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9  10月     7  8  9  10月

図‑34.ジベレリン処理によるスギ葉条の成分変半 乾物重%。F日は花芽分化期を示す。

Fig 34.Changes of carbohydrate and nitrogen contents in new shOOts Of Cr9,ι οη9T'αapο

'cc,caused by spraying with gib―

berellin.

Per Cent by dry wOight Arrows indicatethe time of flower bud forma―

(1)材料 と処理

鳥取大学蒜山漂習林 (海抜 600m)内の13年生 カラマ ッ 3個 体を用いて, 5月25日に樹冠のほぼ中央部の幹 に

2 Cm幅で半周 2段 環状象」皮処理をした。処理後8月まで,

lヵ月 ごとに試料をとり化学分析に供 した。花芽 は処 理部より上部の枝に着生するので

,処

理部よ り上部の枝 を処理区,下部の枝 (無着花)を 対照区とした。

次に鳥取大学農学部苗畑に植栽 されている 8年 生カラ マツを用いて, 6月 5日に主枝の基部を1.3岬の針金で

5 Cmの幅に巻 き締 めた。翌年花芽分化の徴候がみ られた

ので, 7月21日に試料 をとり化辛分析に供 した。

化学分析の材料 として, 2〜3年 生枝の短枝 を用いた。

12)化学分析

炭水化物および窒素:分析の方法は前述の Ⅱ‑3, 2

と同様である。

リン:乾燥粉末試料19を硝酸 と過塩素酸で湿式灰化 した後 100嗣に定容 し,その中か ら2誠 をとって塩化第

不溶性炭水化物 全炭水化物

‑23.環状 争」皮 に よ るス ギの葉 条 肉化学 成分 の変化

Table  23. Changes of chemical  cOnstiuents in new shOOts Of caused by girdling

CTypιοη9T,α apο2テcc,

備考  処理:6月15日。 3個 体あ平均。

Remarks Girdling treatment:」 une 15   Showed the average Of 3 trees

―スズで発色 させ

,光

電比色計で透過率を測定 して求め た。

カ リウム:乾燥粉末試料19を 0.2N塩 酸 100Wで1

時間抽出し,ろ 液を烙光光度計で測定 して求めた。

B.結

幹の象J皮処理では

,花

芽分化は約50日後の7月中旬に 起 こった。樹体内成分の変化は図‑36,表‑24の 如 くで ある。

水分

,可

溶態窒素,蛋自態窒素,全窒素,リ ンはぃず れ も処理によって減少 した。これに反 し,還7r糖

,全

,

澱粉,全炭水化物,カ リウムは処理後増加 した。 したが って

,C―

N率は処理区 が対照区よ りも著 しく大である。

SC― C率 は

;花

芽分化前は対照区よ りも低いが,花 芽分 化後は逆に高 くなった。SN― 腫杯はSC― C率 と逆の変化

を示 した。これ らの成分中

,水

分,澱粉,蛋白態窒素,

全窒素および リンの変化は花芽分化に先行 して起 こる。

とくに水分,澱粉,蛋自態窒素

,全

窒素は花芽分化の直 前の6月に対照区との差が最 も大である。還元緒,全糖,

カ リウムは花芽分化の前よりも花芽分化期以降に対照区 との差が大 きくなる。花芽分化に関連 して

,水

,澱

,

dw weittt

窒素および リンの変化が注目された。

枝の巻 き締め処理の場合についてみると

,処

理枝では 無処理枝に比べて還元糖

,全

,全

可溶性炭水化物の合 量が著 しく増加 した。 しか し

,水

分,蛋自態窒素

,全

窒 素の合量は減夕した。したがつて,c一 蝉御よ処理技が著 しく大であった。幹に対する象J皮処理 と大体同 じ結果が えられたが,澱粉 (不溶性炭水化物)の増加は象J皮処理 ほど顕著でなかった。

以上の如 く,カラマツでは機械的処理によって水分,

窒素, リンが減少 し

,炭

水化物,カ リウムが増加す る。

水分,窒素および炭水化物の変化については,スギの場 合 とほぼ同様の結果がえられた。

Π

‑4.花

性分化 と内在生長物質 との関係

1 アカマツおよびクロマツにおける雄花 と 雌花の着生位置 と内在生長物質 との関係

A.材料 と方法

5年 生アカマツか ら4月25日 (減数分裂期)に雄花を

  

COntrOl

Treated last year Aug,10 Sep.22 July 21 Aug■8 Sep.22 uly.2] Aug。18 Sep 22

 

 water

還元糖 Reducing sugar

 

 Total sugar

全可溶性炭水化物 Total sOl carbO―

llydrate      (SC) 不溶性炭水化物 Insol carbollydrate 全 炭 水 化 物 Total carbOllydrate(C) 可 溶 態 窒 素 Solllble nitrOgen(SN) 蛋 白 態 窒 素 Protein nitrOgen

  

  

 Total nitrogen   (N)

C/N SC/C×

100

SN/N×

100

487

58︲

82︲

690

070

760

263

739

002

87︲

669

︲37

& 6 . 一 ヱ

∈ 1 . と

& 3 7 . ほ

36∈787 5,924 6.574 6.792 9.551 16 343 0 145 1.682 1 827 8 946 41.559 7 937

335.532 4 470 4 940 5.397 8 917 14 314 0 126 1.631 1 757 8.147 37 704 7.171

270 637 6 925 7 532 7 875 12.861 20,736 0,122 1 421 1 548 13.439 37 977 7.259

222, 8.

9,

9 023 229 030 372 13 735 23.107 0 072 1 257 1.329 17 387 40 559 5 418

181.574 7 507 8 438 9 056 12.189 21 245 0 083 1 260 1 343 15 819 42 627 6.180

269 190 6.714 6 841

6.

11 376 18 309 0 164 1 332 1 496 12.239 37.867 10 963

281 6 7 8 174 10,757 18 931 0 095 1,432 1.527 12.398 43.178 6 221

259.121 5 799 6.356 7 572 9 515 17 087 0 086 1.464 1 550 11 024 44 314

5 548 花 状  Flower bearing 無 着 花 No 着花多い Abundant 着花少 ない  Small

― ●

― 対照"―前年処理

当年処理

着生 した新条の下部 とlH4花を着生 した新条の上部を別々 にとり,オーキシンの抽出に用いた。さらに 5〜20年生 のアカマツとクロマツか ら4月, 5月 および10月に雄花 を着生 した芽 (主として樹冠の下部の芽)と 雌花を着生 した芽 (主として樹冠の上部の芽 )を 別々にとり,同様 の実験を行なっなた。オーキシンの抽出,分離

,生

物試 験の方法は前述の1‑1と同様である。

B。 結 果

は)新条におけるオーキシンおよび抑制物質の分布 実験の結果は図‑37の 如 くである。酸性分画では

,Rf

O.4〜 0.6に顕著な促進帯が,Rf O,7〜 0.9に抑制帯が 認め られる。水溶性分画では,Rf O.2〜 0.41こ促進帯が, RfO〜 0.2および0.5〜 0.8に抑制帯がある。雄花 を着 生 した新条の下部 と雌花 を着生 した新条の上部 とを比較 すると,生長物質の種類にはちがいが認められない。し か し,活性はかな り異なる。酸性オーキシン

,水

溶性オ ーキシンおよび抑制物質はいずれ も新条の下部よりも上

全可溶性炭水化物 不溶性炭水化物 全炭水化物

7  8   9月 7   8     9月

‑35.環

状象」皮 によるスギ葉 条の化辛成分の変 化 乾物重%。 矢印は花芽分化期を示す。

[協 崩

9'η

協二 胤注

h群

躍 d守 ピ朗魂・

 new shoぬ

Л

Rr cent by dry weight. Arrows indicate the time of flower bud formation

部に多 く含まれている。

(動

 

雄花着生芽 と雌花着生芽のオーキシンおよび 抑制物質の比較

実験の結果は図‑38〜39,表‑25の 如 くである。

中性分画ではい くつかの促進帯がみ られるが,と くに 顕著な ものはない。オーキシンの合量は他の分画に比べ て少な く,雄花着生芽 と雌花着生芽の間に著 しいちがい が認められない。

酸性分画では (図‑38),,Rf O.4〜 0.5に顕著な促進 帯がある。またクロマ トグラムによっては,Af O.6〜 0。70.8〜 1.研乙比較的活性の強い促進帯が

,RH醜

に弱 い促進帯がみられる。雄花着生芽 と雌花着生芽 とを比較 すると,オーキシンの種類にはちがいが認められない。

しか し

,活

性はかな り異なる。Rf O.4〜 0.5の促進帯は 雄花着生芽 よ りも雌花着生芽で活性が高い。その他の促 進帯について も大体同様の傾向が認め られる。 したがっ て

,酸

性オーキシンの含量は明 らかに雌花着生芽の方が

´/″ ‐̲̲

全窒素 c/N SN//N

%

16と

 

カ リウ ム C/N