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2-2 障害者福祉

ドキュメント内 全文 文京区 基本構想実施計画 (ページ 113-127)

 ノーマライゼーションの理念に基づき、障害の有無にかかわらず、だれもが人格と個性を 尊重される、一層ふれあいのある社会にしていきます。また、住み慣れた地域社会で豊かな 生活が送れるよう、居住空間の整備や地域全体のバリアフリー化などを進めるとともに、就 労支援などを推進することで、障害者の自立生活や社会参加が実現できるまちを目指します。

■ 将来像の実現に向けた、現状と今後3か年の方向性

 平成26年1月、国は障害に基づくあらゆる形態の差別を禁止する「障害者権利条約」

を批准し、28年4月には「障害者差別解消法」が施行されました。同法では、障害の 有無によって分け隔てられることなく、相互に人格と個性を尊重し合いながら、共生する 社会の実現が求められ、本区においても、「障害者差別解消支援地域協議会」の設置や、

様々な普及啓発活動に取り組んできました。

 28年4月には、改正障害者雇用促進法も施行され、30年に予定される法定雇用率 の引上げや増加する雇用者に向けた定着支援の充実も求められています。

 そこで、障害者が住み慣れた地域で自立した生活を送ることができるよう、公有地を 活用するなどにより、地域の理解を得ながら、グループホームの基盤整備を行います。

 また、精神科病院に長期入院している精神障害者が地域生活に円滑に移行し、安定 した生活を送ることができるよう、障害者等の状況に応じたきめ細かな総合相談支援の 実施や障害者の地域移行・地域定着促進のための関係機関のネットワーク構築など、

障害者基幹相談支援センターを中心とした支援体制の強化を図ります。

 あわせて、バリアフリー基本構想に基づき、生活関連経路のバリアフリー整備を進 め、ひとにやさしいまちづくりを推進するとともに、印刷物におけるSPコードの活用やデイ ジー版の作成等による情報のバリアフリー化や手話等様々なコミュニケーション支援を 推進することにより、障害者の社会参画の推進を図ります。

 さらに、障害者の就労支援については障害者の意欲と能力に応じて働けることや職場 定着が重要となるため、障害者就労支援センターが主体となり、障害者の一般就労を 促進するための働き掛けや、継続して働き続けられるためのきめ細かな支援を行うととも に、障害者施設での就労(福祉的就労)の充実を図ります。

将来像 だれもがお互いに人格と個性を尊重し、支え合うまち

障害者の日常生活・社会生活の総合的な支援

【指標の内容、設定理由・根拠】

 障害の有無にかかわらず、人格と個性を尊重し、互いに認め合う社会を実現するため、

障害福祉サービス対象者のうち利用した人の割合を指標とし、個別のニーズとライフス テージに応じたサービスが質・量ともに適切に提供されているかどうかを把握します。

 また、障害福祉サービス対象者と利用者の過去の実績を踏まえ、毎年度、利用率の 前年度比5%程度の増加を目指します。

今後3か年の方向性の実現度を測るための指標

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 23年度

利用者数 10

30 25 20 15

(%)

500 2,000 1,700 1,400 1,100 800

(人)

利用率

14.5 15.8

19.1 20.2 21.4 21.6 22.5 23.6 24.8

895 1,007 1,237 1,335 1,438 1,512 1,588 1,667 1,750

障害福祉サービスの利用率(%)

安心して地域生活を継続できるための基盤整備

【指標の内容、設定理由・根拠】

 ノーマライゼーションの理念の下、施設入所者等の地域移行や親からの独立など、

障害者が可能な限り地域の中で自立して生活ができるよう、安心・快適に生活できる知 的・身体・精神障害者のグループホームを整備していく必要があります。その達成度を 測るため、グループホームの定員数を指標とします。

 グループホームの利用ニーズを一律に把握することはできませんが、知的・身体・精 神障害者の人数が年々増加していることから、これまでの実績を勘案し、平成31年度ま でに定員92人の達成を目指します。

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 23年度

20 100 80 60 40

(人)

39 43 44

54 54

66

84 84

92

グループホームの定員数(人)

※28年度は実績値

精神障害者の地域生活の継続

【指標の内容、設定理由・根拠】

 退院する精神障害者及び在宅精神障害者に対して、地域定着支援や24時間緊急時 相談支援等事業、地域生活安定化支援事業、グループホーム利用などの障害福祉サー ビスを活用して、地域定着化を図っていきます。

 服薬や受診を中断すると病状が悪化し、再入院となることが多いため、上記の事業を 着実に実施しながら、精神障害者の地域生活を支援していく必要があります。

 そのため、新たな退院者を分母として、1年以上再入院せずに地域で生活を維持で きている人の割合を指標とします。厚生労働省の調査等から、退院後3か月以内に再入 院する割合が約2割と推定されることから、80%以上の地域定着率を目指します。

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 50

100 90 80 70 60

(%)

93.1

80.0 80.0 80.0 80.0 80.0

精神障害者の地域定着率(%)

※25年度から調査を開始し、翌年度の評価データとする。

障害者就労支援の充実

【指標の内容、設定理由・根拠】

 障害者が当たり前に働き、地域において自立した生活ができるよう、障害者就労支援 センターが、本人及び企業に対して支援を行うとともに、出身施設や学校、ハローワー クなどの関係機関と連携を図りながら、定着支援を進めます。

 就労支援は、職に就くことが到達点ではなく、長く働き続け、地域において自立した 生活ができることが重要であるため、障害者就労支援センター登録者のうち、前年度の 3月31日時点において、継続して働き続けている障害者の人数を指標とします。

 平成30年度に法定雇用率の算定基礎に精神障害者が加わることに伴い、企業におけ る法定雇用率の引上げも予定されているため、今後、新規就労者数の増が見込まれます。

 一方、就労継続者数について、27年度は、対前年度28人増となり、24年度から26年 度に比べて増えています。また、精神障害者の就職が増えていますが、定着率が低いこと、

企業側において十分な準備がないままでの採用が増えることも予想されます。

 これらを踏まえ、29年度以降は、毎年度30人の就労継続者の増加を目指します。

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 23年度

50 300 250 200 150 100

(人)

72

91 96

113

141

171

201

231

261

障害者の就労継続者数(人)

将来像の実現に向けた、今後3か年の計画事業

事業番号 区分

事業概要(3年間)

事業名

障福01-01  特別支援学校卒業生等の受入れ先を拡大するため、障害 者通所施設等整備費補助制度を活用し、民間事業者の誘致 等による整備を計画的に進めます。

日中活動系サービス施 設の整備 事業量

2棟整備 事業費 20百万円 障福01-02 地域の障害者福祉のシステム等を検討するとともに、相談 支援、就労支援、権利擁護、障害当事者の専門部会において、

当事者委員を交え、障害者の自立に向けた支援体制やネット ワークの強化、情報発信等の検討を進めます。

障害者地域自立支援 協議会の運営

事業量

障害者地域自立支援協議会 12回

相談支援専門部会 9回

就労支援専門部会 9回

権利擁護専門部会 12回

障害当事者部会 15回

事業費 5百万円

障福01-03 障害者等の状況に応じたきめ細かな総合相談支援を実施 し、障害者の権利擁護や地域移行・地域定着に関する取組 及び関係機関とのネットワーク構築など、支援体制の強化等を 推進する相談支援活動の拠点として事業運営を行います。

障害者基幹相談支援 センターの運営

3障害及び難病に関する相談

障害者等からの権利擁護に関する相

■ 障害福祉サービスの充実 ■

 障害者が自立した生活を営むため、障害の種類・程度やそれぞれのライフステージ などに応じた支援を行うとともに、障害者のネットワークづくりの推進、障害者自ら相談 に応じることを含めた相談体制の強化など、障害者福祉サービスの充実を図ります。

事業番号 区分

事業概要(3年間)

事業名

障福01-04  障害者虐待防止リーフレットの配布や、障害者施設等従事 者への研修会等を通じ、広報・啓発活動を進めます。また、

障害者虐待の通報等を受ける障害者虐待防止センターにおい て、関係機関との連携を図りつつ、虐待の防止や早期発見、

障害者の安全確保と事実確認等の迅速な対応を行います。

障害者虐待の防止

事業量

障害者施設等従事者向け研修会  6回

区民向け講演会 3回

障害者虐待防止センターの運営

事業費 2百万円

障福01-05 区内事業所との連携により、居住支援のための機能(相談、

体験の機会・場、緊急時の受入れ・対応、専門的人材の確保・

養成、地域の体制づくり)の充実を図り、障害者の生活を地 域で支えるサービス提供体制を構築します。

地域生活支援拠点等 の整備

障福01-06  難病患者等及びその家族の生活の質の向上を図るため、難 病リハビリ教室や障害福祉サービス、難病医療費助成申請受 付等を実施し、在宅療養への支援を行います。

難病患者等への支援

事業量

難病リハビリ教室 72回

難病医療費等助成申請受付 6,534件

保健師等による相談指導 1,359件

障害福祉サービス 42件

事業費 25百万円

障福01-07  回復途上にある精神障害者を対象に、集団生活指導や生 活技能訓練など各種のプログラムを用いて、対人関係の障害を 改善するとともに、日常生活の自立や社会復帰の促進を図ります。

精神障害回復途上者 デイケア事業 事業量

生活技能訓練(教育プログラム)

地域交流祭、季節の行事、施設見 学会

登録者 30人

参加者 延べ4,500人

事業費 13百万円

ドキュメント内 全文 文京区 基本構想実施計画 (ページ 113-127)