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4 ―その他のリスク管理

ドキュメント内 EABKR (ページ 50-55)

■―事務リスク

事務リスクとは、役職員が正確な事務を怠る、あるいは事 故・不正等を起こすこと、または外生的事象により損失を被 るリスクです。当行では、事務リスクの軽減のために、事務 手続きにおけるプロセスチェックの徹底、マニュアル等の整 備、研修制度の充実、機械化・システム化の促進等を通じ、

事務処理の正確性確保に努めているほか、総裁直属の内 部監査担当部門として他部門から独立した検査部が、本・

支店、海外駐在員事務所の内部監査を実施しています。

債等の多様な資金調達手段を確保することに加え、資金繰 りの管理を十分に行うことによって流動性リスク回避に万全 を期しています。

■―システムリスク

システムリスクとは、コンピュータシステムのダウンまたは誤 作動等、システムの不備等に伴い損失を被るリスク、さらに コンピュータが不正に使用されることにより損失を被るリス クです。当行においては、情報システムへの依存度が高ま るなか、わが国企業や外国政府等との情報交換を通じた 当行業務の円滑な遂行の観点からも、内部における情報 管理に関する役職員の意識向上、外部からのネットワーク を経由した当行の情報システムへの不正アクセスへの対応 等、情報セキュリティに関するリスク管理を重視し、「情報セ キュリティポリシー」を策定しています。また、役員および関 係部室長で構成する「情報セキュリティ委員会」を設置し、

情報セキュリティの継続的な確保に努めています。

なお、当行では、事務リスク、システムリスク以外にも、当 行業務に付随する直接的、間接的なさまざまなリスクが存在 することを認識し、このようなリスクの把握、分析および管理 を積極的に進めていく方針です。

5 ―業務運営評価制度

■―業務運営の透明性向上と成果重視の業務改善を目 指して

当行は、国民に対する説明責任の徹底と成果重視の業 務運営の推進等を目的に、2002年度から「業務運営評価 制度」を導入しています。

本評価制度の枠組みは、国際協力銀行法上の設置目 的を換言した「使命」、それに基づく業務運営上の方針であ る「業務方針」、中期的に取り組むべき「課題」等を設定す る「業務戦略」、および各年度の活動を具体化した「年間事 業計画」からなります(図1参照)。当行は本評価制度の下 で、自ら業務運営の方向性・目標を定め(Plan)、目標達成 に向け業務を行い(Do)、その結果を評価し(Check)、業務 の改善および目標の見直し等を行う(Action)、PDCAサイ クルを通じて、業務運営の自律的な改善を図っています

(図2参照)。

具体的には、これまで、「業務戦略」および「年間事業計 画」について、各々評価を行い、その結果を次の業務運営 のサイクルに反映しています。当初の「業務戦略」(2002 3月策定・公表)については、当該期間中の業務への取組 み状況や当行を取り巻く事業環境等を分析・評価し、その 結果を「業務戦略評価報告書」として20052月に公表し ました。20053月には、評価結果を反映して、また、パブ リックコメントの募集を行ったうえで、「業務戦略」を改定・公 表し、2005年度からこれに沿って業務運営を行っています。

「年間事業計画」については、「業務戦略」の下で、各年度 の計画を策定・公表し、各年度終了後、業務改善を主眼 として計画への取組み状況や達成度合いを評価し、その 結果を「年間事業評価書」として公表しています。

図1―業務運営評価制度の枠組み

を高めるため外部有識者委員会(座長:F木勇三公認会計 士)を設置しています。同委員会による評価手法・結果の妥 当性および評価制度の今後の運用改善等に向けた意見を 取りまとめた「意見書」を、評価結果とともに公表しています。

なお、本評価制度は、「特殊法人等整理合理化計画」

20011219日閣議決定)における「政策金融について 評価手法を検討し、その結果を事業に反映させる仕組み を検討する」との指摘や、「行政機関が行う政策の評価に 関する法律」(政策評価法、20024月施行)に基づく中央 省庁の政策評価の実施を踏まえた当行としての取組みで もありますが、「簡素で効率的な政府を実現するための行 政改革の推進に関する法律」(2006526日成立)等に 従い、新組織や業務のあり方を踏まえつつ、適切に見直さ れることとなります。

また、「特殊法人等整理合理化計画」で示された保証機 能の積極的活用、貸付け資産等のリスク管理の適切な実 施等の事業の見直しについては、「業務方針」、「業務戦略」

に反映されています。

「業務戦略」および「年間事業計画」の具体的内容や、こ れらの評価結果、本評価制度の詳細は、当行ホームページ に掲載しています。

6 ―国際協力銀行評議員会

当行は、各界の有識者から当行業務運営について意見 を聴取することを目的として、20054月より国際協力銀行 評議員会を設置しております。また、透明性向上の観点か

ら、同評議員会の議事概要を当行ホームページに掲載して 公表しております。

【評議員会の概要】

●評議員:国際金融、貿易投資、開発援助等について学識経験のある者のなかから総裁が任命。

●定員:10名以内

●任期:2年(再任可)

●開催時期:年2回程度

●公表:議事の概要について当行ホームページに公表

【評議員名簿】20073月末現在。五十音順。敬称略)

今井   敬   新日本製鐵(株)相談役名誉会長  貝塚  啓明   京都産業大学客員教授

行天  豊雄   (財)国際通貨研究所理事長 小島   明   (社)日本経済研究センター会長 斉藤  邦彦   民間外交推進協会理事長

【2006年度開催実績】

第3回(2006年4月13日)

●政策金融改革における本行の在り方の決定について

●新組織体制への移行準備について

佐々木 幹夫 三菱商事(株)取締役会長 嶌   信彦 ジャーナリスト

竹内 佐和子 京都大学客員教授/外務省参与・大使 畠山   襄 (財)国際経済交流財団会長  三木  繁光 (株)三菱東京UFJ銀行取締役会長

第4回(2006年12月14日)

●平成19年度概算要求について

●改正JICA法及び新JICAの制度設計のポイント

●新政策金融機関について

2006年度「わが国製造業企業の海外事業展開に関す る調査報告」について

【海外経済協力業務運営協議会の概要】

●定員:関係行政機関の職員15名以内

●任命:外務大臣が委員を任命

●会長:会長は委員の互選で選出

●公表:議事の概要については、当行ホームページに公表

【委員名簿】(20073月現在。敬称略)

外務事務次官 谷内 正太郎 内閣府事務次官 内田 俊一 総務事務次官 松田  財務事務次官 藤井 秀人 文部科学事務次官 結城 章夫

【2006年度開催実績】

第1回(2006年12月15日)

●年次報告書2006、円借款活動レポート2006について

●国際協力銀行の平成19年度予算要求

●平成17年度海外経済協力業務実績

●貧困削減における地方開発の役割

当行では、国際協力銀行法第22条に基づき、外務大臣 が任命した関係行政機関の代表を委員とする「海外経済 協力業務運営協議会」を設置し、総裁の諮問に応じて海外

経済協力業務の運営に関する重要事項について審議して いるほか、当行の海外経済協力業務の具体的な実施状況 について報告をしています。

厚生労働事務次官 辻  哲夫  農林水産事務次官 小林 芳雄 経済産業事務次官 北畑  国土交通事務次官 安富 正文 環境事務次官 田村 義雄

JBIC 2OO7

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