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4.急性期治療

ドキュメント内 抄録/抄録1    (1)V (ページ 40-48)

4‐1

○森 俊平、滝澤 要、鈴木 健之、秋山 英之、本多 卓、

大友 達志、密岡 幹夫、井上 直人、目黒泰一郎 仙台厚生病院

AMI 患者における来院から穿刺・再灌流までの時間とその規定因子に関

する比較検討

MEMO

‐28‐

4‐2

○丸橋 達也、石原 正治、井上 一郎、河越 卓司、嶋谷 祐二、

栗栖 智、中間 泰晴、香川 英介、臺 和興、松下 純一、

池永 寛樹

広島市立広島市民病院

再灌流療法の変化と院内心事故率の推移についての検討

【目的】急性心筋梗塞に対する再灌流療法の変化と院内心事故(院内死亡/梗塞後狭心症/再 梗塞/心不全)の頻度について検討した。

【目的】1986年から2005年までに当院にて発症24時間以内に冠動脈造影を施行した急性心筋梗 塞1964例を対象とした。1986年から1990年までの446例をⅠ期、1991年から1995年までの501例 をⅡ期、1996年から2000年までの517例をⅢ期、2001年から2005年までの500例をⅣ期に分類し、

それぞれの期において選択した再灌流療法、TIMI3達成率、院内心事故(院内死亡/梗塞後 狭心症/再梗塞/心不全)について検討した。

【結果】Ⅰ期では POBA が62%、血栓溶解療法が25%、Ⅱ期では POBA が61%、血栓溶解療 法が14%、ステントが7%、Ⅲ期ではステントが71%、POBA が18%、Ⅳ期ではステントが 86%に選択されていた。TIMI3達成率は改善し(66%,78%,86%91%;p<0.001)、院内心 事故は有意に低下した(28%,22%,16%,9%;p<0.001)。院内心事故の内訳では、院内 死亡は時代とともに低下した(12%,9%,5%,4%;p<0.001)。梗塞後狭心症はⅡ期よ り 減 少 し(10%,5%,3%,2%;p<0.001)、再 梗 塞 は Ⅲ 期 よ り 減 少 を 認 め た

(9%,7%,3%,2%;p<0.001)。心不全はⅠ期からⅢ期まで変化を認めなかったが

(8%,10%,10%)、Ⅳ期になり有意に改善を認めた(6%;p=0.01vs Ⅲ期)。

【総括】時代とともに TIMI3達成率が上昇し院内死亡率は減少した。1990年前半に梗塞後狭 心症が、1990年後半にステントの出現により再梗塞が劇的に減少した。心不全は20世紀にな り減少を認めた。

‐29‐

MEMO

‐30‐

4‐3

○野田 俊之

1)

、瀬川 知則

1)

、渡辺佐知郎

1)

、広瀬 洋

2)

、高井 國之

2)

岐阜県総合医療センター

1)

、岐阜市医師会

2)

岐阜地域における急性心筋梗塞岐阜地域医師会連携パス導入の試み

−急性期病院と医師会の連携による作成・運用−

岐阜地域は、岐阜市を含む6医師会が診療を担当し基幹病院が複数設置される人口約80万人 の医療圏である。急性心筋梗塞(AMI)再灌流治療を行う病院は複数あり、各病院が異なる 様式の地域連携パスを運用することは、複数病院と連携しているかかりつけ医の混乱を招く 恐れがあり不都合と考えられる。岐阜地域の既存の連携体制をもとに平成18年より医師、看 護師、医療ソーシャルワーカー、事務職が参加した岐阜医療圏連携実務者協議会を設置し、

その中で専門医グループを中心として AMI の統一地域連携パスを作成し、平成19年8月より

「急性心筋梗塞岐阜地域医師会連携パス」として運用を開始した。パスの目的は、地域として の医療機関の機能分化の明確化、医療レベルの向上、AMI 後の心事故発生の予防である。対 象は、急性期に再灌流治療をうけ心不全症状の軽い AMI 患者とした。主要6病院に退院後の 外来受診計画、検査計画、投薬内容などについてアンケートをとり、各施設が参加できるよ うにパスの内容を調整した。循環器科が専門でないかかりつけ医もパスに参加できるように、

検査、アウトカム、アセスメントの設定はシンプルな形式とした。パスへの登録は AMI 入院 中に病院で行い、病院の地域連携部署がパス登録患者を把握し、心臓カテーテル再検査のか かりつけ医への事前連絡、実施の確認、パス脱落の発生の確認を行う。運用6ヶ月間の登録 患者数は当施設では15例で、バリアンスの発生は1件であった。まだ、病院により運用に差 があるが、勉強会などによるかかりつけ医への周知、参加医療機関名簿の作成などにより、

運用を広げつつある。【結語】地域完結型医療の実施のため AMI 岐阜地域医師会連携パスの 運用を開始した。症例を重ね、パスの内容、運用効果の検討・評価を行ない、更なる改良を していく必要がある。

‐31‐

MEMO

‐32‐

4‐4

○西山 悟史

1)

、青 ! 拓郎

1)

、田村 晴俊

1)

、岩山 忠輝

1)

、玉渕 智昭

1)

、 宍戸 哲郎

1)

、宮下 武彦

1)

、宮本 卓也

1)

、二藤部丈司

1)

、渡邉 哲

1)

、 久保田 功

1)

、廣野 摂

2)

山形大学医学部附属病院

1)

、山形県立新庄病院

2)

急性心筋梗塞症例における発症から病院到着までの時間が医療費と予後 にあたえる影響

急性心筋梗塞(acute myocardial infarction : AMI)の予後は、発症後治療開始までの時間と 密接に関連していることが知られている.平成15年4月から特定機能病院に対して「急性期 入院医療の定額支払い制度」が導入された.今回我々は、AMI の発症後病院到着までの時間 が入院医療費と予後に与える影響を調査した.山形大学医学部附属病院に緊急入院した AMI 連続34例(発症後24時間を経過して来院した症例、入院後1週間以内の死亡例、冠攣縮が原 因と考えられた症例、緊急冠動脈バイパス術を受けた症例、他院からの転送症例は除外)を 発症から病院到着までの時間を基に2群に分類し[短い到着時間群(S 群,<90分)と長い到 着時間群(L 群,>90分)]、群間における入院中の臨床所見、医療費と6ヶ月後の心機能指標 を比較した.群間の性別、年齢、心不全の重症度、責任病変、冠危険因子と心血管合併症の 頻度に差は無かった.L 群の入院日数、CPK 最高値、冠動脈ステント本数と胃腸疾患の合併 頻度は S 群に比し高い傾向を認めた.L 群における総入院医療費は S 群に比し有意に高かった

(2,720,820vs.1,844,320円,P<0.01).L 群における6ヶ月後の左室駆出率の改善度は S 群に比し有意に低かった(2.0vs.9.0%,P<0.05).総入院医療費と6ヶ月後の胸部レ線上の 心胸比の改善度は、病院到着までの時間と正相関していた(総医療費 R=0.501,P<0.01;

心胸比の改善度 R=0.456,P<0.01).AMI における発症から病院到着までの時間の短縮は、

入院医療費を抑制し、慢性期の心機能を改善しうる可能性が示唆された.

‐33‐

MEMO

‐34‐

5‐1

○片嶋 隆

1)

、寺崎 文生

1)

、大塚 薫

1)

、村上 省吾

1)

、神崎裕美子

1)

、 藤田 修一

1)

、北浦 泰

1)

、伊倉 義弘

2)

、上田真喜子

2)

、池本 正生

3)

、 藤田 正俊

3)

、成子 隆彦

4)

大阪医科大学 内科学 III

1)

、大阪市立大学医学部大学院 病理病態学

2)

、 京都大学大学院医学研究科 人間健康科学系専攻

3)

、大阪市立大学附属病 院 循環器科

4)

急性心筋梗塞患者において S100A8/A9complex の発現が亢進する

ドキュメント内 抄録/抄録1    (1)V (ページ 40-48)

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