• 検索結果がありません。

担当機関 科学技術評価応用庁、インドネシア科学研究所、学 術研究機関

関連機関 公共事業省、国家防災庁、気象庁、州、県・市

1) 風水害及び風水害対策に関する研究の推進

{ 国は,防災に係る見地から,風水害及び風水害対策に関する科学技術及び研究の振 興を図る。この際,海外研究機関を含む研究機関間はもとより,研究機関と行政機 関との連携を推進し,防災施策に生かしていくものとする。

{ 国は1) 風水害対策に資する基本的なデータの集積、2) 各種試験研究施設・設備の充 実・整備、3) 研究所や大学等における防災研究の推進、および4) 防災技術の研究開 発の推進、を図るものとする。

{ 研究機関は,風水害に関する観測研究の成果が,災害危険区域の指定をはじめとす る防災体制の強化に資するよう,国及び地方公共団体等の防災機関への情報提供等 を推進するものとする。

2) 予測,観測の充実・強化等

{ 国〔気象庁等〕及び地方公共団体は雨量,水位等の観測体制,施設の充実・強化等 を図るものとする。

{ 気象庁は,気象予測の高度化を図る。特に,降水短時間予報等 時間的・地域的に細 分化した大雨予測技術や竜巻等突風予測技術の精度向上を行うものとする。

{ 国〔気象庁,公共事業省〕及び州は,先行降雨等を考慮した地滑り,土石流,がけ 崩れ等の予測技術の開発・精度向上を図るものとする。

{ 公共事業省及び州は,河川水位等の予測のため最新の資料・技術等を活用した予測 システムの開発・実用化を図るものとする。

3) 社会学的研究等の推進

{ 研究分野は、暴風雨や災害の発生等自然現象そのものの理学的・工学的研究のみな らず、社会学的研究(災害時の人間行動や情報伝達など)などの応用分野について も積極的に取り込むものとする。

{ 風水害により被災した施設の管理者は,既往の被災事例等を参考に,被災原因の分 析,資料収集等を行い,必要に応じ国又は地方公共団体に報告する。国又は地方公 共団体は,この報告を受け,又は自ら被災原因の分析等を行い,必要に応じ,基準 の改訂,責任の明確化等適切な措置を講ずる。

第2 第 2章 章: :災 災害 害応 応急 急対 対策 策

{ 風水害による被害を軽減するためには,事前に住民の避難誘導を行うなどの種々の 措置を的確に行うことが重要である。特に,高齢者や障害者等,避難行動に時間を 要する災害時要援護者が迅速に避難できるよう,避難準備情報の伝達を行うなど,

県・市があらかじめ定めるマニュアル・計画に沿った避難支援を行うことが重要で ある。

{ 応急対策の実施については,住民に最も身近な行政主体として第1次的には県・市 があたり,州は広域にわたり総合的な処理を必要とするものにあたる。また,地方 公共団体の対応能力を超えるような大規模災害の場合には,国が積極的に応急対策 を支援するものとする。

{ 風水害の災害応急対策としては,まず災害発生直前の警報等の伝達,水防等の災害 未然防止活動,避難誘導等の対策があり,発生後は機動的な初動調査の実施等被害 状況の把握,次いでその情報に基づき所要の体制を整備するとともに,被害の拡大 の防止,二次災害の防止,人命の救助・救急・医療活動を進めることとなる。さら に,応急収容,必要な生活支援(食料,水等の供給)を行う。当面の危機的状況に 対処した後は,保健衛生,社会秩序の維持,ライフライン等の復旧,被災者への情 報提供を行っていくこととなる。この他,広域的な人的・物的支援を円滑に受け入 れることも重要である。