関節疾患、骨折・転倒で5割。

46

47

自立

フレイル

要介護状態

フレイル

要介護状態 要介護状態

自立

フレイルとは老化に伴う様々な機能の低下(予備能力の低下)により、

疾病発症や身体機能障害に対する脆弱性が増す状態。

特に後期高齢者に頻度が高い。

高齢者、特に80歳以上の高齢者が要介護になる原因は、病気になる よりも、むしろこの虚弱が原因であることが多い。

疾病モデル

フレイルモデル 脳卒中

骨折

肺炎

Aging death

death

2015/2/9

9

フレイルの定義

49

1.Weight Loss(体重減少:1年に4~5kg)

2.Exhaustion (疲労感)

3.Low Activity (活動量の低下)

4.Slowness (歩行速度の遅延)

5.Weakness (筋力低下)

上記の5項目の内3項目当てはまればフレイル、1~2項目ならプレフレイル J Gerontol A Biol Sci Med Sci. 2006; 61: 262-266.

サルコペニア関連

50

虚弱(frailty)と二次予防事業の対象者候補の選定

(基本チェックリスト)項目との関連

51 項 目 虚 弱* 二 次 予 防 事 業 の 対 象 者 選 定 項 目

1) 栄養 1年で体重が4.5kg以上

減少

6ヵ月間で2~3 kg以上の体重減少 及びBMIが18.5kg/m2未満 2) 身体能力

通常歩行速度評価(15 feet歩行速度、性・身 長階級別下位20%)

3) 筋力 握力低下(性・BMI階

級別下位20%)

4) うつ・活力 疲労感評価

1) 生活に充実感なし、2) 楽し くない、3) おっくうに感じる、

4) 役に立つ人間とは思えない、

5) 疲れた感じがある(5項目の うち2項目以上該当)

5) 身体活動度 日常生活活動度 外出機会の設問

6) 口腔・嚥下機能 ―

7) 認知機能 ―

8) 手段的ADL ―

9) 社会とのつながり ―

○:存在する項目、―:欠損している項目 灰色部分は共通項目

* 文献6) を参考に作成。1)~5)の項目のうち3項目以上に該当すれば虚弱と判定 1) 階段での手すり使用、2) 椅子 から立ち上がり、3) 15分以上の 歩行、4) 一年間の転倒歴、5) 転 倒不安(5項目の内3項目以上に

該当する者)

フレイル・サイクル

食欲低下 摂取量↓

消費エネルギー量↓

活動度↓

歩行速度↓ 筋力↓

疲労・活力↓

サルコペニア フレイル・

サイクル 低栄養 体重↓

基礎代謝↓

52

老年医学の巨大なテーマ:Geriatric Giants

53

認知症 フレイル

高血圧 糖尿病 脂質異常症

脳血管障害

CKD COPD

心不全 低栄養 骨粗鬆症 感染症

転倒・

骨折

Giants

54

2015/2/9

10

老年医学の巨大なテーマ:Geriatric Giants

55

認知症 フレイル

転倒・骨折

後期高齢者の要介護に至る主要要因

フレイル・パスウェイ

56

フレイル

転倒・

骨折

疾病発症 リスク

家縛り・

社会的孤立

認知機能 低下

要介護状態

57

高齢者の健康寿命の短縮要因

~74歳

(前期高齢者)

75~84歳

(後期高齢者)

85歳~

(超高齢者)

健 常 高 齢

障 害 の発 生

老化

要 介 護 状 態

フレイル

障害の 進行

老化

新たな疾病

障 害 の発 生

老年症候群 老年症候群

加齢と身体組成の変化

58

サルコペニア概念の背景

59

1) サルコペニア (sarcopenia) とはRosenberg IH により提唱 された造語で、 “sarco”はギリシャ語の” sarx ”由来と され、英語の”flesh”「肉、肉付き」を表し、”penia”

は英語の”loss”「消失、欠如」を表す。

2) サルコペニアは「加齢に伴う筋力の低下、または老化に伴う 筋肉量の減少」を指す。

3) 一般にヒトの筋肉量は40歳代より低下が始まり、40歳から 年に0.5%ずつ減少し、65歳以降には減少率が増大され、

最終的に80歳までに30%から40%低下がみられる。

4) 筋肉量の減少はtype IIa 筋肉線維を中心とした萎縮と線維自 体の減少に原因がある。

5) 一般に筋肉の減少分は脂肪に置き換えられる。

ロコモティブシンドロームとサルコペニアの関係

(骨粗鬆症、

骨折)

関節

(変形性関節症、脊 柱管狭窄症など)

ロコモティブシンドロームは運 動器症候群とも言われ、日本 整形外科学会が「運動器の障 害」により「要介護になる」リス クの高い状態になること、と提 言。

運動器とは骨、関節、筋肉をさ し、それらの加齢に伴う疾患 や、機能不全が要介護状態に 直結しているとの概念。

ロコモティブシンドロームは運 動器すべてに関することであ り、サルコペニアはその中で、

筋肉に関することに相当。

筋肉

(サルコペニア)

ロコモティブシンドローム

60

2015/2/9

11

Sarcopeniaの定義

61 四肢筋肉量の合計(kg) / 身長(m)2

=skeletal muscle mass index (SMI)

18-40歳の平均筋肉量の2SD未満

Baumgartner RN. Am J Epidemiol, 1998;47:755-763

25-year-old healthy adult 75-year-old healthy adult

ドキュメント内 「地域在宅力アップのための連続研修会」 (ページ 107-111)

関連したドキュメント