このアンケート調査を通して、魅力創出のた めの取り組みとしての国内交流を進めるにあた っては、これまでのような行政主導型では限界 があることが分かった。
他方、国内交流が始めから住民主導で進むこ とも少ないと分かった。やはり、行政による仕 掛けは必要であり、その中からいかに住民主導 へ導くかが大きな課題となる。
そこで、いくつかの仕掛けを提示しながら、
a 交流のきっかけづくり
交流のきっかけとなるのは、以下のような効 果を期待するからであると考えられる。
7相互訪問により、自らの地域が持たない相 手都市の地理的・気象的特徴を満喫できる。
7他都市との交流を通じ、わがまちへの愛着 を深めることができる。
7日頃からの交流を通じ、災害時の応援体制 を迅速に整えることができる。
7それぞれが持つ異なる課題(例えば、過疎 の村と過密な都市)を相互に補完しあうこ とができる。
交流のきっかけは自治体の特性等によって異 なるが、きっかけそのものよりもむしろ、それ がいかにまちの魅力創出につながるかが重要で ある。既に交流を進めている場合は、きっかけ にこだわらず交流の深化に努めるべきである。
また、これから交流を始める場合は、何らかの きっかけを探しつつ、交流自体を目的とするの ではなく、その向こうにある「わがまちの魅 力創出」に全力を注ぐ必要がある。もちろん、
きっかけに添って事業を展開することが魅力 創出の近道であるので、その点は大切にすべ きである。
s 子どもへの働きかけ
次代を担う子どもたちを早い時期から交流の 主役に据えることで、次の世代につなぐ仕掛け を考える。
例えば、修学旅行・林間学校等で交流先を訪 れることから、交流のきっかけを作る。ただし、
せる必要がある。しかし、実際にフェイス to フェイスの関係を何度も構築することは難しい ので、例えば、交流の記念に植樹等をしてその 生育状況をインターネット上で交換するなどの 工夫をする。目で見える喜びは、交流の良き思 い出となり、長く心に刻まれるのではないか。
また、スポーツ交流等を通じて短期ステイを 実施することも、心に残る交流になるだろう。
d 行政の特性を活かした仕掛け
行政間の交流都市宣言や、広報誌等を利用し た交流先に関する情報提供も、住民の自発的な 交流を促す要因になりえる。
行政間で取り交わす交流都市宣言は、住民に 対して交流主体を明確にするとともに、住民間 の交流のきっかけになることから、有効な手段 である。ただし、問題点として見えてきたよう に、行政同士の交流にとどまり、広く住民が交 流による喜びを享受できない恐れもある。交流 都市宣言をゴールと考えず、さらなる仕掛けづ くりを目指すべきである。
例えば、交流都市宣言をきっかけに、施設利 用(特に宿泊)の利便性の向上を図る。先行予 約や割引料金制度の配慮をすることは、交流先 の住民の訪問を促すとともに、PR効果も期待 できる。
また、住民まつり情報や伝統文化情報などを 相互提供することも、交流先への興味をかきた てる有効な手段となりえる。
f 交流のあるべき姿
交流は、人と人とのつながりを大切にするこ
文化や習慣に触れた時に、一人ひとりの中にそ れを感じる心が必要である。豊かな心が、交流 にきらめきを与えるのである。
そのような心を育むためには、地域資源を活 かしたまちづくり、誰もが生き生きと暮らすこ とができるまちづくりが求められる。
反対に、交流の中で、文化・歴史・風土の異 なる地域や人々と接することにより、自分が住 むまちとの違いを感じ、その感覚が、互いを認 め尊重しあうという人権感覚の醸成につながる ことはもとより、わがまちへの愛着と誇りに気 付くきっかけとなる。いわば、交流事業とまち づくりは相互作用である。
そして、真に「住んで良かった」と感じる瞬 間を演出することが、交流事業の意義である。
これは、遠く離れた外国のまちとの交流でのみ 感じることができるものではなく、すぐそこに もあるのである。
いま、様々な分野での住民との協働が叫ばれ ている。そこから、新たな公共が生まれようと している。交流についても、行政の手から住民 の手に主体を移すことこそ重要である。
自治体名 交流の実施状況 相 手 自 治 体 名 交流の開始 交流締結の有無 交流の主導 交 流 の き っ か け 堺 市 役 所
東 大 阪 市 役 所
豊 中 市 役 所
枚 方 市 役 所
吹 田 市 役 所
茨 木 市 役 所
岸 和 田 市 役 所
国内交流と国際交流 の両方ともしている
国際交流のみである
国内交流と国際交流 の両方ともしている
国内交流と国際交流 の両方ともしている
国際交流のみである
国内交流と国際交流 の両方ともしている
国際交流のみである
奈良県東吉野村
和歌山県本宮町
種子島西之表市、中種子 町、南種子町
沖縄県沖縄市
高知県中村市
北海道野付郡別海市
香川県香川郡塩江町
沖縄県名護市
北海道有珠郡大滝村
奈良県吉野郡天川村
長崎県東彼杵郡波佐見町
香川県小豆郡内海町
昭和58年秋 昭和39年
昭和49年4月
昭和62年2月
昭和62年2月
平成9年7月
昭和63年10月
あり あり あり あり あり あり あり あり あり
交流内容により 両主導である
交流内容により 両主導である
行政主導である
交流内容により 両主導である
行政主導である
行政主導である
行政主導である
行政主導である
住民主導である
住民主導である
住民主導である
交流内容により 両主導である
本市の下水処理場に東吉野村のホタル愛好 家からホタルの幼虫1万匹の提供を受けた ことをきっかけに交流が始まった。
熊野街道を介した交流が以前からあり、「堺 王子」があったと思われる本市の王子ケ飢 公園に平成3年、本宮町から贈られた石で 碑を建立。また、平成5年からは「ふれあ い健康ウォーク」で堺市民が熊野古道を訪 問するなど交流を深めてきた。
種子島に伝来した鉄砲が、堺で量産され商 品化されたことなど、歴史的に交流は古く、
約20年前からは堺まつり、種子島鉄砲まつ りに相互参加している。
豊中市の戦没者・空爆犠牲者追悼式に、コ ザ市(現沖縄市)から霊石と仏桑華(ハイ ビスカス)が送られてきた。
以前からこども会や青年会議所が交流して いた。豊かな自然の中から住民の交流を図 ることと、自然が生み出す特産物の流通促 進により産業振興を図る目的で提携。
結婚して枚方から別海町に移り住んだ人の 働きかけにより、別海町青年と関西女性と の交流会が開催されたことなどの交流経過 による。
「都市農村交流推進事業」のモデル市町村 の指定を受けた塩江町から交流の申し出が あった。
名護市で枚方菊人形を開催する企画があリ、
その関係者が枚方パーク菊人形を視察した 際、枚方市を表敬したことがきっかけ。
市民レベルの交流
市民レベルの交流
市民レベルの交流
茨木市には茨木市名誉市民である川端康成 がおり、内海町には「二十四の瞳」の壷井 栄がいるなどの、文学面の共通性があるこ と。比較的安い経費で往復でき、時間的に も1泊2日で十分交流することができる。
互いのまちの情報発信、観光PRなどに効果がある。
互いのまちの情報発信、観光PRなどに効果がある。
市民及び職員間の相互理解。沖縄市の地理歴史 風土から平和の大切さを学習したり、沖縄の文 化に触れることができること。
都市間で培われてきた相互理解と信頼を基に、
教育・文化・産業経済・スポーツ等あらゆる分 野での都市交流を行うことにより市民福祉の向 上と都市の発展に効果が生まれている。
都市間で培われてきた相互理解と信頼性を基に、
教育・文化・産業・経済・スポーツ等あらゆる 分野での都市交流を行うことにより市民福祉の 向上と都市の発展に効果が生まれている。
都市間で培われてきた相互理解と信頼性を基に、
教育・文化・産業・経済・スポーツ等あらゆる 分野での都市交流を行うことにより市民福祉の 向上と都市の発展に効果が生まれている。
都市間で培われてきた相互理解と信頼性を基に、
教育・文化・産業・経済・スポーツ等あらゆる 分野での都市交流を行うことにより市民福祉の 向上と都市の発展に効果が生まれている。
内海町は、海水浴場、キャンプ場などの施設に恵 まれ、本市の青少年にとって海や山における経 験がはかれる。
いくための方策。
行政主導から住民間の主体的な交流を促進して いくための方策。
行政主導から住民間の主体的な交流を促進して いくための方策。
交流によって生まれた人や組織のネットワーク を育てていくこと。
大都市圏の都市環境の中で市民の新たなふるさ とづくりを主眼に都市交流を進めており、今後 市民にとって、よりメリットがある施策の展開 をはかりたい。行政間のつながりだけではなく、
広く市民を巻き込んだ交流として育てていかな ければ、友好交流の意味がない。
大都市圏の都市環境の中で市民の新たなふるさ とづくりを主眼に都市交流を進めており、今後 市民にとって、よりメリットがある施策の展開 をはかりたい。行政間のつながりだけではなく、
広く市民を巻き込んだ交流として育てていかな ければ、友好交流の意味がない。
大都市圏の都市環境の中で市民の新たなふるさ とづくりを主眼に都市交流を進めており、今後 市民にとって、よりメリットがある施策の展開 をはかりたい。行政間のつながりだけではなく、
広く市民も巻き込んだ交流として育てていかな ければ、友好交流の意味がない。
大都市圏の都市環境の中で市民の新たなふるさ とづくりを主眼に都市交流を進めており、今後 市民にとって、よりメリットがある施策の展開 をはかりたい。行政間のつながりだけではなく、
広く市民を巻き込んだ交流として育てていかな ければ、友好交流の意味がない。
交流される方(団体)が固定化されてきている。
また、行政主導の交流に陥る嫌いがある。
農業祭特産市などに東吉野村が特産品コーナー を出展。・本市が東吉野村の文化展覧会、農林 産物品評会に特産品コーナーを出展。・東吉野 村小学4年生が堺市内を社会見学。・隔年でスポ ーツ少年団のバレーボール団が交互に訪問し、
交流試合を行う。・堺市こども会交流事業とし て小学6年生を東吉野村に派遣し、子ども同士の 交流を図る。
・堺まつりに本宮町が熊野詣の時代行列で参加。
・本市のハートフルランド、堺まつりなんばん市、
農業祭特産市などに本宮町が特産品コーナーを 出展。・本市が本宮町こだま祭に特産品コーナ ーを出展。・健康作りの一環とともに、住民同 士の交流を深めるため、堺市民が熊野古道を訪 問。・本宮町が駅伝大会に本市の中学生チーム が参加。
・種子島の鉄砲まつりに本市の火縄銃保存会や、
文化・観光PRのための親善使節などを派遣。
・堺まつりに種子島火縄銃保存会や親善使節な どが参加。・本市のじばしんフェアに種子島が 特産品コーナーを出展。
行政職員交流。少年サッカーチーム交流試合。
青年会議所の組織交流。豊中まつりで沖縄文化 の紹介と物産販売。
①枚方市を含む5市町による友好都市サミット 協議会の開催。②枚方市にて各市町の物産展の 実施。③体育協会の種目別相互交流。
①枚方市を含む、5市町による友好都市サミット 協議会の開催。②枚方市にて各市町の物産展の 実施。③両市の中学生による少年少女ふれあい の翼の実施。④軟式野球の交流試合。
①枚方市を含む、5市町による友好都市サミッ ト協議会の開催。②枚方市にて各市町の物産展 の実施。③両市の小学生によるちびっこ体験ツ アーの実施。
①枚方市を含む、5市町による友好都市サミッ ト協議会の開催。②枚方市にて各市町の物産展 の実施。
経済交流
七夕伝説交流
くらわんか交流
①相互訪問、絵画・書の交換、物産展の開催。
②中学生のサッカー親善試合。③オリーブマラ ソン(内海町で実施)への参加。④こどものキ ャンプ交流。