2011年
調理の評価 1. 栄養への関心 2.調理技術 現在の支援状
2. 栄養状態の評価(問題の存在を評価する)
得られた情報と目標や標準値(理想的なゴール)との比較
栄養素等の充足率の評価
栄養アセスメントと栄養診断
栄養診断は、栄養介入により栄養問題を解決できるか、ある いは症候と症状を改善することを明確にする。
栄養診断
1 • 栄養補給方法(ルート)の把握
2 • 食事摂取状況調査(栄養素等摂取量の算出)
3 • 身体計測と評価(JARD基準値との比較、判定)
4 • 症候・症状の把握
5 • 服薬内容の把握、栄養状態に関連する薬剤量
6 • 採血データの把握、評価
7 • 栄養補給量の算出(静脈、経管、経口)
8 • 栄養補給計画(栄養素別の必要量の算出)
9 • 栄養充足率とPFCバランスなどの算出
栄養アセスメントと栄養介入の間の重要な段階
栄養アセスメント表
優先順位の高い栄養問題を選ぶ
(適切な栄養診断)
症 例 : N さん 76 才 男 身長: 165 cm ,体重: 53.3 kg ,血圧: 110/64 mmHg 病 名 : 1 )肝性昏睡 2)肝硬変 3)認知症
既往歴:糖尿病
現病歴: 11 月 26 日自宅前で転倒を発見され、○○病院入院。脳挫傷、急性硬膜 下血腫。保存的治療にて意識レベル改善。しかし、その後意識レベル悪 化。肝性昏睡と診断され治療、改善。翌年 2 月 10 日退院。
2 月 12 日意識レベル低下にて再入院。アンモニア 290 μg/l と上昇。
アミノレバン点滴などにてアンモニア低下。 2 月下旬には意識レベル改善 経口摂取可能となる。 4 月に低血糖発作見られ、インスリン量調整。その 後、高血糖見られ、オイグルコンの追加処方。状態安定にて在宅療養に 向けて検討。
血液検査: WBC : 12,100 /μl , RBC : 372 × 10 4 /μl , Hb : 9.1 g/dl , Ht : 28.4 % Plt : 11.0 × 10 4 /μl , Glu : 124 mg/dl , T-Bil : 2.6 mg/dl , Alb : 2.8 g/dl ALT : 21 IU/l , AST : 25 IU/l , CRP : 0.11 mg/dl , NH 3 : 81 μg/l
問題点 : 1)意識レベル低下、肝性昏睡を起こしやすい( NI-5.7.2 たんぱく質過剰摂取)
2)摂取量変動により血糖コントロールが乱れる( NI-1.5 エネルギー摂取量過剰)
3)食塩の過剰、腹水が溜まりやすい( NI-1.10.2 ミネラル過剰摂取)
4)咀嚼力が不十分で食事が偏りやすい( NI-5.8.5 食物繊維摂取不足)
生活状況アセスメントの理解
症例 : N さん 76 才 男 、病 名 : 1 )肝性昏睡 2)肝硬変 3)認知症
高齢夫婦二人暮らし
• 妻の介護負担を見ながら、介護者の意向に沿ったプランに
独身息子介護者
• 料理技術のない息子ができる方法、シンプル・パターン化
息子夫婦と同居嫁が介護者
• 息子と嫁の生活状況に合わせたプランに 近所に住む娘が介護者
• 通いながらできる方法を考える 3世帯の同居住まい
• 経済的にも余裕があるので、家政婦さんを付けている
生活状況、介護者の状況、経済状況などから療養者(家族)の希望と栄養管理
の現実に向けて支障となっている要因を明らかにする。
栄養ケア計画の作成
栄養の充足率(過不足)を明確にする。
現在の栄養補給量と目標栄養量の比較を行い、充足 率を求める。
多くの疾患や症状・症候を抱える療養者に、画一的な 食事療法基準をそのまま目標摂取量として設定すること は現実的ではない。
目標栄養摂取量はさまざまな 角度 から検討し、妥当な設定をする。
栄養充足率から見た補給計画(プラン)の作成
栄養ケア計画書 (通所・居宅)
医師の指 示
• □なし ■あり(要点 肝性脳症の予防 指示日 9/7 )
利用者及 び家族の
意向
• 本人:自宅療養で自宅にいたい。
• 介護者:食事療法で自宅での生活を続けさせてやりたい。たん ぱく質を減らす簡単な方法を教えてほしい。
解決すべ
き課題
ドキュメント内
「地域在宅力アップのための連続研修会」
(ページ 60-66)