3月
1 日 V補欠選挙,対抗馬なく PAPへ一一ーさる1月7' 9日に ChioCheng Thun, Kow Kee SengおよびS.T. Baniの3氏は Barisan Sosialisを脱党し,国会議 員の地位を失なった。 3月1日はその補欠選挙の立候補届出日に指定されていた がPAP以外の野党はこれに候補者を立てないため, PAPの次の3候補が無投票 で国会議員になった。
Tang See Chim部思泊(ChuaChu Kang区,もと ChioCheng Thun) S. Ramaswamy (Crawford区,もとS.T. Bani)
Tay Boon Toon鄭文治(PayaLebar区,もと KowKee Senε)
なおこれでシンガポール議会の勢力はPAP42, BS 7 (うち2は失院中〉と なった。
意法委員会,シンガポール憲法公聴会をひらく一一シンガポール政府は同国 の独立にともない新憲法制定の準備を進めているが,そのひとつとして同国内に
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シ ン ガ ポ ー ル (3月) いる少数民族を憲法上如何に保護すべきかを調査するため,このほど11人からな る憲法委員会を任命した(委員長WeeChong Tin黄宗仁最高裁判事,副委員長 A. P. Rajah国会議長, A.Mana£ Ghows, G. Abisheganaden, S. H. D. Elias, M. J. Namazie, C. F. J. Ess, C. C. Tan陳才清, G. Starforth Hill, Kirpal Singh, Syed Esa Almenoar。)
この憲法委員会は1日から14日の聞に10回の公聴会をひらき,タミーノレ人,セ イロン・タミーノレ人,インド人(MIC),マレー人(UMNO)などの諸国体や個人 から意見を聴取した。
4 日 Vアフリ力へ貿易使節団一一一17人からなる民間貿易使節団がアフリカに向け出 発した。団長はシンガポール製造業者協会のAlanYeo会長で,訪問国はケニア,
タンザ、ニア,ウガンダ,マラウィ,ザ、ンピア,ガーナ,ナイジエリア,アラブ連 合等である。 なおYeo団長は10Hケニアで「王期生アフリカとの貿易は全シンガ ポール貿易中の1.5%にすぎない。アフリカの多くの国々は対日輸入制限を行な っているが,これはシンガポールの進出にとって有利なことであるJと語った。
なお TheStraits Times 17日によると,使節団はタンザニア当局に対し, タ ンザニアが従来日本から輸入していた商品を提示した。
7日 Vパンディ氏の訪問一一アメリカのパンディ極東担当国務次官補は7日夜ノξン コクからシンガポールを訪問し, 8日には Lee首相とベトナム問題を含む多く の問題マ会談した。会談後同氏は「南ベトナム戦線のアメリカ兵士がシンガポー ノレへきて休養をとるかもしれない」と語った。 なお TheStraits Times 13日も アメリカ兵が今後2, 3週間内に旅行者としてシンガポールに来るだろう と 報じている。
11日 Vシンガポール連合党の新綱領一一シンガポール連合党は,シンガポール独立 にもとづく新綱領を次のように発表した。
(1) マレーシアとの聞の協定を通じ経済的生存と永続的繁栄を達成する。
(2) シンガポールを東南アジアの通商産業中心地とする。
(3) シンガポーノレに多人種国家multi‑racialnationを建設する。
(4)雇用を作り生活水準を引きあげるための教育・社会・経済上の改善を通 じて平等・公正な社会を促進する。
(5) 思想,宗教の自由,言論の自由,欠之恐怖からの自由,移動の自由,新 聞の自由,労組結成の自由を守る。
(6) 真の,公正自由な選挙による議会民主主義を守る。
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シ ン ガ ポ ー ル (3月)
(7) 主要諸言語を公用語として守り,かっ国語を統一の手段とする。
vソ連との通商条約交渉はじまる シンガポーノレとソ連とは通商および技術 援助条約を締結するためシンガポールで、交渉をはじめた(交渉は約3週間続き,
4月2日に調印された〉。ソ連側代表団長はソ連外務省のV.B. Spandarian氏で ある。 なおこの交渉中 N.P. Firoubineソ連副外相もシンガポーノレを訪問し,
Lee首相と会談した(22日)。
15日 vシンガポール中華商会創立60周年記念日。
20日 vラーマン=リー会談一一マレーシアのラーマン首相は20日,突然シンガポー ノレを訪問しリ一首相と会談した。会談内容は発表されていないが,ラーマン首相 は「現在の両国間の誤解は長続きしないだろう。リ一首相にクアラルンプーノレを 訪問するよう招待した」と語った。
25日 vアメリ力と投資保証協定を結ぶ一一シンガポール政府はアメリカと投資保証 協定を結んだ(即日発効〉。これによると,アメリカの国際開発局AIDはアメリ カ人のシンガ、ポールにおける投資を,通貨不換性の危険,徴用・没収による損失,
戦乱,騒動などによる資産の破壊などに対して保証することになり,アメリカか らの投資が促進されるものと期待されている。
27日 l PAP幹部会議, マレーシアとの協力を声明一一一人民行動党PAPは幹部会議 を聞き,次の声明を出した。
シンガポールとマレーシアの両国民の利益と運命とは相互的なものである,
両国はその協力関係が治安と繁栄とを一層促進できるようさらに完全に統合さ れる日のため,努力すべきである。われわれは社会主義が国民の物質的,社会 的,文化的水準を改善するばかりでなく,人種・宗教に関係なく全ての市民に 社会的正義と平等とを保証できるような,そういう国家を建設する。
(注) この幹部会議で次の人々が新中央執行委員に選出された:−Lee Kuan Yew, Toh Chin Chye, Goh Keng Swee, Ong Pang Boon, S. Rajaratnam, Jek Yuen Thong, Yong Nyuk Lin, Othman Wok, Lim Kim San, E.W.
Barker, Rahim Ishak, Lee Khoon Choy.
30日 ' 「左翼の大反米運動」
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TheStraits Times 30日はシンガポール左翼の最 近の動きを次のように伝えている。当地の極左労組は従来にない大きな反米運動を計画している。デモの日はメ ー・デーで,南ベトナムでのアメリカの活動が全面的非難されることになって いるし,シンガポール政府もはげしく攻撃されるだろう。 BarisanSosialisの
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シ ン ガ ポ ー ル (3月〉 Lee委員長に反対する20の労組は,全支持者がこのデモに参加すべきだとして いる。デモの場所は決まっておらず,指導者たちが許可を申請するかどうかも 判明しない。
Lee委員長は過去3週間というもの,パンフレットの配布や党員会などを通 じて反米運動を行なっているが,それはこれらメーデー計画のためである。委 員長と労組とは左翼陣営の指導権争いをしている。もし大きなデモがメーデー 当日に行なわれるようであれば,党組側がLee委員長に勝ったことになろうo
vシンガポール,合同防衛会議と統合作戦委員会から脱退一一ラーマン首相の 発表によると,シンガポールはマレーシアとイギリスとの聞で作っていた合同防 衛会議とを統合作戦委員会とから正式に脱退した。脱退の理由については何も発 表されていないが,ラーマン首相によると,今回の措置は防衛協定上における何
らの変更をも意味するものではない。
31日 Vシンガポール国防省の声明一一一シンガポール国防省は31日「シンガポールは 合同防衛会議がマ・シ両地域の防衛を指揮するのは不適当だとの結論に達した。
同会議はシンガポール独立後も前と同様マレーシアに有益な問題のみを討議して いた。しかし両国はさる3月4日,新しい共同防衛機構を設立することで同意し た」との声明を出した。
vパキスタン,シンガポールを承認。
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一(25 )ー
マレーシア,シンガポール
4 月
両国の和解近づくか
4月10日,インドネシアのスカノレノ大統領はマリク外相に対し,マレーシ ア対決を強化する手はじめとして,出来るだけ早くシンガポーノレを承認する 措置をとるよう指示した。インドネシア側のこの動きは同国の当時における 政治情勢を反映したものであり,シンガポーノレ側との事前工作の結果ではな
かった。
しかしシンガポーノレがこれを歓迎するとの態度をとったため,ラーマン首 相は『シンガポーノレは,マレーシアかインドネシアかのどちらかを選ぶべき だJ と警告を発した。マレーシアはまたさらに,もしシンガポールがインド ネシアと国交を聞き,インドネシア外交代表部が同地に設置されれば,自国 の治安上重大な脅威になるとして, 15日夜からシンガポーノレ人の入国審査を 開始した。
これに対してシンガポールは,まず独立国であるということを前提にした 上で,(1)インドネシアと外交関係を樹立しでもマレ}シアの利益に反するこ とはしない,(2)インドネシアの外交代表部設置についてはマレーシア政府と 事前協議する一一との態度を正式に確認したため,マレーシアもこれを了承
し,またラーマン首相は「これで両国の関係を破壊しかねなかった霧が晴れ あがった」として歓迎した。
マレーシアとシンガポールの問には昨年8月9日の分裂以来,経済協力,
共同防衛など未解決の問題が山積し,また相互不信が根強かったが,今年に 入ってから分裂当時の怒りや興奮がしだいにさめ,政治家の発言も慎重さを 加えてきている。こうしたムードの内にラーマン首相は3月20日突然シンガ ポールにリー首相を訪問し,会談後には「現在の両国間の誤解は長続きしな いだろう
J
と語っている。この会談は分裂以来はじめてのもので,ここでは 特定の問題を討議・解決したのではなく,両政府間の意志疎通・和解が主旨 であったろう。これ以後ラーマンニリ一両首相の聞にはマ=シ両国の親善を 再びとりもどす方向でかなりの諒解が生れたものと思われる。リー首相から‑143‑ 一( 27)ー