5-1 グループ創造技法体験研修会
元 ラベル22枚 による試 み 2004年 8月 27日
ISP人 材 確 保 ・育 成 支 援 セミナー
「創 造 的 人 材 育 成 のためのグループ創 造 技 法 」
講 演 と実 技 実 習 を半 分 ずつにし、一 時 間 で KJ 法 の感 じをつかめる実 習 を するようにという要 請 があった。
それまでは、時 間 制 約 がほとんどない条 件 下 でインストラクションをしてきた ので、これには戸 惑 った。考 えあぐねた末 に、元 ラベルも表 札 もシンボルマーク もすべて既 成 の作 品 を使 ってプリントし、それを裁 断 して作 業 手 順 通 りに手 作 業 をしてもらえば、ラベル操 作 だけを通 して感 じは掴 んでもらえるだろうという結 論 に達 した。
一 時 間 でということになると、ラベル数 が問 題 である。
早 稲 田 KJ 研 究 会 での島 ごとにつくられた省 エネ図 解 が思 い出 された。大 き な島 を見 て、これぐらいの大 きさでも KJ 法 の階 層 が3段 以 上 あるので、階 層 性 を理 解 す るには 「 死 して何 を 残 す の か」 が 22枚 であり、 内 容 的 に は 抽 象 的 か つ哲 学 的 ではあるが、誰 にでも当 てはまる問 題 なので、20 枚 程 度 が適 切 枚 数 であると判 断 した。
当 日 は、作 業 手 順 を示 したプリントも用 意 し、簡 単 な解 説 をして作 業 に入 っ てもらった。
参 加 者 を観 察 することで判 明 したことは、作 業 手 順 のプリントは、まったく役 に立 っていなかったということだった。 周 りに集 まってもらって作 業 見 本 を示 し たが、それでもわかりにくいようであった。
一 番 ショックだったことは、2段 目 で集 まったラベルに表 札 を一 緒 に束 にする とき、下 位 段 階 で留 めていたクリップに一 緒 に突 っ込 んでいるひとがいたことで あった。表 札 をつけたラベルグループは、一 枚 のデータとしてあつかうという意 味 が分 からなかったのである。筆 者 が実 演 したら、「ああ、そうやるのか。本 を読 んでも作 業 の実 際 がイメージできないんですよ」ということであった。
本 を読 んでも分 からないという声 は多 い。KJ 法 は、説 明 を聞 いても本 を読 ん でもわからない。それはたたみの水 練 と同 じだからである。
ある時 、KJ 法 の質 問 をしてきた知 人 がいた。彼 は川 喜 田 二 郎 著 作 集 全 巻 を持 っているので、何 巻 の何 ページを読 めとアドバイスをしたら、アンダーライン を引 いたコピーを送 ってくれといってきた。いろいろ書 いてあるので、どれが大 事 か分 からないという。初 心 者 にとって重 要 なことは、入 門 の敷 居 が入 りやす い高 さであることである。そのために、作 法 としてのビジュアルおよび手 作 業 シミ ュレーションを制 作 したのである。
この失 敗 により、一 時 間 で狭 義 の KJ 法 一 ラウンドの作 業 工 程 を分 かりやすく 体 験 できる教 材 を作 ろうと決 心 した。
図 47 筆 者 説 明 風 景
死して何を 残すか?
魅力的な人物は語り 継がれる
「残したい!」と思うの はなぜ?
自分が残したものを生 きている人に活用して 欲しい
残ったとしても時代の 流れにより形骸化して しまう可能性がある
何かを残したいという 欲求は本能である
自分の一番大切な人 に何かを残したいと思 うのは人情だ
諸行無常のこの世の 中で残せるものは何も ない
人間の営みは、放って おけばそれなりのとこ ろへ向かっていく。なる ようになるのでは?
死体は灰にして海に流 して欲しい
人の命も自分の命と 同じ重さを持っている ことを知らさなければ ならない
「残すこと」と「残るこ
と」は同じではない 一度しかない命は得
難く尊いものである
住みやすい社会を残し たい
一生は短いので、出切 るだけ多くの人と出会 いたい
何も残さないことをキ レイだと思う感覚は日 本的である(ワビサビ)
何が残るのかは、その 時の状況や対象物(残 る物)の性質による 昔の人が何も残してい なければ、今の自分は 存在しない
人類に大きな影響を与 えるモノを残した人は 偉大である
無への恐れから、何か を残したいという欲求 が生まれる 死者の残すものは、生
者に生きる力を与える ことがある
意志をもって何かを残 すときは、できる限り環 境を整えてやらなけれ ばならない
残すものが将来・未来 の負担にならないよう にする観点を確立した い
立つ鳥跡を「残さず」の 精神は、日本の美意識 である
はかない世に何も残さ ず去ることも日本の美 意識である
人々を魅了し、パワー を与える偉業には、死 者の強い情念がこもっ ている
偉業を成し遂げた英雄 は伝承され、後世の 人々を魅了する
消えることへの恐れが 残したいという本能を 呼び起こす
次の世代へ理想の社 会を残すためには、残 すか否かの基準が必 要である
死を笑顔で迎えるため に、大切な人に何かを 残す好意は人間的で ある
死んだ人の魂が持つ 情念は、生きている人 にパワーを与えてくれ る
多くの人と出会うことで 命こそ得難く尊く同じ 重さを!持つものと知 れ!
文化的、社会的産物は とりまく世界のありよう によって、自然にその 姿を変える
残すか田舎の基準を 設け、環境を整えること が次世代の理想社会 のためになる 命とは、得難く尊く同じ 重さを持つと体で知れ
理想となる基準を持っ て環境を整備せね ば、あらゆる事物は時 間の洗礼に耐えられ ず、正道が見失われる
死して残さない 残された私 美しさ
残したいのは なぜ?
残「す」「る」の 違いを知れ 偉業 の 情念
死して残す笑 顔
尊い命の出会 い
世界は流れ行 く
1.20030808 Fri.
2.JAIST 知識棟5F コラボレーションルーム2 3.笠瀬秀一郎、柿谷宗明 津田顕一郎、藤原祐介 鱸裕子、寺朱美、羽山徹彩 4.ラベル集め及び表札作り:同上 シンボルマーク:柿谷宗明 図解化:柿谷宗明 5.JAISTインターンシップ研修 6.インストラクター:三村修 電子化:三村修
図 48 「死 して何 を残 すのか」手 作 業 紙 教 材
死して何を残すか? 元ラベル並べ
魅力的な人物は語り 継がれる
「残したい!」と思うの はなぜ?
自分が残したものを生 きている人に活用して 欲しい
残ったとしても時代の 流れにより形骸化して しまう可能性がある 何かを残したいという
欲求は本能である
自分の一番大切な人 に何かを残したいと思 うのは人情だ
諸行無常のこの世の 中で残せるものは何も ない
人間の営みは、放って おけばそれなりのとこ ろへ向かっていく。なる ようになるのでは?
死体は灰にして海に流 して欲しい 人の命も自分の命と
同じ重さを持っている ことを知らさなければ ならない
「残すこと」と「残るこ と」は同じではない
一度しかない命は得 難く尊いものである
住みやすい社会を残し たい
一生は短いので、出来 るだけ多くの人と出会 いたい
何も残さないことをキ レイだと思う感覚は日 本的である(ワビサビ)
何が残るのかは、その 時の状況や対象物(残 る物)の性質による 昔の人が何も残してい なければ、今の自分は 存在しない
人類に大きな影響を与 えるモノを残した人は 偉大である 無への恐れから、何か を残したいという欲求 が生まれる 死者の残すものは、生
者に生きる力を与える ことがある
意志をもって何かを残 すときは、できる限り環 境を整えてやらなけれ ばならない
残すものが将来・未来 の負担にならないよう にする観点を確立した い
第1段階 ラベル集め
「残したい!」と思うの はなぜ?
自分が残したものを生 きている人に活用して 欲しい
残ったとしても時代の 流れにより形骸化して しまう可能性がある 何かを残したいという
欲求は本能である
自分の一番大切な人 に何かを残したいと思 うのは人情だ
諸行無常のこの世の 中で残せるものは何も ない
人間の営みは、放って おけばそれなりのとこ ろへ向かっていく。なる ようになるのでは?
死体は灰にして海に流 して欲しい
「残すこと」と「残るこ
と」は同じではない 一度しかない命は得 難く尊いものである
一生は短いので、出来 るだけ多くの人と出会 いたい
何も残さないことをキ レイだと思う感覚は日 本的である(ワビサビ)
何が残るのかは、その 時の状況や対象物(残 る物)の性質による 昔の人が何も残してい なければ、今の自分は 存在しない
人類に大きな影響を与 えるモノを残した人は 偉大である 無への恐れから、何か を残したいという欲求 が生まれる
死者の残すものは、生 者に生きる力を与える ことがある 意志をもって何かを残
すときは、できる限り環 境を整えてやらなけれ ばならない
残すものが将来・未来 の負担にならないよう にする観点を確立した い
魅力的な人物は語り 継がれる 人の命も自分の命と
同じ重さを持っている ことを知らさなければ ならない
住みやすい社会を残し たい
第1段階 表札づくり
自分が残したものを生 きている人に活用して 欲しい
何かを残したいという 欲求は本能である
諸行無常のこの世の 中で残せるものは何も ない
一度しかない命は得 難く尊いものである
何も残さないことをキ レイだと思う感覚は日 本的である(ワビサビ)
人類に大きな影響を与 えるモノを残した人は 偉大である 無への恐れから、何か
を残したいという欲求 が生まれる
死者の残すものは、生 者に生きる力を与える ことがある
残すものが将来・未来 の負担にならないよう にする観点を確立した い
魅力的な人物は語り 継がれる 人の命も自分の命と
同じ重さを持っている ことを知らさなければ ならない
住みやすい社会を残し たい
はかない世に何も残さ ず去ることも日本の美 意識である 偉業を成し遂げた英雄
は伝承され、後世の 人々を魅了する 消えることへの恐れが
残したいという本能を 呼び起こす
次の世代へ理想の社 会を残すためには、残 すか否かの基準が必 要である 死んだ人の魂が持つ
情念は、生きている人 にパワーを与えてくれ る
命とは、得難く尊く同じ 重さを持つと体で知れ
☆整然とならべ ましょう。
☆動かし易くする ために、間を少し 空けましょう。
☆集まったラベル は、図のように 重ねましょう。
☆絶対に枠外に は出さないこと が、コツです。
☆場の相対的近さ を意識して集め (集まり)ますか ら、集まっても同 じように読み進め るうちに、より近 いラベルに気づ けます。
第2段階 ラベル並べ
「残したい!」と思うの はなぜ?
残ったとしても時代の 流れにより形骸化して しまう可能性がある 自分の一番大切な人
に何かを残したいと思 うのは人情だ
人間の営みは、放って おけばそれなりのとこ ろへ向かっていく。なる ようになるのでは?
死体は灰にして海に流 して欲しい
「残すこと」と「残るこ と」は同じではない
一生は短いので、出来 るだけ多くの人と出会 いたい
何が残るのかは、その 時の状況や対象物(残 る物)の性質による 昔の人が何も残してい なければ、今の自分は 存在しない 意志をもって何かを残 すときは、できる限り環 境を整えてやらなけれ ばならない
はかない世に何も残さ ず去ることも日本の美 意識である 偉業を成し遂げた英雄
は伝承され、後世の 人々を魅了する
消えることへの恐れが 残したいという本能を 呼び起こす
次の世代へ理想の社 会を残すためには、残 すか否かの基準が必 要である
死んだ人の魂が持つ 情念は、生きている人 にパワーを与えてくれ る
命とは、得難く尊く同じ 重さを持つと体で知れ
図 49 「死 して何 を残 すのか」作 業 手 順