WISC−Ⅲ(知能検査)の解釈
言語性能力 注意・記憶
(継次処理)
構成能力
(同時処理)
HFPDD : 同時(構成)>継次(記憶) >>言語
84 91 101
10歳・男
HFPDD : 継次(記憶) >>同時(構成)>言語
84 79 78
10歳・男
PDD+ADHD : 同時(構成)>言語>>継次(記憶)
100 104 106
10歳・男
PDD+ADHD : 言語>>継次(記憶)>同時(構成)
100 89 78
10歳・男
PDD+MR : 同時(構成)>継次(記憶) >>言語
58 64 78
10歳・男
PDD+MR : 継次(記憶) >言語=同時(構成)
58 52 54
10歳・男
ADHD+MR : 同時(構成)=言語>>継次(記憶)
66 65 72
10歳・男
ADHD+MR : 言語>継次(記憶)=同時(構成)
66 56 56
10歳・男
言語性LD : 同時(構成)>継次(記憶)=言語
62 82 107
10歳・男
非言語性LD : 言語>継次(記憶)> >同時(構成)
132 104 73
10歳・男
自閉症スペクトラム障害
(1)社会性障害
(2)コミュニケーション障害 (3)想像力障害
特定不能の 広汎性発達障害
【広汎性発達障害】
自閉症
診断基準
1〜2/1000人
6〜7/1000人
親を求めない、目があわない、双方向の交流ができない、人の気持ちが読めない
言葉の遅れ、オウム返し 比喩や冗談がわからない 気持ちの交流が難しい 疑問文による要求
会話が困難
自己刺激行動の反復 特定のものへの強い興味 順番や位置へのこだわり
高機能広汎性発達障害 (HFPDD)
高機能=知的障害なし(
IQ7
0以上)
高機能といっても、やはり自閉症である
(1) 高機能自閉症 (HFA)
社会性障害(+)コミュニケーション障害(+)想像力障害(+)
(2) 特定不能の広汎性発達障害 ( PDDNOS)
社会性障害(+)コミュニケーション障害(+)想像力障害(ー)
社会性障害(+)コミュニケーション障害(ー)想像力障害(ー)
(3) アスペルガー症候群 ( AS)
社会性障害(+)コミュニケーション障害(ー)想像力障害(+)
高機能自閉症(HFA)と
アスペルガー症候群(AS)の違い
二つの考え方
(1)ASとHFAは質的にほぼ同じである 自閉症のうち、知的障害がなく
言語が発達している人たちのこと
(2)ASとHFAは質的に別である
(一部で重なるというのも含める)
HFA→ 言語能力<視空間能力
AS→ 言語能力>視空間能力、不器用
HFA(高機能自閉症)
【知的能力】 全体的遅れがない、言語性<動作性
同時処理(構成)が強い、意味理解が弱い
【運動能力】 協調性運動や集団競技が苦手
【社会能力】 マイペースで、集団に合わせられない ルールを理解しにくい、変化に弱い
【注意能力】 自分の世界にいて、周囲を気にしない
【学習能力】 言語性(話す聞く)
LDを伴う
【感覚能力】 感覚過敏性が目立つ
【どのような様子が見られたら疑うか】 友達ができない、
一人でも平気、自分の世界にいる、偏った興味、言葉が
少ない、物忘れ、不安がつよい、切り替えが苦手、パニッ
クになる
AS ( アスペルガー症候群)
【知的能力】 全体的遅れがない、言語性>動作性 継次処理(順番記憶)が強い
【運動能力】 運動音痴や不器用さが目立つ
【社会能力】 マイペースで、こだわりが強い
【注意能力】 外界や内面に気が散りやすい
【学習能力】
LD(読み書き障害)を伴うことがある
【感覚能力】 感覚過敏や自律神経過敏あり
【どのような様子が見られたら疑うか】 友達ができにくい、
一人を好む、おとなしい、ものしり(・・・博士)、変わった興味。
こだわる、大人びた口調、だらしない、物忘れ、パニック
規則を守る、正義感が強い、記憶がよい、繊細
広汎性発達障害(特定不能)
ドキュメント内
発達障害を知る
(ページ 47-64)