総 計
小笠原諸島振興開発特別措置法が平成 26 年3月に改正・延長されたことに伴い、法 に基づき国が定める基本方針及びこれに基づき小笠原村が作成する計画案を受け、東京
都が平成 26 年 12 月に「小笠原諸島振興開発計画(平成 26 年度から 30 年度)」を策定 した。
5 小笠原諸島の振興開発事業
小笠原諸島振興開発計画に基づき、各局及び小笠原村で実施している。
港湾、農林水産業施設など産業基盤整備、道路、診療所建物、簡易水道など生活基盤 整備といったハード事業と、病害虫対策、診療所運営や各種調査などのソフト事業があ る。
本事業に対する国庫補助については、内地での事業における補助率の嵩上げや採択基 準の緩和のほか、小笠原特有の事情を考慮した独自の事業への補助などがある。
小笠原諸島振興開発事業 実施計画額の推移
25年度 26年度 27年度 28年度
産業基盤施設等整備事業 1,439,547 1,430,264 7,491,597 3,445,425 生活基盤施設等整備事業 1,959,090 971,769 620,655 683,521
その他 210,228 281,300 290,543 284,024
小笠原諸島振興開発事業合計 3,608,865 2,683,333 8,402,795 4,412,970 うち東京都事業 1,637,223 1,645,234 7,588,331 3,569,605 うち小笠原村事業 1,971,592 1,038,099 814,464 843,365
(注)補正後。復興特別会計を含む。
第2 産業経済
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小笠原の振興開発が促進されることになった。
その法律も平成6年3月をもって期限切れとなったが、人口の定着や産業の振興、航 空路問題、第二集落問題等の難問が山積しているため、平成6年3月、平成 11 年3月、
平成 16 年3月、平成 21 年3月、平成 26 年3月にそれぞれ5箇年延長、一部改正がな された。
4 小笠原諸島振興開発計画
小笠原諸島振興開発特別措置法が平成 26 年3月に改正・延長されたことに伴い、法 に基づき国が定める基本方針及びこれに基づき小笠原村が作成する計画案を受け、東京 都が平成 26 年 12 月に「小笠原諸島振興開発計画(平成 26 年度から 30 年度)」を策定 した。
5 小笠原諸島の振興開発事業
小笠原諸島振興開発計画に基づき、各局及び小笠原村で実施している。
港湾、農林水産業施設など産業基盤整備、道路、診療所建物、簡易水道など生活基盤 整備といったハード事業と、病害虫対策、診療所運営や各種調査などのソフト事業があ る。
本事業に対する国庫補助については、内地での事業における補助率の嵩上げや採択基 準の緩和のほか、小笠原特有の事情を考慮した独自の事業への補助などがある。
小笠原諸島振興開発事業 実施計画額の推移
25年度 26年度 27年度 28年度
産業基盤施設等整備事業 1,439,547 1,430,264 7,491,597 3,445,425 生活基盤施設等整備事業 1,959,090 971,769 620,655 683,521
その他 210,228 281,300 290,543 284,024
小笠原諸島振興開発事業合計 3,608,865 2,683,333 8,402,795 4,412,970 うち東京都事業 1,637,223 1,645,234 7,588,331 3,569,605 うち小笠原村事業 1,971,592 1,038,099 814,464 843,365
(注)補正後。復興特別会計を含む。
第2 産業経済
Ⅰ Ⅰ
第1
Ⅰ
第2
Ⅰ
第3
Ⅰ
第4
Ⅰ
第5
Ⅱ Ⅱ
第1
Ⅱ
第2
Ⅱ
第3
Ⅲ Ⅲ
第1
Ⅲ
第2
Ⅲ
第3
Ⅲ
第4
Ⅲ
第5
Ⅲ
第6
Ⅲ
第7
Ⅲ
第8
Ⅲ
第9
Ⅲ
第10
Ⅲ
第11
Ⅲ
第12
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77
第 2 産 業 経 済
1 概 要
(1)戦前の小笠原諸島の産業は、農業及び漁業が基幹であった。農業は、天恵の亜熱帯 気候の特性を活かし、冬季を中心にトマト、キュウリ、カボチャなどを内地に出荷し、
促成野菜として市場を独占した。またフリージア球根や観葉植物など花き園芸作物の 生産も盛んであった。漁業は、近海を回遊するカツオ、マグロ、トビウオ、ムロアジ、
クジラなどの漁獲が多く、かなり繁栄した。
一方、天然の良港二見港は、南洋群島開発の前進基地、漁業中継基地、軍事上の拠 点として利用価値が高く、人員、物資の運搬で船舶の出入が激しく、これに伴い父島 大村地区を中心に商業、各種サービス業が集まり活況を呈した。また、建設業も好調 で、労務者、船舶荷役の港湾労働者などが多数集まった。兄島、母島に鯨解体工場、
さらに父島、母島に製氷工場があり、カツオ節、ムロ節製造、製糖(白下糖、赤玉糖)、
酒造(焼酎)、製菓(アメ、センベイ、マンジュウ)等も生産していたが家内工業の域を 脱し得なかった。
(2)返還後は、小笠原諸島復興・振興計画に基づき帰島民の生活安定を図るため、基幹 産業として、小笠原諸島の自然条件に即した農業、漁業及び観光の振興を図り、これ らの産業の振興に必要な諸施設と諸設備の整備を実施し、その成果をあげてきた。
ア 農 業 は 、 亜 熱 帯 性 の 気 候 を 活 か し 、 野 菜、 熱 帯 果 樹 、 花 き な ど の 園 芸 作 物 を 主 体 にした経営が行われている。平成 28 年の生産額は 134,587 千円で、平成 27 年をや や上回った。近年は微増傾向にあり、その要因としては、農業生産施設の増加、そ れに伴うパッションフルーツやミニトマトの主力作物の生産増や、世界自然遺産登 録に伴うマスコミによるPR効果等があげられる。
小笠原における農業は、台風や季節風等による農業被害への回避対策、侵入して くる病害虫防除対策など、生産環境への影響等に注意を払っていくことが重要であ る。このような自然環境に起因する被害を少しでも回避するため施設化を推進して おり、平成 11 年度から鉄骨ハウス 29 棟の整備を、さらに平成 23 年度から鉄骨ハ ウス及び耐風強化型ハウス 34 棟を整備し、認定農業者等の農業経営を支援してい る。
農業者個々についてみると経営規模が小さいところが多く、さらに高齢化や後継 者不足による労働力の減少が進み、生産面積は横ばい状態にある。今後は農地の流 動化と基盤整備の充実による規模拡大及び新規就農者の受け入れを積極的に図る必 要がある。なお、ミカンコミバエの根絶により、昭和 60 年2月 15 日から、主要な 農産物の島外出荷が自由となり、パッションフルーツを始めとする熱帯果樹等の生 産拡大が実現した。
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第 2 産 業 経 済
1 概 要
(1)戦前の小笠原諸島の産業は、農業及び漁業が基幹であった。農業は、天恵の亜熱帯 気候の特性を活かし、冬季を中心にトマト、キュウリ、カボチャなどを内地に出荷し、
促成野菜として市場を独占した。またフリージア球根や観葉植物など花き園芸作物の 生産も盛んであった。漁業は、近海を回遊するカツオ、マグロ、トビウオ、ムロアジ、
クジラなどの漁獲が多く、かなり繁栄した。
一方、天然の良港二見港は、南洋群島開発の前進基地、漁業中継基地、軍事上の拠 点として利用価値が高く、人員、物資の運搬で船舶の出入が激しく、これに伴い父島 大村地区を中心に商業、各種サービス業が集まり活況を呈した。また、建設業も好調 で、労務者、船舶荷役の港湾労働者などが多数集まった。兄島、母島に鯨解体工場、
さらに父島、母島に製氷工場があり、カツオ節、ムロ節製造、製糖(白下糖、赤玉糖)、
酒造(焼酎)、製菓(アメ、センベイ、マンジュウ)等も生産していたが家内工業の域を 脱し得なかった。
(2)返還後は、小笠原諸島復興・振興計画に基づき帰島民の生活安定を図るため、基幹 産業として、小笠原諸島の自然条件に即した農業、漁業及び観光の振興を図り、これ らの産業の振興に必要な諸施設と諸設備の整備を実施し、その成果をあげてきた。
ア 農 業 は 、 亜 熱 帯 性 の 気 候 を 活 か し 、 野 菜、 熱 帯 果 樹 、 花 き な ど の 園 芸 作 物 を 主 体 にした経営が行われている。平成 28 年の生産額は 134,587 千円で、平成 27 年をや や上回った。近年は微増傾向にあり、その要因としては、農業生産施設の増加、そ れに伴うパッションフルーツやミニトマトの主力作物の生産増や、世界自然遺産登 録に伴うマスコミによるPR効果等があげられる。
小笠原における農業は、台風や季節風等による農業被害への回避対策、侵入して くる病害虫防除対策など、生産環境への影響等に注意を払っていくことが重要であ る。このような自然環境に起因する被害を少しでも回避するため施設化を推進して おり、平成 11 年度から鉄骨ハウス 29 棟の整備を、さらに平成 23 年度から鉄骨ハ ウス及び耐風強化型ハウス 34 棟を整備し、認定農業者等の農業経営を支援してい る。
農業者個々についてみると経営規模が小さいところが多く、さらに高齢化や後継 者不足による労働力の減少が進み、生産面積は横ばい状態にある。今後は農地の流 動化と基盤整備の充実による規模拡大及び新規就農者の受け入れを積極的に図る必 要がある。なお、ミカンコミバエの根絶により、昭和 60 年2月 15 日から、主要な 農産物の島外出荷が自由となり、パッションフルーツを始めとする熱帯果樹等の生 産拡大が実現した。
Ⅰ Ⅰ
第1
Ⅰ
第2
Ⅰ
第3
Ⅰ
第4
Ⅰ
第5
Ⅱ Ⅱ
第1
Ⅱ
第2
Ⅱ
第3
Ⅲ Ⅲ
第1
Ⅲ
第2
Ⅲ
第3
Ⅲ
第4
Ⅲ
第5
Ⅲ
第6
Ⅲ
第7
Ⅲ
第8
Ⅲ
第9
Ⅲ
第10
Ⅲ
第11
Ⅲ
第12
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