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1-1 子育て支援

ドキュメント内 全文 文京区 基本構想実施計画 (ページ 40-68)

 子どもと大人が笑い声の中で、楽しく安心して育ち合い、それを区民や子育てにか かわるすべての人たちが、思いやりにあふれた「おせっかい」の心で支え合うまちを目指 します。

■ 将来像の実現に向けた、現状と今後3か年の方向性

 平成28年4月現在、本区の0歳から5歳までの乳幼児人口は11,077人、23年と比較し て1,965人、21.6%増加しています。また、本区の合計特殊出生率は、27年には1.17とな り、5年前と比較して0.2ポイント回復しています。

 このような中、出産や子育ての不安を軽減するため、妊娠から出産、子育て期にわたり、

より身近な場で子育てを支える環境づくりが重要となっています。

 また、保護者の就労形態やライフスタイルの多様化など、子どもと家庭を取り巻く環 境が著しく変化する中、増大する保育ニーズにスピード感を持って対応するなど、子育て 支援の更なる充実が必要となっています。

 そこで、27年4月施行の子ども・子育て支援新制度を踏まえ、私立認可保育所の整備 など、幼児期の教育や保育の量の拡充と質の向上を図ってまいります。

 さらに、子どもの健やかな成長と子育て家庭の健康を確保するため、ネウボラ面接や 乳児家庭への訪問、子育て応援メールマガジンなどにより、出産や子育てに関する不安 の軽減を図るなど、妊娠期から切れ目のない支援を行っていきます。

 また、全ての子育て家庭が安心して子育てできるよう、一時保育や育成室、放課後 全児童向け事業の実施など子育て支援の充実に努めるとともに、子どもの貧困対策の 推進に関する法律等の施行を踏まえ、子どもの貧困対策に必要な教育支援、生活支援、

経済的支援など、必要な施策を推進していきます。

 なお、児童福祉法の改正に伴い、児童相談の第一義的窓口である基礎的自治体とし

将来像 地域の思いやりにあふれた「おせっかい」の輪の中で、

みんなが楽しく育ち合えるまち

子どもの健やかな成長と子育て家庭の健康の支援

【指標の内容、設定理由・根拠】

 核家族化と共に少子化が進む中で、両親ともに育児に関する知識・体験が乏しく、ま た、周囲からの支援を受けることが困難な状況となっています。

 そのため、保健師・助産師等の専門職が、全ての妊婦に対し面接を行うとともに、

生後4か月以内の乳児がいる全ての家庭を訪問し、出産・子育てに関する情報提供を行 うとともに、各家庭のニーズに応じた支援を、妊娠期から切れ目なく行っていきます。

 妊婦全数面接及び乳児家庭全戸訪問事業は、出産・子育ての不安を軽減し、子ども の健やかな成長と子育て家庭の健康の確保につながることから、その実施率を指標とし ます。妊婦全数面接は、事業を開始した平成27年度の実績76.4%を踏まえ、80%の実 施を目指します。また、乳児家庭全戸訪問事業は、対象者数や困難ケースが増加する 中でも訪問率88%の実施を目指し、孤立しがちな子育て家庭の不安や悩みの軽減に加 え、虐待の予防や早期発見など、各家庭の状況に合わせた適切な支援を着実に行って いきます。

今後3か年の方向性の実現度を測るための指標

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 23年度

実施件数 50

100

90

80

70

60

(%)

1,300 2,100 2,000 1,900 1,800 1,700 1,600 1,500 1,400

(件)

実施率 82.7

85.7

88.0 86.5 86.0 88.0 88.0 88.0 88.0

76.4

80.0 80.0 80.0 80.0

1,909

2,039 2,058 2,073 2,058

1,447 1,473 1,634 1,662 1,754 1,830 1,847 1,860 1,846

妊婦全数面接

訪問件数 訪問率

乳児家庭全戸訪問事業

妊婦全数面接の実施率及び乳児家庭全戸訪問事業の訪問率(%)

※妊婦全数面接は、27年11月開始

幼児期の教育や保育の量の拡充と質の向上

【指標の内容、設定理由・根拠】

 未就学児童人口の著しい増加等による保育ニーズの高まりに迅速に対応するため、私 認可保育所の整備を中心とした保育サービス事業量を指標とし、待機児童対策に取 り組みます。

 平成29年度の事業量は、子ども・子育て支援計画に基づくものとします。30年度以 降については、子ども・子育て支援計画の見直しを踏まえて設定することとし、増大する 保育ニーズを的確に反映した目標値とします。

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 23年度

待機児童数 0

5,000 4,000 3,000 2,000 1,000

(人) (人)

0 350 300 250 200 150 100 50

事業量

2,633 2,733 2,952 3,259

4,206

4,630

4,975

98 111 96 104 132 257

保育サービス事業量(人)

※28年度は実績値

※実績値は、各年4月1日時点

※27年度以降の数値は、子ども・子育て支援新制度の指針に基づき事業量を算定

【指標の内容、設定理由・根拠】

 区立保育園や幼稚園における保護者アンケートにより、保護者や地域住民の保育・

幼児教育に対する要望や満足度を把握することで、内容の充実を図り、更なる保育・幼 児教育の質の向上を目指します。区立保育園では、保護者アンケートの「総合的評価」

において、「大変満足している」を指標とし、7割の保護者からそう評価される保育サー ビスを目指します。また、区立幼稚園においては、保護者アンケートの「現在の本園に 総合的に満足している」を指標とし、対象の幼児が変わる中でも、継続的に8割弱の保 護者から「とてもあてはまる」と評価される幼児教育を維持することを目指します。

※幼稚園については、25年度からアンケート調査を開始

※幼稚園の28年度は実績値

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 23年度

30 90 80

70

60

50

40

(%)

75.4

71.8

75.7

71.7

76.0 76.0 76.0

47.8 46.1

53.7

57.8

64.8 64.8 66.0 68.0 70.0

幼稚園 保育園

保育園及び幼稚園利用者の保護者満足度(%)

子育て支援の充実

【指標の内容、設定理由・根拠】

 区内全ての育成室においてアンケートを実施し、保護者の満足度を把握することで、

保護者の多様なニーズを的確に捉え、保育の質の向上を図ります。

 育成室保護者アンケートにおける、保育指針に沿った育成室の運営に関する設問に 対し、「はい」(できている)と回答しているものを「評価」とし、その平均を指標とします。

過去の実績を踏まえ、おおむね85%を目標とし、毎年度1ポイントの増加を目指します。

育成室利用者の保護者満足度(%)

31

年度

30

年度

29

年度

28年度 27年度

26年度 25年度

24年度 60

100 90 80 70

(%)

77.0 77.1

81.9 83.7 84.0 85.0 86.0 87.0

※24年度からアンケート調査を開始

将来像の実現に向けた、今後3か年の計画事業

■ 子どもの権利保障 ■

 子どもの権利を保障し、子どもが健やかに成長していくため、児童虐待やいじ めを見過ごさない仕組みを充実させ、子どもの人権が尊重されるまちをつくります。

事業番号 区分

事業概要(3年間)

事業名

子01-01 子どもと家庭に関する総合的な相談や児童虐待通告に対応 し、児童相談所などの専門機関や地域と連携しながら、要保 護・要支援家庭を支援するとともに、児童虐待の未然防止と 早期発見・対応を図ります。

子ども家庭相談事業

事業量

一般相談

専門相談

子どもの最善の利益を守る法律専門 相談

事業費 89百万円

子01-02  地域において子どもと家庭に関する支援のネットワークを構 築し、関係機関と連携しながら、要保護児童対策地域協議会 を運営するほか、児童虐待対応及び未然防止を図るため、特 に養育を支援する必要のある家庭に育児支援ヘルパーを派遣 します。

 また、子育て支援講座の開催、児童虐待防止啓発事業、

養育家庭普及活動を行います。

児童虐待防止対策事 業

事業量

要保護児童対策地域協議会開催

育児支援ヘルパー派遣 2,040回

子育て支援講座 6回

養育家庭体験発表・児童虐待防止 講演会 3回

児童虐待防止啓発パンフレット等作成

事業費 28百万円

事業番号 区分

事業概要(3年間)

事業名

子01-03 改正児童福祉法により、特別区が児童相談所を設置すること が可能となり、国は、施行後5年以内を目途として設置に向けた 支援や必要な措置を講ずることとしています。

 本区においても、早期設置に向け、所管部署や全庁的な検 討体制の設置など、具体的な検討・準備を行います。

児童相談所設置に向 けた検討

【行財政運営の視点】

~児童相談所設置に向けた対応~

■ 現 状

 区として、移管に当たっての課題の抽出・整理を行った上で、ロードマップを作成 するとともに、特別区においては「児童相談所移管準備連絡調整会議」の下、特別 区としての全体のロードマップを作成するなど準備を進めています。

■ 課 題

 特別区全体で連携し、各区の共通課題の抽出や整理を行い、円滑に移管できる よう都と協議を進めていく必要があります。区では、この協議を踏まえた上で早期の 設置を目指し、施設整備、人材の確保育成、児童相談所設置市事務の検討等に 取り組んでいく必要があります。

■ 方向性

 児童相談所の早期開設に向けた具体的な準備に着手します。児童相談所の業務 は、児童相談業務や一時保護所運営のほか、児童相談所設置市事務など、多岐 にわたるため、全庁的な検討体制の下に検討を行い、的確に準備を進める必要があ ります。このため、平成29年度組織改正では、専管組織として、児童相談所準備 担当を設置します。また、心理職などの専門職については、計画的な採用を検討し ていきます。

ドキュメント内 全文 文京区 基本構想実施計画 (ページ 40-68)