第 2 節 活動体制の確立
4) 非常災害対策本部等の調査団等の派遣,現地対策本部の設置
{ 非常本部等は,被災現地の状況を把握し,応急対策の迅速かつ的確な実施に資する ため,必要に応じ,政府調査団の派遣を行うとともに,指定地方行政機関,地方公 共団体等の各機関が実施する災害応急対策の総合調整に関する事務のうち,現地に おいて機動的かつ迅速に処理する必要がある場合には,現地対策本部の設置を行う ものとする。
{ また,必要に応じ,政府調査団に先立ち,ヘリコプター等により緊急に担当官を現 地に派遣するものとする。
{ 現地対策本部長は原則として国家防災庁副長官とし,現地対策本部員は,関係省庁 局長級職員によって構成されるものとする。
{ 現地対策本部員等予定者は,国軍のヘリコプター等により政府調査団のメンバー等 として現地に派遣され,そのまま現地対策本部員等として現地対策本部に常駐し,
被災地方公共団体と連絡調整を図りつつ政府が実施する対策を処理するとともに,
地方公共団体の災害対策本部が行う災害対策に対して,支援,協力等を行うものと する。
2.7 ジャカルタ市圏内において大地震が発生した場合の参集方法等
担当機関 国家防災庁、州、県・市
関連機関 国軍(陸・海・空)
{ あらかじめ指名された災害対策関係省庁の防災担当職員は,ジャカルタ市圏内にお
いてMMI 7以上の地震が発生した場合,直ちに非常参集するものとする。その際,
交通が途絶し,徒歩等以外の手段で参集することができない場合には,国軍のヘリ コプターの利用等により参集するものとする。
{ 緊急災害対策本部及びその事務局を首都機能への大きなダメージによりジャカル タ市郊外に設置する場合には,国軍のヘリコプター等により移動するものとする。
2.8 国軍/警察の災害派遣
担当機関 国軍(陸・海・空)、警察、州、県・市
関連機関 国家防災庁
{ 州知事は,国軍/警察の派遣要請の必要性を地震の規模や収集した被害情報から判 断し,必要があれば直ちに要請するものとする。また,事態の推移に応じ,要請し ないと決定した場合は,直ちにその旨を連絡するものとする。
{ 県知事、市長は,応急措置を実施するため必要があると認めるときは,州知事に対 し国軍/警察の派遣要請をするよう求めるものとする。
{ 国軍/警察は,州知事から要請を受けたときは要請の内容及び自ら収集した情報に 基づいて部隊等の派遣の必要の有無を判断し部隊等を派遣する等適切な措置を行 う。
{ 県知事、市長は,通信の途絶等により州知事に対し国軍/警察の派遣要請をするよ う要求できない場合には,その旨及びその県、市の地域の災害の状況を国軍/警察 に通知するものとする。この通知をしたときは,速やかにその旨を国軍/警察から 州知事に通知するものとする。
{ 要請を受けて行う災害派遣以外の国軍/警察の他の措置として,大規模な地震が発 生した場合の情報収集のための部隊等の派遣,通信の途絶等により州と連絡が不可 能である場合や県知事や市長からの通知を受けた場合等における人命救助のため の部隊等の派遣等,地震による災害に際し,その事態に照らし特に緊急を要する時 には,要請を待たないで部隊等を派遣することができる。
{ 国軍/警察が災害派遣時に実施する救援活動の内容は,災害の状況,他の救援機関 等の活動状況,要請内容,現地における部隊等の人員,装備等によって異なるが,
通常,被害状況の把握,避難の援助,遭難者等の捜索救助,消防活動,道路又は水 路の啓開,応急医療・救護・防疫,人員及び物資の緊急輸送,炊飯及び給水,救援 物資の無償貸与又は譲与,危険物の保安及び除去等を実施するものとする。