5‐1
○片嶋 隆
1)、寺崎 文生
1)、大塚 薫
1)、村上 省吾
1)、神崎裕美子
1)、 藤田 修一
1)、北浦 泰
1)、伊倉 義弘
2)、上田真喜子
2)、池本 正生
3)、 藤田 正俊
3)、成子 隆彦
4)大阪医科大学 内科学 III
1)、大阪市立大学医学部大学院 病理病態学
2)、 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻
3)、大阪市立大学附属病 院 循環器科
4)急性心筋梗塞患者において S100A8/A9complex の発現が亢進する
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5‐2
○高潮 征爾、坂本 知浩、中尾 浩一
済生会熊本病院 心臓血管センター 循環器科
救急外来での非 ST 上昇型心電図を呈する胸痛患者トリアージにおける TIMI リスクスコアの有用性
【背景】胸痛を主訴とする救急患者において、ST 上昇型の心電図に比して非 ST 上昇型の心電 図を呈する症例では、豊富な経験を有する循環器専門医により冠血行再建術の必要があると 判断された場合であっても、緊急冠動脈造影(emCAG)にて有意冠動脈病変が検出されない 症例が散見される。効率的な循環器救急診療を行うためには、同症例における emCAG の適 応決定の確度を向上させる必要がある。【方法】対象は非 ST 上昇型の急性胸痛症例で急性冠 症候群と診断し、emCAG が施行された連続170例。有意狭窄病変を認め、血行再建を行った 症例(ACS 群)と病変を認めず血行再建を行わなかった症例(非 ACS 群)の2群間で、TIMI Risk Score、その他の患者関連因子を比較検討した。【結果】ACS 群129例(75.9%)、非 ACS 群41例(24.1%)であった。TIMI Risk Score は、ACS 群で3.7±1.5、非 ACS 群で2.1±1.2 と有意に ACS 群で高かった(p<0.001)。TIMI Risk Score が4以上では ACS 群が93.9%で あったのに対し、1以下の症例では非 ACS 群が79%であった。TIMI Risk Score が2or3で は糖尿病を有さないことが非 ACS を予測する因子となり、TIMI Risk Score が4以上もしく は2or3で糖尿病を有する症例では ACS は90%であった。【考察】非 ST 上昇急性胸痛で em-CAG が必要と判断された症例の4分の1で有意狭窄病変は確認されなかった。TIMI Risk Score が4以上であるまたは糖尿病治療歴を有することが ACS を予測する因子と成り得、これらの 情報を加味した治療戦略の選択は、専門施設における循環器救急診療の効率化に寄与するも のと考えられた。
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5‐3
○三隅田尚樹
1)、岩瀬 三紀
1)、榊原 吉治
1)、武市 康志
1)、河合 真
1)、 太田 智之
2)、横田 成紀
2)、宮田紳治朗
2)、高村 淳
2)、杉野 茂夫
2)、 梅田 久視
2)、石木 良治
2)トヨタ記念病院・統合診療科
1)、トヨタ記念病院・循環器科
2)ER 受診時の TroponinI 測定値における不安定狭心症と急性心筋梗塞の相 違点
【背景】ACS 患者において、血漿 TroponinI 値については、一般的に発症約3時間後より陽性 となることが多数報告されている。しかし ER 受診時における不安定狭心症と急性心筋梗塞症 例の血漿 TroponinI 値の比較検討した報告は稀である。【方法】我々は2004年4月より2007年 3月までに当院 ER を受診し ACS と診断され、受診時に TroponinI を測定し得た283名(平均 年齢64±12歳、男性222名)において、retrospective に、発症からの採血までの経過時間と Tro-poninI 値の関連を検討した。当院における陽性基準値は0.03ng/ml とした。【結果】Tropon-inI 値は、急性心筋梗塞患者(212名)において4.90±1.04ng/ml、不安定狭心症患者(71名)
においては0.26±0.06ng/ml と上昇していた。発症後3時間未満における感度は各々81.1%、
72.3%であったが、発症後3時間以上6時間未満においては各々95.6%と100%と良好な感度 であった。不安定狭心症患者において TroponinI 値と発症後経過時間は明らかな直線回帰を認 めた(r=0.64,P<0.001)。一方急性心筋梗塞患者における相関は認められず、TroponinI 値は発症後9−12時間で最大値を認め、以後は漸減した。急性心筋梗塞患者で発症後12時間 以上24時間未満に受診した患者はマイナー病変が多い傾向を認めた。【結語】不安定狭心症患 者において TroponinI 値と発症後経過時間には明らかな直線回帰を認めた。一方急性心筋梗塞 患者においては、発症後9−12時間で最大値をとる分布となった。
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5‐4
○川出 昌史
1)、高沢 謙二
1)、寺岡 邦彦
2)、佐久間 肇
3)、鈴木 儀典
4)、 小森 芳秋
5)、山田 昌生
6)、平野 雅春
6)、山科 章
6)東京医科大学八王子医療センター循環器内科
1)、東京医科大学健診予防医学セン ター
2)、三重大学医学部付属病院中央放射線部
3)、東京医科大学八王子医療センタ ー放射線部
4)、シーメンスメデイカルソルーションズ
5)、東京医科大学第二内科
6)Black blood T2−weighted echoplanar MRI 法による急性心筋梗塞の診 断
心筋梗塞の診断において、ガドリニウム遅延造影(LGE)は梗塞巣の特定に優れ、T2強調画 像(T2WI)は梗塞に伴う心筋浮腫の診断に有用である。しかし、T2WI では、心腔内の流 速低下に伴うアーチファクトにより、浮腫の範囲を正確に特定できないことがある。【目的】
AMI の発症早期において、Black blood T2−weighted echoplanar MRI(BBEPI)法で心 筋梗塞に伴う浮腫の診断が可能か否かを、LGE 法と比較検討した。【方法】CAG を施行し発 症から4.7±2.3日に、MRI を施行した AMI20例を対象とした。撮像は、1.5Tesla MRI 装置 を用い、BBEPI 法における b 値は、病変部と健常部との CNR がもっとも良好となる b=50 を用いた。LGE 画像は、BBEPI 画像を撮像後に Gd0.1mmol/Kg を投与し、10分後より撮像 した。それぞれの陽性部を手動でトレースし、心筋浮腫と梗塞サイズ(断面積における占拠 比率(%)を算出して両者を比較した。結果:1)BBEPI 画像において、全例で、責任冠 動脈の還流域に一致して、病変部 SI の高いエリアとして認められた。高信号エリアと健常部 の SI の比は、その他の健常部同士の SI の比に比べ2.87±1.42vs0.98±0.07(P<0.0001)と 有意に高かった。2)LGE 画像でも、責任冠動脈の還流域に一致して、梗塞巣が LGE 陽性を 示した。梗塞巣と健常部の SI の比は4.99±1.36vs1.05±0.11(P<0.00001)と有意に高かっ た。3)BBEPI 画像と LGE 画像における陽性サイズの比較では、各三断面、および20例60 断面全体で、BBEPI 画像における陽性部のサイズ%は、LGE 画像のそれに比して有意に大 であった。また、60断面全体で BBEPI 画像の陽性部サイズ%と LGE 画像のそれは、r=0.825
(P<0.0001)と高い相関を示した。考察:BBEPI 画像では、T2強調画像に認められる血流 アーチファクトが完全に除外された。BBEPI 画像により梗塞部およびその周辺の浮腫の領 域が正確に評価可能であり、今後壁運動改善の新たな指標となる可能性がある。
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○長尾 充展
1)、松岡 宏
1)、川上 秀生
1)、望月 輝一
2)愛媛県立今治病院
1)、愛媛大学医学部
2)64MDCT の心筋パーフュージョンイメージによる急性心筋梗塞の評価
急性心筋梗塞に64列 MDCT による cardiac CT を施行、その冠動脈病変と同時に新しい心筋 イメージを用いて心筋灌流状態を解析した。対象は急性冠症候群にて64列 MDCT を施行した 30症例。coronary CT と同じデータから、CT 値を心筋灌流の指標とし、カラー表示した収縮 期と拡張期の2D 及び3D の心筋パーフュージョンイメージを作成した。2D イメージでは、
心周期における transmural な心筋灌流の分布パターンを検討した。また3D イメージを coro-nary angiography と融合し、冠動脈病変と心筋灌流の関連を検討した。結果、パーフュージョ ンイメージでは、心筋梗塞の全症例に責任冠動脈領域の低灌流を指摘できた。低灌流域は、
収縮期により transmural に進展していた。また3D fusio image では、冠動脈狭窄とその領域 の灌流異常が同時に評価可能となり、特に多枝病変に有用であった。
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