(1)知的障害者に対する虐待事例
事例の概要 虐待の内容 虐待者
祖母の支援のために訪問していると、時間内に父親が、本人にたしなめる ような口調や「〜を早くしろ!」という命令口調に対し、返すことばなく、
おびえた様に行動に移していた。
介 護 放 棄
心理的虐待 父 本人からの訴えにより知る。内容は娘の夫が、娘の留守中に、私を足げり
したり、たたいたりする。体にアザなど、あとがのこるまでの強さではな いようで、痕跡はみられなかった。今まで、時々あったようである。関係 者に集まってもらい、状況・内容等の確認を行い、アプローチ方法をさぐっ た。
身体的虐待 心理的虐待
経済的虐待 娘の夫
本人おこづかいをほとんど保持していない。家族によると使うクセがつく
と困る。 経済的虐待 父・母
無認可作業所に通所していた知的障害者に、タバコの火を押しつけたよ うなやけどの跡や、アザを発見した。実母にたずねると、内縁の夫(同 居)によるものと話を聞いた。本人の口からも「○○のおっちゃんこわい」
「ごめんなさい」「たたかないで、言うことをききます」等の発言が片言の ように毎日耳にするようになった。
身体的虐待 介 護 放 棄 心理的虐待 経済的虐待
その他の同居人
弟が姉の財産(年金、父の遺産等)を管理。一部市社協の権利擁護事業に よる金銭管理支援も受けているが、ほとんど渡そうとしない。仕事で姉と はずーっと別々に住んでいたが、それまで25年勤めていた会社を辞めて、
姉の住んでいる家に戻ってきた。(姉は一人ぐらしであった)弟は昨年結 婚したばかりであり、現在は姉・弟・弟嫁の3人暮らしである。現在、弟 と嫁が生活しやすいようにと、リフォーム中であるが、そのお金もどこか ら出ているのか明らかではない。
経済的虐待 弟・弟の妻
支援センターのデイサービスに通っておられた当人を当施設が引き継い だ。支援センターの担当者は、何度か夫と話をしていたので、当施設は、
夫のその事は知らない事として、金銭に関わる問題が生じた時は、その担 当者から対応してもらっていた。
経済的虐待 夫 その他の親族
被虐待者が生活ホームのキーパーに、祖母が年金を使っていることを話し
たことから発覚。年金通帳・印鑑を管理し、全て使いこんでいた。 経済的虐待 祖母(別居)
授産施設に被虐待者が相談 心理的虐待
経済的虐待 姉(別居)
従兄弟より、同居の兄が年金を使いこんでいると市役所に相談。被虐待者 の障害年金、作業所の給料を本人に一切渡さず、兄が使っていることがわ かる。まともな食事を与えず、本人を外出させない。福祉サービスの利用 を入れると被虐待者が拒否をするが、理由をたずねると「兄ちゃんが行く な、と言ってます」とのことで、兄が被虐待者にサービス利用を止めるよ うに言いきかせている。電気やテレビをつけさせない。兄以外の人物の悪 口を言い、本人が接触しないようにする。
介 護 放 棄 心理的虐待
経済的虐待 兄
施設に通所している知的障害者にアザがあり、同居家族による虐待が疑わ
れた。 身体的虐待 兄
施設利用料が発生することになり、父親の方から施設の利用を中止しいた
いとの相談があった。 心理的虐待
経済的虐待 父 近隣の方が事務所にみえ、当人の姿が数日見えず心配していたら、久しぶ
りに顔を見た時身体にアザがあり「たたかれた」と言っていたとの事。実 兄が亡くなってからは、虐待が疑われると来訪者が心配される。詳細は不 明で来訪者も具体的な事を多く語ることはなかった。匿名も希望される。
身体的虐待
心理的虐待 兄の妻
軽度知的障害者の通帳を母が預かり、本人の意に反し、金銭を引き出し使
用しているとの訴えがあった。 経済的虐待 母
暴力によるアザが全身にみられた。 身体的虐待
心理的虐待
経済的虐待 兄・祖母(別居)
小規模作業所を利用している知的障害者に、家族の介護放棄が見られる。 介 護 放 棄 父・母・弟 姉・姉の夫 その他の親族
本人から助けを求める電話。家族による相談。 身体的虐待 父
本人からの訴え(胸を触られた)。父の金銭管理により、必要なサービス を受けられない。同居家族の介護を負わされており自分の時間が確保出来 ない。
身体的虐待 心理的虐待 経済的虐待 性 的 虐 待
父
本人からの訴え。 身体的虐待
心理的虐待 夫
本人の訴えにより判明。 身体的虐待
経済的虐待 夫 施設に通所している知的障害者の言動により知った。食事がきちんととれ
てない。汚れた衣服を着ている。両親(特に父親が多いが)からお金が ないので「ボーリングには行けない」「服は買えない」「携帯も直せない」
「風邪をひいてもお医者に行けない」「薬代がない」と言われる。身体の具 合が悪くても「休んだら怒られるので出勤した」と言う。具合が悪くて途 中で送ったりするが、その時も「帰ったら怒られる」と言う。両親共に(特 に母親)知的にボーダーで、家庭の養育能力がかなり低い。お金もある時 にパッと使って、後で困るという感じであり、本人の収入もあてにされて いる様子。
介 護 放 棄 心理的虐待
経済的虐待 父・母
帰省期間が終了し、帰寮した際、足などにアザが見られた。 身体的虐待 その他の同居人 アザのあとがあり、本人に確認する。2〜3回確認する。 身体的虐待
心理的虐待 弟・妹 本人から、息子が帰って来ると、勝手に通帳からお金を下ろされていたこ
との訴えがあった。 心理的虐待
経済的虐待 息子(別居)
父から受けている事を本人から聞き出す。(以前からも話としてはあった)
身体的虐待 心理的虐待 経済的虐待 性 的 虐 待
父
ヘルプサービスを利用するようになって、本人が1人で過ごしている時間
があるなど、本人の生活状況や家庭状況が明らかになってきたため。 介 護 放 棄 母
ベランダにアルミの柵を張り巡らし、玄関の鍵は外側からしかかけられな いようにしているため、同居家族による監禁が疑われた。
身体的虐待 心理的虐待 経済的虐待
夫 その他の親族
認定調査のため障害者宅を訪問した際に、虐待者から生活状況の説明があ り、虐待が疑われた。
身体的虐待 心理的虐待
経済的虐待 その他の同居人 本人から、以前虐待をうけていたという訴えがあった。 身体的虐待
心理的虐待 夫 近所の方から市役所にTELあり、「長い間入浴できていないようなので、
入浴のサービスは利用できないか」と相談があった。 介 護 放 棄
経済的虐待 母・姉 母より、支援センター及び市障害福祉課に相談があった。「溺愛していた
父が、近頃は、暴力をふるうので困っている」と。 身体的虐待 父 ギャンブルなどが原因で、多重債務となった夫が、本人の勤労収入や子の
年金などを搾取している。 経済的虐待 夫
ものごとがうまくできなかったり、生活態度が悪いと思われた時に、父が
しつけと称して暴力をふるう。 身体的虐待 父
妹の愛人が家にころがり込んできて、知的障害のある本人を含め、両親等 家族に経済的虐待や身体的虐待を加えている。本人からは、障害者年金と
作業所工賃を搾取している(暴力はない)。 経済的虐待 その他の同居人 共同作業所職員が家庭訪問したところ、弟夫婦より、じめじめとした住環
境の悪い部屋に住まわされていたほか、作業所の給料約1万円も取られて いることがわかった。
介 護 放 棄
経済的虐待 弟・弟の妻 姉は本人に食事を十分与えてない。本人は姉の残飯を食べている。風呂に
入れてもらえないので、しかたなく作業所の帰りにグループホームで入浴 している。姉は自分の財産を使うことに抵抗があり、本人の年金等を使っ て生活している。本人はグループホームへの入所を望んでいたが、本人が 年金を持って入所することがわかった途端に反対しはじめた。
介 護 放 棄
経済的虐待 姉
本人の体にあざが多く手が動きにくい、虐待の跡と思われる。母がしつけ としてビール瓶でたたいている。本人の話では「手が万引きするのでビー ル瓶で何度もたたかれる」手がつぶれたようになっている。年金は父が管 理している。母は人格障害の疑いあり。
身体的虐待 母 その他の親族
本人の夫の母から日常的に暴言・暴力・年金搾取がある。おなかを蹴る。
バケツを投げつける。生ゴミを『食べろ』と言う。部屋中の物を散乱させ る。ヒステリックにわめき続ける。
身体的虐待 心理的虐待
経済的虐待 その他の親族 地域福祉権利擁護事業利用者で専門員が訪問時に請求書を発見。本人は知
らないと言うが本人名での借金がある。姉が本人の名前で契約していた。
筆跡は本人ではない。本人は妹から「兄ちゃん名前ちょっと貸してくれへ んか」と言われたが意味もわからず「いい」と答えた事がある。
経済的虐待 妹(別居)
通所している利用者に青アザが多く、アイロンの火傷痕あり。また、爪が
不自然に剥がれている。 身体的虐待
心理的虐待 父・母 姉夫婦に年金、給料を管理されている。DV的な事もある。 身体的虐待
経済的虐待 姉(別居)
姉の夫(別居)