そ の他
0人
合 計
141 人43人 84人
【 ワークシー トⅡ ‑4集 計】
(1年A組 )【 図
85】(男
子
18人,女 子22人 ,合 計40人 ,回 答延べ人数 84人
)◆ Ⅱ
‑4日
本の伝統音楽で してみたい ことは?(1年 A組 )【
考察】日本の伝統音楽で してみたい ことの第
1位
は三味線′第2位
は等,第 3位
は和太鼓 とい う結果になつた (この調査は和太鼓の授業中に記述 したものである)。 図 84・
85の
結果か ら 見ると,日
本の伝統音楽の管楽器,弦
楽器,打
楽器の中では弦楽器に人気が集 中 している ことがわかる。 この中学校 では,1年
生で和太鼓,2年
生で筆 とい う指導計画をもとに伝統 音楽の指導を行 つている。和太鼓 と等が生徒の興味 0関 心が高いことは授業 中の生徒の反 応か らわかつていたが,三
味線がここまで人気があるとい うことはこの調査で初めてわか つた ことである。管楽器の尺人,し
の笛は合計14人
と全体の17%で
ある。雅楽,民
謡,長
唄
,謡
曲を選んだ3人
はすべてに取 り組みたい とい う積極的に考える生徒であつた。図85
三味線
(こ
と
)和太鼓
尺人
しの笛
雅楽
民謡
長唄
謡 曲
■合計
■女子
■男子
第
2節
和 太 鼓 授 業 の さ らな る発 展 の た め の課 題◆第 1章第 1節 「日本の大鼓について」の発展的な学習について課題 を述べたい。
ここでは
,和
太鼓授業で伝統音楽をよ り深 めるための<問
い>を
考えた。以下の文章は出題例である。文章後
,指
導できる事項を 「―○○○一」で示 した。学習指導要領の内容にあてはまる学習については
,次
に対象学年,【○○一〇】は出題例 にあてはまる音楽科の 目標及び内容である。授業時数が1時
間を超 える内容については時 数を記 した。<日
本の神話 0伝 説 より>
スサノオノミコ トの乱暴によ り
,ア
マテ ラス大神が天の岩戸に隠れたので,天
地が闇に な りま した。神 々が協議の末,岩
戸の前に祭儀の準備 を整 えま した。そ して,ア
メノウズメノミコ トは桶 をさか さに伏せてその上を踏み鳴 らしま した。その結果
,天
の岩戸か らア マテ ラス大神が出てきま した。 アメノウズメノミコ トは どのよ うな リズムで桶 を踏み鳴 らしたので しょうか
?
― リズム創作一第
1学年 【 A表 現・倉 J作 (3)一ア】
<太
鼓 を持つ埴輪 よ り>
次 の写真 は太鼓 を持つ埴輸です が
,太
鼓 が あ りませ ん。 図の空欄 にあなたがイ メー ジ し た太鼓 を書いてみ ま しょ う。 また,そ
の太鼓 は どんな材質で どんなばちを使 つていたか を 考 えま しょ う。一 古墳時代 以前 の大鼓 を想像 し,イ
メー ジを持 たせ ることがで きる―<雅
楽>
「雅楽」 とい う用語 と音楽は
,も
ともと古代 中国の孔子 (前 551〜 前479)に
よつてお こ され た儒教の礼楽思想 に基づ く音楽です。礼楽思想 とは,正
しい行 い と正 しい音楽のつ り あいが とれ てい る とい う考 え方 で,
しば しば,正
しい音楽が響 くと,世
の中は平和に秩序正 しく維持 され
,逆
に,乱
れた音楽 が聞 こえる と世 の 中 も乱れ,国
が滅び る,と
言 われ ま した。正 しい音楽 とは ど うい う音階 を使用 していたので しょ うか。 あなたが想像す る正 し い音階を考 えま しょう。 また,そ
の理 由 も考 えま しょう。― 日本の音階一
第
2学
年及び第3学
年 【A表
現 。創作(3)一
ア】一道徳の内容―
全学年
【 2‑(1)】 礼儀の意義を理解 し ,時 と場に応じた適切な言動をとる。
<四
天王寺聖霊会
>
大太鼓 の写真 を もとに どのよ うな装飾 があるか調べま しょ う。
一 日本・ 中国・ 朝鮮 の文化研究一
<小
倉祗 園太鼓その]>
「無法松の一生」の松五郎 を演 じる阪東妻三郎 (1943年公 開
)と
三船敏 郎 (1958年度作 品)の
大鼓 シー ン(DVD)を
視聴す る。松五郎 の奏法 (「蛙打 ち」「流れ打 ち」「勇み駒」「暴れ打 ち」
)[岩
下俊作:1958:‖
3‑116]の
工夫 についてグループ発表 をす る。(第1時
)一鑑賞―
第
2学
年及び第3学
年 【B鑑
賞(1)一
ア】奏法の工夫の発表 をま とめた上で
,グ
ループで リズムの倉J作に入 る。(第2時
)一 リズム創作―
第
2学
年及び第3学
年 【A表
現・創作(3)―
イ】<小
倉祗園太鼓その2>
小倉祗園太鼓の
2人
打ちとジャンガラの演奏を鑑賞す る。リズムを聞いて 自分の創作楽譜をつ くり
,記
録す る。(第1時
)一鑑賞一
第
2学
年及び第3学
年 【B鑑
賞(1)―
ア】記録 したものをもとに
3人
で合わせ る。(第2時
)―器楽―
第
2学
年及び第3学
年 【A表
現 0器楽(2)一
ウ】<明
石の とき打ち太鼓>
とき打ち太鼓の資料 を読む。
とき打ち太鼓の打法について考える。各グループで
10時 00分
の合図を考え発表す る。一 リズム創作―
第 1学年 【
A表
現・創作(3)一
イ】時計のなかつた ときに
,10時
とい う時刻が どうしてわかつたのかを考え,発
表す る。御土圭の間坊主の資料 を読む。
一江戸時代の時を知 らせ る制度を知る一
<太
鼓職 人>
日本 における牛の定着 についての資料 を読む。
牛 のなめ しの工程 を知 る。
一 牛 の定着 と和太鼓 の皮 の加 工につ いて知 る―
<太
鼓職 人 の話>
太鼓づ く りの工程 を知 る。
◆第 1章第
2節
「和太鼓 の多様性 の実践体験」をもとに指導者 としての課題 を述べたい。<ス
トレッチ><体
操>
ス トレッチは和太鼓 の授業 をす る上で重要であるが
,実
際 に床 に座 る こ とがで き る音 楽室が あ る学校 は少 ない と思 う。筆者 の体験か ら,起
立 した状態でできる有賀氏の体操 は短 時間で効果が ある。本論文の授業実践では,体
操や ス トレッチ をす る場 面はなか つ たが,床
に座 つて運動 ができるので あれば,体
操服 に更衣 させ るのが望 ま しい。<太
鼓 の響 きを感 じる>
これは
,和
太鼓 を始 める導入 で行 うことが望 ま しい。太鼓 の響 きをみんなで感 じる。そのた めには
,指
導者 が響 きを集 め る場 所 を明確 に示す こ とが重要で あ る。全員 で一つ の音 を打つ ことによ り,み
んなの集 中力 を高めることができる。<太
鼓 の基本練習>
人部音符で
4つ
打 ち (ドコ ドコ)を 4班
に分 けて練習す る ときに,
指導者 に指示 され た班 だけが太鼓 を打つ。 これ は即興性 が あ り,班
員 の集 中力 が高 ま る。 ただ し,指
導者 の指示す るタイ ミングがずれ る と音楽の流れが止 まるので,拍
子木 を打つ タイ ミング と 生徒 の演奏 を聴 きなが ら,各
班 の演奏 レベル を把握す るこ とが重要で あ る。各班 の演奏レベル を把握す ることによつて
,次
の指導へ とつなが るのである。<指
導 のポイ ン ト>そ
の1音楽 を指導す る場合
,間
違 えた生徒がいる と注意す る場面が よくあるが,「
ヒー ロー で すね」 と指導す る と間違 えた生徒 は気持 ちが楽 にな るで あろ う。指導者 が生徒 に対 して ち ょつ とした配慮 をす るか ど うかで,授
業 の流れ が よい方 向へつ なが るのであ る。指導 者 が生徒 の間違 い を受 け止 めて励 ます こ とは,生
徒 の次 な る意欲 へ と発展 させ るこ とで<太
鼓 の曲練 習>
太鼓の曲を演奏す る場合
,日
唱歌 は重要 な役割 を果 たす。 第1章
の第2節
で述べた太 鼓 の曲練習では,Aパ
ー ト「 ドンウン・ ・・ 」 とBパ
ー ト「ス ッ トン・・・ 」の 日唱歌 を同時 に言 つて も言葉 が違 うので とて もわか りやす く,演
奏 中にテ クスチ ュアを感 じる こ とがで きる。 曲練習 の初期 の段階では,日
唱歌 は しつか り言 いなが らたた くこ とが効 果的である。第
2章
の授業実践では 日唱歌の練習時間が短かつた ことが反省すべ き点である。<数
を覚 えて練習す る工夫>
この練習 をす る上で
,指
導者 が リズム を暗譜 してい るこ とが必要条件 で あ る。 この練 習では,記
憶す る情報 を最小限 に してい ることが演奏 に有効 であ る。例 えば,「 1回
日は4回
打つ。そ して2回
目は5回
打つ,次
は8回
打つ。そ して,そ
れぞれ の間に拍子木 を奇 数拍 の ときは1回 ,偶
数拍 の ときは2回
打つ。」 と生徒 に数字 の情報 を与 える。生徒 は,数字 の情報 4。 (2拍休 み)・
5(1拍
休 み)・ 8とイ メー ジす る。実際にや つてみ るとで き るのである。 これ を和太鼓で叩 くと12拍演奏す ることにな る。1小節 を4拍
とす ると,3小
節暗譜演奏 で きた こ とが わか る。暗譜演奏 の早道 は,記
憶す る情報量 を少 な くす る こ とで ある。<指
導 のポイ ン ト>そ
の 2指導者 の拍 子木 は有効 であ る と述べ たが
,拍
子木 の種類 に よ り響 きがかな り違 う。太 鼓 の響 きを聴 きなが ら,は
つ き りと音が聞 き取れ る拍子木 を選ぶ必要が ある。拍子本 を たた くタイ ミングは,班
または リズムが変 わ る2拍
前 に叩 くのが有効で ある。 また,生
徒 のそばまで移動す る ことに よ り生徒 を観 察す る距離 が近 くな るため
,よ
り生徒 の演奏 能力 を理解す るこ とがで きる。<表
現力 を養 う>
この 「
TUWE TUWE」
は,表
現力 を養 う上で とて も教育効果 は高い。 これ を学校 現場 で取 り入れ る場合 の留意点は,表
現者,演
奏者 の役割 を理解 してお くこ とで あ る。表現 者 は創作能力 を高 め,身
体表 現力 を養 い,持
久力,協
調性 を育む ことを 目標 に してい る が,演
奏者 は表現者 が 目標 と して い る こ とを援助 しな けれ ば な らない。 その点では,授
業で行 う場 合 は
,表
現者 と演奏者 の両方 を体験 させ る ことに よ り,よ
り効果的 な学習 の 成果 が得 られ るで あろ う。<指
導のポイ ン ト>そ
の 3指 導者 は常 に生徒 の動 きに 目を向 けてお く必要 が あ る。特 に生徒全員 が指導者 の視界 内に入 るよ うに心 が け ることが大切 であ る。そ うす ることに よつて
,生
徒 の体調 に よっ て進度 を変 えることもできる。<創
作>
この創作では指導のポイ ン トが
2つ
あ る。1つ目は,テ
ーマ を絞 ることであ る。食べ物 にす るのか,乗
り物 にす るのか,生
活用 品 にす るのか。身近 な ものでわか りやす いテー マでなければ,す
ぐに言葉 で出て こないか らである。2つ
日は,生
徒が発言 した内容 をす ぐに取 り入れ ない ことである。生徒が発言 した言葉 をも う一度生徒に返 して反応 をみ る。発 言 した リズム を実際 にみん なで手 を叩いて演奏す る。 そ して
,生
徒 の反応 を見た後,その内容 を指導者 が取 り入れ るか ど うか判断 をす る。 この こ とが
,指
導 の流れ をスムー ズにす るのである。指導者 の意図す る リズムを生徒 の言葉か ら見つ ける。創作 で どの ような リズム を生徒 に学ばせたいのか を事前に準備 してお くことが必要である。
<指
導のポイ ン ト>そ
の 4創 作では休 み を付 け加 えることが大切 であ る。1小節 の中で も 1拍 日か
4拍
日か どち ら に休符 を持 つて くるのかによつて曲がかな り違 って くる。 また,拍
子 の変化 は無理 のな い程度 に入れ るこ とが望ま しい。拍子の変化が多す ぎる と生徒 は演奏の成就感 を味わ え な くな る。◆第
2章
第 1節教材 「海峡 たぬ き太鼓」 につ いての発展のための課題 を述べたい。
<海
峡 たぬ き太鼓>
日唱歌 をす る上で
,歌
詞 のみ のプ リン トは効果があ ることがわかつた。授業で生徒 の 様 子 を観察 してい る と,日
唱 歌に集 中 していた。各班 に一人程度,日
唱 歌 と並行 して リ ズム打ちを してい るもの もいた。左右打 ちを指示す るプ リン トを先 に配布す る と,日
唱 歌 と打法の2つ
の課題 を進めていかなければな らないので,生
徒 は集 中で きな くな るで あろ う。音符つ きの教師用の楽譜 は
,
リズム譜 に左右 の打 ち方 も書いているのでわか りやすい。また