亜熱帯農業センターは、農業振興の拠点として、小笠原特産農産物の生産技術の開 発や、施設栽培技術の安定化、優良種苗の選定並びに導入、さらにアフリカマイマイ 等の病害虫防除法に関する各種試験研究を行っている。これらの成果は、試験成績書 や、栽培マニュアル(「小笠原レモン栽培マニュアル」H28.3「小笠原におけるアテモ ヤ栽培の実際」H29.3)、各種パンフレット(「マンゴーの主要病害虫」H28.7)として 刊行し、生産者及び都民への還元を図っている。また、農業経営の安定及び生産性向 上のため、農作物の展示栽培や農家指導を実施している。
そのほか、小笠原諸島に自生する固有種植 物の保存や当地に適した園芸作物の導入・育 成並びに遺伝子資源としてヤシ科植物など熱 帯性有用植物を維持・展示しており、開かれ た公共施設としての機能を充実させている。
また、小笠原村の観光産業の発展に寄与する ため、展示園(果樹・観葉植物・有用植物等)、
ヤシ園を無料で一般公開している。展示エリ アに関しては、世界自然遺産登録を契機に、
さらに小笠原固有種、希少種の維持を強化す るため、固有種展示・母樹園を、また自然と
共生する小笠原農業への理解と教育のため展示用ネットハウスなどを開設した。
亜熱帯農業センター本館
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(3)組 織
所 長 1名 産業課 亜熱帯農業センター 熱帯果樹・野菜
固有植物 8名 病害虫
畜産指導所 (母 島) 3名
営農研修所 (母 島) 3名 計 15 名
(4)施設及び圃場等
●土 地: 297,171 ㎡
【亜熱帯農業センター】 240,502 ㎡ (
う ち 展 示 園 30,000 ㎡ )【営農研修所】 14,326 ㎡
【畜産指導所】 42,343 ㎡
( う ち 放 牧 場 15,000 ㎡ )●施 設:
【亜熱帯農業センター】 3,073 ㎡
(温室・鉄骨ハウス) 8 棟 1,849 ㎡
(ビニールハウス等) 14 棟 1,224 ㎡
【営農研修所】 1,354 ㎡
(温室・鉄骨ハウス) 4棟 916 ㎡
(ビニールハウス) 4棟 439 ㎡
【畜産指導所】(堆肥生産施設等) 698 ㎡
●展示・保存(植栽)植物:
【亜熱帯農業センター】(平成 15 年度試験成績書参照)
シダ植物 11 科 23 種
種子植物 (裸子植物) 4科 5種
(被子・単子葉植物) 17 科 214 種
(被子・双子葉植物) 64 科 296 種 96 科 538 種
(5)主要業務の内容と実績
ア 魅力ある特産熱帯果樹の周年生産モデル確立に向けた 生産技術開発
(ア)菊池レモン、小笠原オレンジ等カンキツ類の生産特性 の把握、果実品質の解明。
(イ)赤色 LED を導入したパッションフルーツ電照栽培技術 の検討等新たな資材活用による栽培技術の開発。
試 験 圃 場
菊 池 レ モ ン
5 小笠原亜熱帯農業センター
(1)沿革
明治 43 年 父島二子、北袋沢地区に農産物試験場設置(国より東京府に所管換)
昭和 45 年 父島二子、小曲地区に東京都農業試験地設立 46 年 父島洲崎地区に和牛放牧試験地設立
47 年 亜熱帯農業センターと改組。母島元地に営農研修所設立 53 年 展示園開設
61 年 母島評議平に和牛放牧試験地を移転、畜産指導所に改組 62 年 病害虫実験棟完成
平成 9 年 亜熱帯農業センター本館改築
13 年 鉄骨ハウス増築、農業用水貯水槽増設 21 年 鉄骨ハウス増築
25 年 固有種展示・母樹園開設、野菜育苗・栽培温室を展示ハウスに改修 27 年 ストロングハウス(6棟)建設
(2)現 況
亜熱帯農業センターは、農業振興の拠点として、小笠原特産農産物の生産技術の開 発や、施設栽培技術の安定化、優良種苗の選定並びに導入、さらにアフリカマイマイ 等の病害虫防除法に関する各種試験研究を行っている。これらの成果は、試験成績書 や、栽培マニュアル(「小笠原レモン栽培マニュアル」H28.3「小笠原におけるアテモ ヤ栽培の実際」H29.3)、各種パンフレット(「マンゴーの主要病害虫」H28.7)として 刊行し、生産者及び都民への還元を図っている。また、農業経営の安定及び生産性向 上のため、農作物の展示栽培や農家指導を実施している。
そのほか、小笠原諸島に自生する固有種植 物の保存や当地に適した園芸作物の導入・育 成並びに遺伝子資源としてヤシ科植物など熱 帯性有用植物を維持・展示しており、開かれ た公共施設としての機能を充実させている。
また、小笠原村の観光産業の発展に寄与する ため、展示園(果樹・観葉植物・有用植物等)、
ヤシ園を無料で一般公開している。展示エリ アに関しては、世界自然遺産登録を契機に、
さらに小笠原固有種、希少種の維持を強化す るため、固有種展示・母樹園を、また自然と
共生する小笠原農業への理解と教育のため展示用ネットハウスなどを開設した。
亜熱帯農業センター本館
Ⅰ Ⅰ
第1
Ⅰ
第2
Ⅰ
第3
Ⅰ
第4
Ⅰ
第5
Ⅱ Ⅱ
第1
Ⅱ
第2
Ⅱ
第3
Ⅲ Ⅲ
第1
Ⅲ
第2
Ⅲ
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Ⅲ
第4
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Ⅲ
第6
Ⅲ
第7
Ⅲ
第8
Ⅲ
第9
Ⅲ
第10
Ⅲ
第11
Ⅲ
第12
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(ウ)マンゴー根域制限栽培における用土量の検討、レイシ生育特性の解明等。
イ 小笠原諸島自生種による公共工事利用技術の開発
(ア) 乾性低木林の構成種を主とした自生種について、増殖試験、鉢上げ及び自然植 生への移植後の生存試験(対象種:ムニンナキリスゲ、ココメスゲ、オガサワラ ススキ等)。
(イ) 小笠原自生種等について、公共工事用緑化木への活用に向けた適性試験(対象 樹種:ヒメツバキ、モモタマナ)。
ウ 病害虫防除試験
(ア)環境に配慮したアフリカマイマイ防除技術の開発 を実施し、固有陸産貝類に対する薬剤の影響や、 環 境負荷の少ない農薬の防除効果の検証。
(イ)熱帯果樹等の病害虫防除技術開発に取り組み、各 種果樹類、野菜類に発生する病害虫の発生消長の解 明(例:カンキツ類に発生するダニ類の発生消長調 査)。
(ウ)未解明病害虫の原因究明及び防除技術開発に取り組むとともに、侵入害虫対策 として、温水消毒による効果と植物体に与える影響評価。
エ 島内外の関係機関と協同する各種取組み 父島保育園、小笠原村社会福祉協議会(ち びっ子クラブ)のジャガイモ植え・収穫体験 など子供たちに対する食育教育への支援を行 っているほか、小笠原小学校における総合学 習や内地都立高校からの修学旅行生の農業体 験受け入れ、島内イベント(産業祭)でのブ ース出展、農セ展示エリアでの各種展示等を
通して、試験研究成果を広く伝えるとともに農業に親しむ機会を様々な方面から 提供している。
(6)畜産指導所
ア 目的及び主な業務内容
小笠原諸島は、赤色土に覆われ、連作等による農耕地の地力低下が認められてお り 、 農 産 物 の 生 産 性 向 上 の た め に は 継 続 し た 有 機 質 の 投 入 が 必 要 で あ る 。そ こ で 畜 産指導所では家畜ふん堆肥を利用した有畜農業を推進するため、牛飼養農家の技術
ア フ リ カ マ イ マ イ
保育園ジャガイモ掘り体験様子
指導を行うとともに、生産牛の配布や家畜飼養試験、飼料作物栽培試験を実施して いる。また、島内に存在する未利用資源の農業利活用を推進している。
〔主な業務内容〕
(ア)肉牛飼養技術及び繁殖技術の実証試験
(イ)飼料作物の栽培技術確立試験及び実証試験
(ウ)亜熱帯地域における採卵鶏の飼養管理技 術試験
(エ)生産牛の農家配付と農家への巡回指導及び人工授精
(オ)家畜飼養、飼料作物栽培技術の研修・講習会の開催
イ 小笠原支庁管内飼養頭羽数
(7)営農研修所 ア 目的及び業務
帰島農業者が安定した農業を営むため、農業に関する必要な知識や技術を指導す ることを目的に、昭和 47 年に設立された。現在は対象者を帰島農業者や後継者に とどまらず、地域内外からの就農者や就農希望者等の新しい地域農業の担い手の確 保や育成とともに、農業経営の改善に取り組んでいる。
指導の手法として、実証展示栽培、講習会、座談会、現地検討会、組織活性化指 導、巡回指導、個別相談、印刷物配付により情報提供等を実施している。
小笠原村認定農業者・認定就業者の計画立案や申請後の計画遂行について助言・
指導を行っている。また、就農支援資金や農業改良資金等の公的融資に関する相談 にも応じている。
1戸 2戸 3戸 1戸 2戸 3戸 0戸 1戸 1戸 0戸 1戸 1戸 0戸 1戸 1戸 1頭 3頭 4頭 1頭 3頭 4頭 0頭 2頭 2頭 0頭 1頭 1頭 0頭 1頭 1頭
鶏 2戸 3戸 5戸 3戸 2戸 5戸 6戸 9戸 15戸 6戸 9戸 15戸 4戸 11戸 15戸
採卵鶏
46羽 70羽 116羽 98羽 18羽 116羽 147羽 116羽 263羽 178羽 106羽 284羽 133羽 151羽 284羽肉用鶏
0羽 0羽 0羽 0羽 0羽 0羽 10羽 0羽 10羽 10羽 7羽 17羽 11羽 7羽 18羽(注)牛については年間延べ飼養戸数、頭数。
母島 計 牛
区分 26年度母島
計 24年度
父島 母島 計 父島
28年度
父島 母島 計
父島 母島 25年度
計
27年度 父島
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(ウ)マンゴー根域制限栽培における用土量の検討、レイシ生育特性の解明等。
イ 小笠原諸島自生種による公共工事利用技術の開発
(ア) 乾性低木林の構成種を主とした自生種について、増殖試験、鉢上げ及び自然植 生への移植後の生存試験(対象種:ムニンナキリスゲ、ココメスゲ、オガサワラ ススキ等)。
(イ) 小笠原自生種等について、公共工事用緑化木への活用に向けた適性試験(対象 樹種:ヒメツバキ、モモタマナ)。
ウ 病害虫防除試験
(ア)環境に配慮したアフリカマイマイ防除技術の開発 を実施し、固有陸産貝類に対する薬剤の影響や、 環 境負荷の少ない農薬の防除効果の検証。
(イ)熱帯果樹等の病害虫防除技術開発に取り組み、各 種果樹類、野菜類に発生する病害虫の発生消長の解 明(例:カンキツ類に発生するダニ類の発生消長調 査)。
(ウ)未解明病害虫の原因究明及び防除技術開発に取り組むとともに、侵入害虫対策 として、温水消毒による効果と植物体に与える影響評価。
エ 島内外の関係機関と協同する各種取組み 父島保育園、小笠原村社会福祉協議会(ち びっ子クラブ)のジャガイモ植え・収穫体験 など子供たちに対する食育教育への支援を行 っているほか、小笠原小学校における総合学 習や内地都立高校からの修学旅行生の農業体 験受け入れ、島内イベント(産業祭)でのブ ース出展、農セ展示エリアでの各種展示等を
通して、試験研究成果を広く伝えるとともに農業に親しむ機会を様々な方面から 提供している。
(6)畜産指導所
ア 目的及び主な業務内容
小笠原諸島は、赤色土に覆われ、連作等による農耕地の地力低下が認められてお り 、 農 産 物 の 生 産 性 向 上 の た め に は 継 続 し た 有 機 質 の 投 入 が 必 要 で あ る 。そ こ で 畜 産指導所では家畜ふん堆肥を利用した有畜農業を推進するため、牛飼養農家の技術
ア フ リ カ マ イ マ イ
保育園ジャガイモ掘り体験様子
指導を行うとともに、生産牛の配布や家畜飼養試験、飼料作物栽培試験を実施して いる。また、島内に存在する未利用資源の農業利活用を推進している。
〔主な業務内容〕
(ア)肉牛飼養技術及び繁殖技術の実証試験
(イ)飼料作物の栽培技術確立試験及び実証試験
(ウ)亜熱帯地域における採卵鶏の飼養管理技術試験
(エ)生産牛の農家配付と農家への巡回指導及び人工授精
(オ)家畜飼養、飼料作物栽培技術の研修・講習会の開催
イ 小笠原支庁管内飼養頭羽数
(7)営農研修所 ア 目的及び業務
帰島農業者が安定した農業を営むため、農業に関する必要な知識や技術を指導す ることを目的に、昭和 47 年に設立された。現在は対象者を帰島農業者や後継者に とどまらず、地域内外からの就農者や就農希望者等の新しい地域農業の担い手の確 保や育成とともに、農業経営の改善に取り組んでいる。
指導の手法として、実証展示栽培、講習会、座談会、現地検討会、組織活性化指 導、巡回指導、個別相談、印刷物配付により情報提供等を実施している。
小笠原村認定農業者・認定就業者の計画立案や申請後の計画遂行について助言・
指導を行っている。また、就農支援資金や農業改良資金等の公的融資に関する相談 にも応じている。
1戸 2戸 3戸 1戸 2戸 3戸 0戸 1戸 1戸 0戸 1戸 1戸 0戸 1戸 1戸 1頭 3頭 4頭 1頭 3頭 4頭 0頭 2頭 2頭 0頭 1頭 1頭 0頭 1頭 1頭
鶏 2戸 3戸 5戸 3戸 2戸 5戸 6戸 9戸 15戸 6戸 9戸 15戸 4戸 11戸 15戸
採卵鶏
46羽 70羽 116羽 98羽 18羽 116羽 147羽 116羽 263羽 178羽 106羽 284羽 133羽 151羽 284羽肉用鶏
0羽 0羽 0羽 0羽 0羽 0羽 10羽 0羽 10羽 10羽 7羽 17羽 11羽 7羽 18羽27年度 父島
計 父島
28年度
父島 母島 計
父島 母島 25年度
計 母島 計
牛
区分 26年度母島
計 24年度
父島 母島
(注)牛については年間延べ飼養戸数、頭数。
Ⅰ Ⅰ
第1
Ⅰ
第2
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第3
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第4
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第1
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