地域の特性を活かした産業振興を積極的に推進することによって、未来を担う子ど もたちがあこがれ、より豊かで文化的な区民生活を支える、活力みなぎる産業のあるま ちを目指します。また、利用者の多様なニーズに対応し、安心して買い物ができる商店 のあるまち、子どもから高齢者まで多くの人でにぎわう活気にあふれるまちを目指します。
■ 将来像の実現に向けた、現状と今後3か年の方向性
国が実施した経済センサスの調査によれば、平成24年と26年の、区内事業所の従 業者数及び事業所数をそれぞれ比較すると、従業者数は3,463人増加し、事業所数も 55事業所増加しています。
内閣府の月例経済報告では「景気は、一部に改善の遅れもみられるが、緩やかな回 復基調が続いている」(平成29年2月)とされており、「先行きについては、所得環境の改 善が続くなかで、各種政策の効果もあって、緩やかな回復に向かうことが期待される」が、
先行きの不透明さは否めない状況です。
商店街を取り巻く環境は、消費者ニーズの多様化、インターネット通販の普及、複合 店舗との競争、経営者の高齢化や後継者難など、様々な理由により厳しい状況となって います。さらに本区の商店会加入数が減少傾向にあるなかで、東京2020オリンピック・
パラリンピック競技大会を見据え、外国人への対応力の強化も求められています。
また、消費者教育の推進に関する法律が施行され、各年代に適した体系的な消費 者教育を実施することが求められています。
そこで、異業種交流によって企業間交流、販路拡大、経営課題の解決等につながり をもたせることにより、産業の振興を図るとともに、産業競争力強化法により認定された 創業支援事業計画に基づき、地域の支援機関等と連携して、起業希望者を支援し、区 内での創業を促進します。
また、販売促進事業や環境整備事業補助等を活用して、商店街を活性化するととも に、商店の商店会への加入を促進します。
さらに、区民がより良い消費生活を送れるよう、消費者トラブルを防止するための様々 なテーマの研修会を各年代の特性に配慮しながら実施することで、消費者の自立を支 援します。
将来像 豊かな区民生活を支える、活力みなぎる産業と商店のあるまち
計画策定の考え方 財政状況と今後の財政見通し 分野別計画事業子育て・教育 コミュニティ・産業・文化 まちづくり・環境行財政運営附属資料福祉・健康
中小企業の経営基盤強化
【指標の内容、設定理由・根拠】
平成26年度から、企業で経営等に携わった経験のある専門職員を雇用し、区内中 小企業を巡回して経営や事業の課題解決などのサポートを行う中小企業支援員制度を 開始しました。
中小企業支援員は、経営に関する相談を受け解決策を助言するとともに、中小企業 の経営基盤の強化に向け、区内中小企業の現状や課題にあった施策の紹介や申請手 続の支援を行っています。
そこで、中小企業支援員がサポートした中小企業のうち、経営相談、専門家派遣、
展示会助成、東京都知的財産総合センターの利用支援など、国や都、区の支援制度 を利用し、経営基盤の強化を図った企業の割合を指標とし、区内産業の活性化に取り 組みます。
今後3か年の方向性の実現度を測るための指標
31
年度30
年度29
年度28年度 27年度
26年度 20
55 50 45 40 35 30 25
(%)
24.1
27.7 30.0
33.0
36.0
39.0
中小企業支援員のサポートで制度利用した中小企業の割合(%)
創業支援の充実
【指標の内容、設定理由・根拠】
民間活力を高めるためには、地域の開業率を引き上げ、雇用を生み出し、産業の新 陳代謝を進める必要があります。区では、産業競争力強化法により認定を受けた創業 支援事業計画(平成27年度~平成29年度)に基づき、創業支援セミナー等の創業支援 事業を実施しています。
そこで、創業支援事業により支援した創業者の数で成果を測ることとし、具体的には、
セミナー受講者のうち創業した方及び中小企業向け融資あっせん制度の創業支援資金 を利用した方の合計数を指標とします。
31
年度30
年度29
年度28年度 27年度
0 60 50 40 30 20 10
(人)
27
40 40 40 40
創業支援事業により支援した創業者数(人)
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商店街の活性化
【指標の内容、設定理由・根拠】
商店街は、地域の住民や働く人にとって身近な商品・サービスを提供するだけでなく、
まちのにぎわいを創り出すために欠かせない存在であることから、区内商店会に加入する 店舗の数を指標とします。
この結果に基づき、必要となる商店街活性化策について検討し、商店街振興施策の 充実を図ります。過去の実績を踏まえ、商店主の高齢化などに伴い廃業する場合もある ことから、現状維持を目指します。
商店会加入数(件)
31
年度30
年度29
年度28年度 27年度
26年度 25年度
24年度 23年度
2,000 2,400 2,300 2,200 2,100
(件)
2,254
2,202
2,124
2,058 2,076 2,076 2,076 2,076 2,076
消費者の自立支援
【指標の内容、設定理由・根拠】
区へ寄せられる消費者相談の件数は、ここ数年横ばい傾向にあるものの、相談内容 は多様化・複雑化しています。このことから、より良い消費生活を送るためには、消費 者被害の未然防止や消費者の自立支援等について、様々な手法により、時勢に合った 内容の啓発や情報提供をしていくことが必要です。その一環として、あらゆる世代に応 じ適切なテーマを選定した各種研修や、区内登録消費者団体による研究成果の発表 及び関係団体による展示を行う消費生活展を開催しています。
そこで、より質の高い各種研修や消費生活展を開催し、消費者の自立支援につなげ るため、研修受講者及び消費生活展への来場者が今後の消費生活に役立つと回答し た方の割合を指標とします。アンケートにおいて「大いに役立つ」「役立つ」「あまり役立た ない」「全く役立たない」の選択肢のうち、「大いに役立つ」及び「役立つ」と回答した割合 が90%となることを目標とします。
31
年度30
年度29
年度90.0 90.0
90.0
0 100 80 60 40 20
(%)
各種研修及び消費生活展で今後の消費生活に役立つと回答した方の割合(%)
※29年度からアンケート実施
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■ 人材発掘・育成 ■
区内の産業を担う人材の発掘及び技術者などの養成のため、商店街のリーダー 育成や中小企業などの後継者育成を支援するとともに、技術の伝承を図ります。
また、職業体験などを通じて、若年者の就業意識や起業意識の醸成を図ります。
事業番号 区分
事業概要(3年間)
事業名
産01-01 ◎ 若者を中心とした求職者に対して、就職活動に役立つ情報 の提供やビジネススキルアップの講座等を開催するとともに、
ハローワーク飯田橋等の雇用労働関係機関と連携して、求職 者と区内中小企業とのマッチングを図ります。
就労支援対策事業
事業量
● 講演会、講座(若者向け・保護者向け)、
区内中小企業インターンシップ 3回
●ミニ就職面接会 24回
事業費 9百万円
産01-02 ◎
事業概要は、産02-01(169ページ)に掲載 中小企業支援事業
将来像の実現に向けた、今後3か年の計画事業
■ 企業支援 ■
新たな事業へチャレンジできるよう、創業・起業支援や、経営環境の安定化支 援を行うとともに、地域の特性を活かすことにより、新たな価値を生み出す企業 を支援します。
事業番号 区分
事業概要(3年間)
事業名
産02-01 ◎ 区内中小企業に向けて、経営相談や企業経営の専門家(中 小企業支援員)派遣による経営支援、融資あっせんによる金融 支援、様々な補助金を活用した研究開発や営業活動の支援を 行うとともに、企業同士の交流を図る場を設けて商談や経営ノ ウハウの共有化などを促進します。さらに、新たな創業を支援 することで、区内産業の活性化を図ります。
中小企業支援事業
事業量
●経営相談
経営相談 3,900件
支援員相談 900件
●交流事業
ビジネス交流フェスタ 60社
5区合同ビジネスネット 30社
ビジネス交流フォーラム 60社
支援制度説明会 90社
●各種補助事業
新製品・新技術開発費 3件
展示会等出展費用 129件
経営改善専門家派遣 33件
エコサポート 15件
●融資あっせん
融資あっせん利子補給 9,750件
●創業支援
創業支援セミナー 3回
事業費 732百万円
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