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1 . 概要

ドキュメント内 仏教福祉 No.15 (ページ 144-155)

本稿では第2

報に引き続いて︑宮城事務所開所式の

行われた

2

01

月1年8l日以降︑同年昭月8日の豊

岡鍛忽宗務総長による新内局発足前までの活動報告を

もとに検討する︒ はじめに概況を述べておく︒この期聞に︑宮城︑福

太 良 R

‑138‑

島教区においては現地事務所が設

立され︑現地協力員

の活動が始まった︒

設立には至

っていないものの岩手

教区においても支援活動を展開するNPO団体との連

携によって︑求められる活動の方向性が見えてきた時 期であった︒

岩手︑宮城︑福島の三教区の置かれた状況は異なり

ながらも︑通底するのは寺院と檀信徒とのつながりに

焦点をあてた活動である︒東日本大震災という未曾有

の危機に見舞われたなかで︑﹃浄土宗基本構想ならびに

基本計画﹄

*

で提示されていた﹁新たに聞かれた公益のl

場として再構築する﹂ことの必要性︑意義︑具現化に

向けた葛藤が内包されていた︒こうした草創期に直面

する課題への取り組みは︑﹁僧侶であるからこそ出来る

行動﹂(石川委員長);を指し示していると言えよう︒

この間の宮城︑福島教区における支援活動としては

宮城事務所では現地協力員によって復興祭(ほか

地域

行事

への参加や仮設住宅への訪問等が行イベント)

われ︑福島教区では浜通り組青年会によって始められ

た﹁浜

O

かふえ(はままるかふえ)﹂(後述)が実施さ

れている︒活動内容に関しては両者とも

25

上で発信

しており︑写真でも様子を知ることができる︒

(参

照先

リン

ク)

浄 土 宗 宮 城 事 務 所 の ブ ロ グ 一 宮壱

¥ ¥ ﹂

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かふえ一言壱・¥

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ささ

2

白 ヨ 白 ヨ 印 E S

F

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宮城事務所における活動の特徴は︑復興祭や仮設住

宅等と活動の﹁場﹂を変えながら︑被災住民との関係

づくりを行なってきたことが挙げられる︒被災寺院の

要望に応えることを基本にしながら︑檀信徒とのつな

がりを絶やさないとの狙いであった︒活動の媒介とな

るのは︑支援物資を届けることや幅広い年齢層にアピl

ルするためのチョコレ

ート

フォンデュの提供等である︒

福島では︑浜通り組青年会によっていわき市仮設住

宅への支援活動として始められた﹁浜

O

かふえ﹂を拠

‑139 

j去 に

カフェという場と時間の提供を通してご縁をつ

なぐことを初めとしてお米の支援物資を配ること等︑

積極的な支援活動を展開している︒現地青年会の柔軟

な活動展開に作業部会が連携することで︑短期間で組

織化され活動を軌道にのせた︒併行して福島事務所の

設置とフlドバンク事業の検討が進められた︒

岩手では事務所設置の候補地が定まりながらも︑諸

事情により行政から建築確認申請の許可が降りず遅々

として進まない状況が続いている︒

次に

社会福祉推進委員会および作業部会の報告を 通して︑具体的な活動状況を見ていきたい

︒メlリン

グリスト

に挙げられた報告(メ

1

ル番号を付する)か

ら一

部を抜粋していることをお断り

しておく︒

宮 城︑福 島 における支援活動の検討と 岩手 における 事 務所 ( 拠点 ) の必要性の確認 12011 年 8 月 1

日 か

ら 9 月 4 日 1

2 2 

01

1年8月l

日に行われた宮城事務所の開所式 以降︑事務所として活動するための環境整備が始まっ

た︒旧日

には電話の回線工事と

教区分のリ

lス車輔

3台が入る

︒8

月旧日よりお日まで石

委員長︑大正 大 学 ボ ラ ン テ ィ ア 学 生 が 蓮 光 寺 檀 信 徒 会 館 に 宿 泊 し 支援活動を行なった

8月1

日の開所式でも現地協力員と今後の活動方針 について打合せがあったが︑改めて辺日に行なってい

る︒

辺日の打合せでは現地で支援活動を行なってきた

﹁ ホ

l

ムレス支援全国ネット﹂の川浪氏がオブザ

ーバー

として参

加し

︑現況の分析と情報提供をしている

︒本

項では︑宮城︑福島において支援活動がどのように検 討されたかを中心に見ていく

メー ル

142発

信者

浅 沼

日付

2011

/8/3

︻今後の活動について

︼8/辺の現地

調査員の方お 人との打合せで︑調査活動の具体的展

を話す︒当 面は︑被災寺院の現在帳をつくるお手伝いか︒ただ し既に把握ずみの被災寺院もあり︑その必要性につ

‑140‑ いても確認を要す(※聞き取りのための記入票など︑

今後フォー

マッ

トが必要と思われるもの)︒

‑新聞広告で呼びかけて被災者(檀家)

の所在を把握 する(お盆前)ため

8/2

に河北新報社の方へ連 絡を

る ︒ お米などの食糧支援について︑仮設等でのこ

l

ズ把 握に努める

‑藤森部会長より食糧を預かってくれる

N P O

の情報

が説明され︑可能なところからル

ート

づくりを進め

ることを確認︒

※今後に向けて作業スケジュ

ールの作成︑日報など

活動内容の記録用紙をつくる

※三

県の活動状況(経過と現状の到達点)

につ

いて

情報の取りまとめ︑情報共有の仕組みづくり

当初は被災寺院の現在帳作成の手伝いを想定

してい

たが︑既に檀信徒の動向を把握している寺院もあれば︑

まっ

たく分からないところもあり︑宮城教区内におい

ても随分と状況が異なっていた︒

なお︑宮城教区教化団長の中村瑞貴氏は︑宮城事務

所の

設置場

所である蓮光寺住職であり︑情報発信を含 めて教区内で多くの役割を担

っていた︒

現地協力員に 対しては︑被災寺院への聞き取りの仲介︑被災エリア

(地域特性)の差異についての情報提供など︑地元の僧

侶だからこそ可能な活動をアドバイスし︑実質的な指

導者としての役割を果たしていた︒

現地事務所においては︑現地協力員と作業部会員が

連携した活動が想定されていたが︑

いずれも専従体制 ではないことに加え︑中心となって主導するキ

l

マン

を必要としていたと

言えよう︒

手探りの状態にあるな

かで

︑ アメリカより支援物資が届けられ︑寺院を通じ

て衣類やタッパl

類を配布し始める

また︑震災直後 か ら 精 力 的 に 活 動 を 行 う

水 部 会 員 の 紹 介 に よ っ て

現地で活動するNPO団体﹁ホlムレス支援全国ネツ

﹂との連携も始まり︑現

地協力

員による支援活動の

準備が始まった︒

メー

157日付2011/8/

西

発信者

タイトル

アメリカからの支援物資の受け入れについ て

(概

要報

告)

支援者

‑ ‑ n g g

O

2 0 5 3

自 己

F E ‑ ‑

カリフ

2 (

ルニア州

) H

中村在徹師より紹介U宗会議員の︒

物 資 ・

・手袋︑シャツ︑長袖シャツ︑皮のジャケツ

トなどの衣類︑タツパウエアーなど

車 窓

・ ・

4フィート(約臼

m )

コンテナ2

本ハ

刀(

荷便で東京湾着) 分

配・

・浄

土宗

の他

3団体

(N

PO

)

で分配以

NP

OM

EX

︑ NPO

ジョネット他l団体

本件については中村在徹師より紹介があり︑災害 救援対策の

一環で対応する予定でありましたが︑受 け取り︑保管場所︑配分の問題から現地事務所を活 用することになりました(輸送費用等は災害救援対 策費から支出されます)︒

受取場所南相馬市のNPOMEX

倉 庫

スタッフ・・大辻課長と現地調査員2人の3人

L

荷 考 ・

・ 東 京湾から南相馬市までの輸送につい

ては

︑ NPOMEXが一括して担当(費用は分担)︒

8月幻日8時

i

‑本

目のコンテナ荷降ろし

日時

1

2本目のコンテナ荷降ろし

浄土宗はチャーターした

2

tトラック

l台に衣 料を載せ︑宮城事務所に輸送しました

︒他の団体も

含め︑物資の量が想定以上にあったことから︑タツ

パ1

の分配は今週金曜日に再度行うことになりまし

た︒今

後 ︑ リストアップや支援団体への案内などの 作業が必要です︒ 次に福島の状況である︒

メール151日付2011/8/8宮坂発信者

福島の浜通り組総会の報告を送らせていただきます︒

﹁福島報告・・浜通り組総会出席について(平成お年

7月お

日実

施)

*3

にも書きましたが︑福島は原発 により今後長期にわたり食料についての不安が大き

‑142‑ く︑フードパンク事業についての期待が高いようで す︒ 早急に可能な体制について検討する必要がある と感じました(可能︑不可能含めて)︒

(以下﹁福島報告・・浜通り組総会出席﹂資料より一部

抜粋)︿原発避難寺院に関してV

浄国寺(南相馬市)の大室了有住職とお話した結果

‑現

在 ︑

いわき市内のアパートに住んでいる

檀信徒の連絡先がわからない方も多いが︑最近ぽつ

ぽっと連絡がつき始めた方もいる︒

‑連絡がつくと直接お会いしたりするため︑けつこう

忙しい︒

ただ檀信徒のところに出かけていくにもすべて自費

で持ち出しが多い

お盆の法要も場所がないため︑葬儀社等の会館を借

りて法要をする御寺院が多い︒費用は東京電力に請

求する予定だが支払われるかはわからない︒

‑7月お日に再度浄土宗の避難寺院の御住職が集まる

機会がある︒

︿まとめと所感﹀

‑本

事業については︑浜通り組役員会主導のもと推進

していく方向で一致をみた︒

‑寺院の復興がなったとしても︑その聞に檀信徒との

つながりが途絶えてしまっては意味がなく︑両者は

自転車の両輪である︑という認識は各御住職にもあ

り︑復興委員会との棲み分けと本事業の意義につい

ては概してご理解いただけたようである︒ ‑具体的事業としてフ

l

ドパンクへの関心と期待が高

ぃ︒可能な限り早急に形を作る必要があると感じた︒

‑現

地調

査員については﹁地元の近い関係だからこそ

話しにくい﹂ということもあるかと思う︒

﹁現

地調

員が情報を集約する﹂という基本路線は変わらない

としても︑必要に応じて現地の御寺院が直接宗務な

どに連絡をしてニlズを伝える術も残しておく必要

があると感じた︒

‑原発避難寺院については︑避難先での寺院活動や檀

‑143 

信徒とのつながりの他に︑行政・東京電力との折衝

や檀信徒の離檀問題︑檀信徒避難先への訪問や付随

賀用など複雑な要因が多い︒現地にいても最近では

情報は入ってくるようだが︑状況を整理し怖轍して

伝える必要がある(関連情報の新聞のスクラップ等

含め)︒そうした場合︑作業部会で請け負える範囲

を超えている︒今後︑宗内のどの部署が関わってい

くかについては︑検討が必要である︒

メー

ル 154

日付

2011/8/宮坂発信者

ドキュメント内 仏教福祉 No.15 (ページ 144-155)

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