3.3 提案されている商品記述の実例
3.3.9 RDF(Resource Description Framework)
PCOに関する詳しい説明は巻末の6.2資料編PCO仕様書を参照されたい。
の検討を行っているが、まだ公表した検討結果はない。
(3) サービス検討ワーキンググループ
問い合わせ・検索のメカニズムに関する検討を行う場だが、今のところ検討初期段 階でまだグループとして活動を行なうには至っていない。
3.3.9.3 RDFがもたらすもの
RDFは metadata を交換する業務プログラム同士での相互運用性を実現する。これによ り、
l 情報検索に関しては優れたサーチエンジンやソフトウェアエージェント機能が 出現する場を提供する。
l コンテンツのレイティング(評価付け)が簡単に可能となる。
l Web の知的所有権に関して有効な表示手段となる l 電子署名の有効な表示手段となる。
などの特徴を生かし、幅広い応用が可能となると考えられている。
3.3.9.4 RDFの特徴 (1) 情報記述コミュニティ
情報記述に関しての独自の様式をもつ、各種業界団体、各種団体をRDFではコミ ュニティ(Resource Description Community)という言葉を使って表現している。同 一コミュニティ内では情報記述内容を相互に交換する際にその情報記述の意味、構造 そして構文に関するしきたりを共にすると言う点で性格付けられるコミュニティであ ると言える。
そして任意の情報記述様式を持つコミュニティの存在とその文化を許容し、各コミ ュニティ間の相互運用性をデータ交換時のデータ構造と構文の取り決めで保証しよう としている点がRDFの大きな特徴の一つである。
(2) コミュニティ間の相互運用性
上の節にも述べたが、コミュニティの成立要素として情報記述の l 意味
l 構造 l 構文
が、成立要因としてあげられる。このうち、
l XMLに準拠して記述する。(構文)
l データ構造レベルでRDFとの相互運用性を確保する。
(コミュニティ内は独自のデータ構造で構わない)
この 2 点を満足しさえすればコミュニティ間での相互運用性については保証する。
というのがRDFのもう一つの大きな特徴である。
3.3.9.5 RDFデータモデル (1) 情報記述上の構造的制約
RDFはXMLの構文を用いると同時に、データ構造上の制約を与えることにより、
構造的な相互運用性を確保すると同時に l metadata による一貫したコード化 l metadata による一貫した交換 l metadata による一貫した処理
を可能にし、またこれにより各業界内で情報記述をする際にそれぞれ独自の意味定 義をも可能としている。
(2) 情報記述コミュニティ
XMLの namespace という概念により、各コミュニティーが個々独自の意味付けを 情報記述に与えることを可能にしている。
(3) 構造的相互運用性
以上の結果、データ構造上の相互運用性を獲得している。
3.3.9.6 RDF構文 (1) 定義内容
RDFのデータモデルでは、
l 情報源(resource)
l 属性(properties)
l 値(values)
の3つの関係を定義することから成り立っている。
(2) 要件
ここでの構文とは
l データモデルに準拠した実データをファイルとして保存するとき l 業務アプリケーション間でファイルデータのやり取りを行うとき に特に必要となるものである。
(3) XML
RDFでは構文上の規則はすべてXMLによるものとしている。
3.3.9.7 RDFスキーマ (1) 機能
RDFで検討されているスキーマ定義では個々のコミュニティで各々定義された属 性項目をRDFスキーマによって改めて宣言を行う。これにより属性項目の特徴の定 義と対応する属性値の制約が行われる。
(2) 検討主体
この検討はRDFの「データモデルと構文」作業部会で検討が進められている。こ こではMicrosoft社とNetscape社とが共に仕様の編集作業に当たっ ている。
3.3.9.8 RDFの今後の検討 (1) データモデルと構文WG
最も検討が先行しているWGだが、過去2回の仕様ドラフトを踏まえW3Cでの決 定プロセスに持ち込める仕様を完成させる。
(2) スキーマ仕様
スキーマ仕様についても上記同様決定に持ち込めるようWGを進行させる。
(3) 実証実験
以上を総合した実験環境をつくり、実験を通した問題点のフィードバックが充分に かけられるようにする。
(4) WWW7
今年4/14〜18の豪州ブリスベーンでのW3Cの第7回カンファレンス(WW W7)にて公表・デモが可能なようにする。
4 商品グループ別商品情報モデルの調査研究
ここでは商品属性の設計で報告した記述様式で実際に商品情報を記述表現するためには どんな準備が必要かを述べる。ここの議論の間口を広げるために、また調査・検討の単位を 明確にするためにこの用途に絞った商品グループの検討から慎重に行った。
従ってどの商品も検討の題材としたのは各業界でも標準として使われ(ようとし)てい るものであるため、その有為性についての議論のベースになりうると考える。