第3章 計画推進に向けて
4 障害福祉サービスの活動指標とサービス見込み量
(1)訪問系サービス
訪問系サービスである居宅介護・重度訪問介護等は、第3期障害福祉計画の見込み量に 比べ少ないですが、確実に利用が伸びています。今後、施設入所者等の地域移行に伴い、
需要はさらに増加する見込みで、事業を実施する事業所などの基盤強化が課題となります。
外出を支援する同行援護・行動援護についても、必要量の見込みに比較して、事業所や 資格を持つヘルパーの不足が懸念されます。
○内容
サービス名 内容
居宅介護(ホームヘルプ) 自宅で、入浴、排せつ、食事の介護等を行います。
重度訪問介護
重度の肢体不自由者その他の障害のある人で、常に介護を必要 とする人に、自宅で、入浴、排せつ、食事の介護、外出時にお ける移動支援などを総合的に行います。
同行援護
視覚障害により、移動に著しい困難を有する人に、移動に必要 な情報の提供(代筆・代読を含む)、移動の援護等の外出支援 を行います。
行動援護 自己判断能力が制限されている人が行動するときに、危険を回 避するために必要な支援や外出支援を行います。
重度障害者等包括支援 介護の必要性が特に高い人に、居宅介護等複数のサービスを包 括的に行います。
○見込み量(各項共通事項:見込み量については、過去の月間利用人数の推移を元に伸び率 を算出し、それを元に必要なサービス量を推計しています)
サービス名
第3期利用実績
(平成 26 年度は見込み) 第4期見込み量 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 居宅介護 時間/月 1,168 1,240 1,428 1,534 1,633 1,735
人/月 94 96 102 105 108 111 重度訪問介護 時間/月 92 27 2 50 50 75 人/月 2 1 1 2 2 3 同行援護 時間/月 217 248 289 457 475 510 人/月 12 15 16 26 27 29 行動援護 時間/月 224 291 304 323 342 380 人/月 12 15 16 17 18 20 重度障害者等包括支援 時間/月 0 0 0 0 0 0 人/月 0 0 0 0 0 0
○サービス量確保のための方策
・サービス提供事業者の参入を働きかけるとともに、高齢者福祉担当課等と連携して介護 保険制度の指定事業者等に情報提供を行い、サービス提供体制の強化を図ります。また、
ヘルパーの人材確保に努め、一人ひとりのニーズに対応できる基盤整備に努めます。
(2)日中活動系サービス
日中活動系サービスについては、就労継続支援B型の利用者数が、事業所の整備や職種 の増加などにより順調に伸びています。一方、就労移行支援、就労継続支援A型、自立・
生活訓練は、事業所数・利用者数ともに少なく、さらなる体制の充実が課題です。
○内容
サービス名 内容
生活介護 常に介護を必要とする人に、昼間、入浴、排せつ、食事の介護 等を行い、創作的活動又は生産活動の機会を提供します。
自立訓練
(機能訓練・生活訓練)
自立した日常生活又は社会生活ができるよう、一定期間、身体 機能又は生活能力の向上のために必要な訓練を行います。
就労移行支援 一般企業等への就労を希望する人に、一定期間、就労に必要な 知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。
就労継続支援
(A型=雇用型・B型=非雇用型)
一般企業等での就労が困難な人に、働く場を提供するととも に、知識及び能力の向上のために必要な訓練を行います。
療養介護 医療と常時介護を必要とする人に、医療機関で機能訓練、療養 上の管理、看護、介護及び日常生活上の援助を行います。
短期入所
(ショートステイ)
自宅で介護する人が病気の場合などに、短期間、夜間も含め施 設等で、入浴、排せつ、食事の介護等を行います。
○見込み量
サービス名
第3期利用実績
(平成 26 年度は見込み) 第4期見込み量 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 生活介護 人日/月 3,067 3,215 2,887 3,048 3,048 3,048
人/月 150 156 145 150 150 150 自立訓練(機能訓練) 人日/月 0 0 0 0 0 0 人/月 0 0 0 0 0 0 自立訓練(生活訓練) 人日/月 43 67 67 88 88 110 人/月 2 3 3 4 4 5 就労移行支援 人日/月 43 39 37 60 60 80 人/月 2 2 2 3 3 4 就労継続支援A型 人日/月 214 255 344 388 449 490 人/月 10 13 17 19 22 24 就労継続支援B型 人日/月 3,021 2,799 3,427 3,379 3,464 3,567 人/月 175 174 192 198 203 209
※「自立訓練(生活訓練)」は、サービス利用者数が年 0.5 人ずつ増加すると見込む。
※「就労継続支援A型」は、サービス利用者数が年 2.3 人ずつ増加すると見込む。
※「就労継続支援B型」は、サービス利用者数が年 5.6 人ずつ増加すると見込む。
※「短期入所」は、サービス利用者数が年 9.6 人ずつ増加すると見込む。
○サービス量確保のための方策
・身近な地域で必要なサービスが利用できるよう、サービス提供体制の整備に努めます。
・一般就労等を希望する障害のある人に対しては、相談支援事業等を活用し、適切なサー ビスを利用することで、就業面及び生活面の一体的な支援を行います。
・就労系事業所と連携し、民間企業等への障害者雇用の理解と協力を求め、障害のある人 の就労に向けた職場実習の確保に努めます。
・利用者が増加傾向にある就労継続支援B型の利用枠の確保を図るため、関係機関への働 きかけを進めます。
(3)居住系サービス
居住系サービスについては、施設入所者の地域移行の受け皿として、共同生活援助(グ ループホーム)が少しずつ整備されていますが、受入れ可能な部屋が確保できないなどの 理由で、入居に至らないケースがあり、さらに計画的な整備が望まれます。
○内容
サービス名 内容
共同生活援助 夜間や休日、共同生活を行う住居で、集団生活の支援等を行い ます。
施設入所支援 障害者支援施設に入所する人に、夜間や休日、入浴、排せつ、
食事の介護等を行います。
○見込み量
サービス名
第3期利用実績
(平成 26 年度は見込み) 第4期見込み量 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 共同生活援助(※) 人/月 36 42 42 47 52 57 施設入所支援 人/月 101 102 122 121 114 104
※平成 26 年 4 月以降、共同生活介護は共同生活援助へ一元化されたため、平成 24 年度及び 平成 25 年度の共同生活援助の実績は、共同生活介護を含んだ合計を計上している。
○サービス量確保のための方策
・施設入所者等の地域生活を進めるにあたり、共同生活援助(グループホーム)の計画的 な推進を図りつつ、地域移行の状況を把握し、サービス提供に努めます。
(4)相談支援
計画相談支援は障害のある人の課題の解決や適切なサービス利用の基礎となるものであ り、原則としてすべてのサービス利用者について、サービス等利用計画の作成が必要とな ります。
また障害のある人の自立を促進する観点から、地域移行支援、地域定着支援についても、
一層の充実に努めることが重要です。
○内容
サービス名 内容
計画相談支援
障害のある人の課題の解決や適切なサービス利用のため、サー ビス等利用計画の作成を行います。また、一定期間ごとに計画 内容の見直しも行います。
地域移行支援
障害者支援施設や精神科病院に入所・入院している障害のある 人に、地域移行支援計画の作成、相談による不安解消、外出時 の同行支援、住居確保、関係機関との調整等を行います。
地域定着支援 居宅において単身で生活している障害のある人などを対象に、
常時の連絡体制を確保し、緊急時には必要な支援を行います。
○見込み量
サービス名
第3期利用実績
(平成 26 年度は見込み) 第4期見込み量 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 計画相談支援 人/月 0 0 25 50 50 50 地域移行支援 人/月 0 0 0 1 2 3 地域定着支援 人/月 0 0 0 1 2 3
○サービス量確保のための方策
・サービス提供事業所、医療機関、保健所、相談支援事業所等と連携を図り、地域生活へ の移行に向けた支援体制を整備します。
(5)障害のある児童の支援
児童福祉サービスについては、ここ数年で児童発達支援、放課後等デイサービスの事業 所の体制が充実してきました。支援が必要な児童の早期発見・早期療育の充実に向けて、
相談支援体制や関係機関の連携を促進する必要があります。
○内容
サービス名 内容
児童発達支援 障害のある児童に、日常生活における基本的な動作の指導、知 識技能の付与、集団生活の適応訓練等を行います。
学校在学中の障害のある児童に、放課後や夏休み等の長期休暇
保育所等訪問支援
保育所等を利用中の障害のある児童(今後利用予定も含む)が、
保育所等における集団生活に適応するための専門的な支援を 必要とする場合、その本人及び保育所等のスタッフに対し、集 団生活に適応するための訓練や支援方法の指導等の支援を行 います。
医療型児童発達支援 障害のある児童に、日常生活における基本的な動作の指導、知 識技能の付与、集団生活の適応訓練等に加え、治療を行います。
障害児相談支援
上記4つのサービスを利用する児童に、支給決定又は支給決定 の変更前に障害児支援利用計画案を作成するとともに、一定の 期間ごとにサービス等の利用状況のモニタリングを行います。
○見込み量
サービス名
第3期利用実績
(平成 26 年度は見込み) 第4期見込み量 24 年度 25 年度 26 年度 27 年度 28 年度 29 年度 児童発達支援 人日/月 262 267 297 301 310 318
人/月 62 61 68 70 72 74 放課後等デイサービス 人日/月 6 126 251 320 400 440 人/月 2 23 36 40 40 40 保育所等訪問支援 人日/月 0 0 2 2 3 4 人/月 0 0 2 2 3 4 医療型児童発達支援 人日/月 0 0 0 0 0 0 人/月 0 0 0 0 0 0 障害児相談支援 人日/月 0 0 0 10 11 12
※「児童発達支援」「放課後等デイサービス」「保育所等訪問支援」は、児童数の推移、現に 利用している障害児の数、障害児等のニーズ、保育所等での障害児の受け入れ状況、入所 施設から退所した後に児童発達支援等の利用が見込まれる障害児の数、平均的な一人当た り利用量等を勘案してサービス見込み量を設定。
※「医療型児童発達支援」は、児童数の推移、現に利用している障害児の数、障害児等のニ ーズ、入所施設から退所した後に医療型児童発達支援の利用が見込まれる障害児の数、平 均的な一人当たり利用量等を勘案してサービス見込み量を設定。
※障害児相談支援は、障害児通所支援の利用児童数を勘案して設定。
○サービス量確保のための方策
・身近な地域で、質の高い支援を必要とする児童が、療育を受けられる場の整備に努めま す。また、各担当課が持つ情報の共有・連携を図ることで、障害のある児童を療育する 家庭をサポートしていきます。
・障害児相談支援については、障害児相談支援事業所と連携し、サービスの提供を進めて