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23 有効だった支援

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 虐待事例の解決に向け、特に有効であった支援の内容およびその支援が有効であった理由を記述 式で求めたところ、49件について回答があった(複数回答)。それらを支援の内容別に要約すると、

以下のとおりである。

   

【関係者会議の開催(への参加)】(24件)

(有効だった理由)

・関係者が情報を持ち寄ることで、全体の状況が把握・共有できた。

・本人や家族の心情などがわかり、関係者の共通理解のもとで対応が図れた。

・解決に向けての役割分担が明確にできた。

・支援の方向性が確認できた。

・キーパーソン(例えば親戚の人)がわかり、その人からのアプローチが有効だった。

・民生委員や親族にも参加してもらい、地域での見守りができるようになった。

・関係機関で話し合い、一時的に途絶えていた福祉サービスの再利用が図れた。

・他の関係者にも事例を知ってもらい、かかわってもらえるようになったことで、精神的にかな り楽になった。

・被虐待者本人がいろんな関係者に訴えに行っても、関係者が共通認識をもっているので、同じ 内容で話を受け止めることができた。

【地域福祉権利擁護事業の利用支援】(7件)

(有効だった理由)

・(知的障害者に経済的虐待を行っていた虐待者から)被害を防ぐことができた。

・(知的障害者に経済的虐待を行っていた虐待者から)年金通帳と印鑑を取り上げることができた。

・(知的障害者に経済的虐待を行っていた虐待者が)被虐待者の家を訪問することがなくなった。

・(知的障害者が、虐待者から介護の放棄や経済的虐待などを受けていたが)地権事業の利用によ り、ホームヘルプサービスを活用し、食事の確保などができるようになった。

・(知的障害者に経済的虐待を行っていた虐待者が)通帳から勝手に金を下ろすことがなくなった。

・(精神障害者に経済的虐待を行っていた虐待者が)金銭を要求しにくくなった。

【通所・在宅サービスの利用支援】(7件)

(有効だった理由)

     

・(精神障害者が経済的虐待や性的虐待などを受けていたが)被虐待者がホームヘルプサービスを 利用するようになったことで、虐待者が被虐待者の家を訪問しにくくなった。

・(精神障害者が身体的虐待や性的虐待などを受けていたが)ホームヘルプサービスの利用によ り、外部の者との交流が図られ、被虐待者や虐待者に気持ちの変化が現れてきた。

・(知的障害者が身体的虐待や心理的虐待などを受けていたが)デイサービス、ホームヘルプサー ビスの利用により、本人・虐待者ともリフレッシュできた。

・(知的障害者が介護の放棄や経済的虐待などを受けていたが)ホームヘルプサービスでヘルパー が訪問することにより、家庭内の様子の把握や虐待者とのかかわりが日常的にもてるようになった。

・(視覚障害・肢体不自由・知的障害のある被虐待者が、身体的虐待や介護の放棄などを受けてい たが)ホームヘルプサービスの利用により、虐待者の介護負担の軽減が図れた。

 ・(肢体不自由者が身体的虐待と心理的虐待を受けていたが)ショートステイを利用し家族と離れ たことにより、お互いが休息できた。

・(音声言語障害と精神障害のある被虐待者が、身体的虐待や介護の放棄などを受けていたが)デ イサービスの利用により、虐待者の介護負担の軽減が図れた。

       

【入所サービスの利用支援】(3件)

(有効だった理由)

・(知的障害者が身体的虐待や経済的虐待などを受けていたが)遠方の施設に入所させることによ り、虐待を防ぐことができた。

・(精神障害者が心理的虐待や経済的虐待などを受けていたが)生活訓練施設に入所したことによ り、家族との距離を一旦とり、生活能力の向上(生活リズムの調整、就労支援等)が図れた。

・(精神障害者が身体的虐待と経済的虐待を受けていたが)生活訓練施設への入所により、虐待を 受けることがなくなった。

【本人への聞き取り】(3件)

(有効だった理由)

・虐待の現状を把握できた。

・父母が留守のときに弟と妹から身体的虐待などを受けることがわかったので、父母が家に帰っ ている時間に作業所から帰すようにした。

・本人が、「自分のことを考えてくれる人がいる」と思い、気持ちが落ち着いた。

【法律相談の利用支援】(2件)

(有効だった理由)

・(知的障害者が、家族により知らないうちに借金させられていたが)弁護士相談を受けることに より、早期に解決した。

・(精神障害者が、多重債務のある虐待者の連帯保証人にさせられていたが)弁護士相談を受け、

虐待者・本人ともに自己破産することにより解決した。

【被虐待者への指導・助言】(2件)

(有効だった理由)

・訪問回数を徐々に増やしていき、知的障害のある被虐待者に対し生活指導等を行う中で、高齢・

病弱な虐待者からの自立意識を持たせることができた。

・知的障害のある被虐待者と家事(調理)を共にする中で、普段の生活状況や悩みを聞き取るこ とができた。

【虐待者への指導・助言】(1件)

(有効だった理由)

・(知的障害者に経済的虐待を行っている家族に対し)作業所に通所している他の利用者も小遣い 銭をもらっている実情を説明し、理解してもらえた。

【警察への通報・連絡】(1件)

(有効だった理由)

・(知的障害者に身体的虐待や経済的虐待などを行っている虐待者の内縁の夫について)警察に連 絡し、裁判により解決することができた。

【その他】(5件)

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