第3章 計画推進に向けて
3 事業所アンケート調査
調査対象:福知山市内の障害福祉サービス事業所(53か所)
調査期間:平成26年9月26日~10月17日 回収状況:29事業所(54.7%)
ア 障害者総合支援法全般に関して
①障害のある人の自立と社会参加にとって最も重要なことは何だと思いますか 地域社会の理解
社会資源の充実(受け皿の整備)
教育、訓練等の機会や場があること 働く場所、日中の居場所の確保
相談支援の確立(相談できる人があること)
ボランティア等の活用(福祉サービスや制度では対応できないため)
情報伝達(コミュニケーション)手段の確保 教育、福祉、医療、労働等の関係機関の連携 障害のある人自身が社会参加の意識をもつこと
自己選択・自己決定・自己表現ができるサポート体制の整備(夢や希望が持てる環境の整備)
所得保障 障害者差別解消法の整備
事業所の障害福祉サービス別内訳
(重複有り)
障害福祉サービス名 回答数 障害福祉サービス名 回答数
居宅介護 6 就労継続支援(A型) 1
重度訪問介護 4 就労継続支援(B型) 9
同行援護 2 児童発達支援 1
行動援護 3 放課後等デイサービス 1
移動支援 3 短期入所 4
日中一時支援 7 共同生活援助 8
生活介護 7 施設入所支援 3
自立訓練(生活訓練) 1 相談支援 4
就労移行支援 1
合 計 65
専門知識のあるスタッフの配置や常勤医の配置 医療的ケアができる施設整備
③障害種別に応じたサービスを提供する上で課題に感じておられることは何ですか 精神障害者の対応や支援が難しい
精神障害者の社会復帰は、相談支援事業所との連携が重要である 若年者の対応が困難
障害特性等に応じた支援を行うためのスタッフの確保 仕事の確保や工賃の向上
個々に応じた特性を理解した、小規模施設での対応が必要 事業所の運営
多機能型施設運営をしたいが過疎地のため利用者が少なく困難である
障害の重い利用者の就労参加が難しく、利用者への細かな対応の工夫ができにくい(就労 継続B型事業所)
精神障害者は入院・人間関係の影響で入退居が激しく、運営が安定しにくい(GH)
日額単価における施設運営は大変厳しい。安定した見通しのもてる施設運営ができる制度 などが必要である
イ 障害のある人の就労について
①障害福祉サービスの事業所から一般就労が進まないのは、なぜだとお考えですか 受け入れ先の不足(一般企業に障害者を雇用する余裕がない)
企業の障害理解不足
福祉サービス事業所と一般企業の繋がりが希薄(障害者、企業との架け橋となる機会を増や す必要がある)
就労に向けて訓練できる場が少ない(訓練できる事業や実習先が少ない)
社会人としての精神的強さを身につけるための支援指導の弱さ 就労移行のための専門スタッフが不足
職員の知識、技術の向上が必要 就労後の支援体制が不十分
就労意欲が乏しい (生活保護、障害者年金を受給しているため自分で稼ごうと思わない人が 多い)
企業就労できるほどの能力を有した利用者があまりいない
②障害福祉サービス事業所から一般就労への移行を推進するために必要なことは何だと思わ れますか
の育成
施設での企業的な考え方、厳しさも必要になってくる。就労 A 型、就労移行支援事業の工 夫
企業別の必要とされる能力、技術のリスト
就労移行専門のスタッフ配置、専任ジョブコーチの配置等 ハローワーク、ジョブパーク等の関係機関と事業所の日常的な連携や支援体制の確立 気軽に相談できる場
障害者を受け入れるための企業への補助金
ウ 地域生活移行について
①施設入所(精神科長期入院)から地域生活への移行を推進するために必要なことは何です か
地域住民の理解
グループホーム等の中間施設の充実 アパートの確保
居宅サービス等社会資源の充実
日中活動の場の確保や住居環境の整備 緊急時のサポート体制(24 時間対応)
支援体制の充実
入院中から退院に向けた手厚い支援
②地域におけるグループホームについて、どのようにお考えですか 地域社会で安心して暮らせるために GH が必要であるが不足している 小集団でのより地域に近い生活が実現できる
緊急時の対応が可能。ショートステイ機能(24 時間、365 日対応であること)
ホーム建設基準の緩和、空き家の情報提供があれば設置しやすくなる
GH の利用者と地域住民の交流や周囲の理解が深められるような取り組みが必要である
エ 精神障害者サービスについて
①精神障害のある人が地域で生活するためには何が重要ですか 地域住民の理解。
ホームヘルパーや訪問看護などの在宅サービスの充実 日中活動の場の確保
就労場所の確保 仲間
相談支援体制等の充実
オ 地域生活支援事業ついて
①精神障害のある人の生活を地域全体で支えるシステムについて、どのようなイメージをも っておられますか
精神障害に対する地域の理解が必要(障害者を地域全体で支えるという考え方など)
小中高の学校時代から、子ども達とふれあう場を作ることや地域の人達と定期的に交流を持 つことが必要
利用者ニーズに対応できるホームヘルパーや訪問看護など在宅サービスの充実
障害のある人の老齢期をいかに過ごすか、どのように死を迎えるのかというイメージや問題 意識が弱い
行政、医療、福祉等の関係機関の密な連携やニーズに対応できるシステムの構築
災害時の広域避難所の利用は困難なため、高齢者福祉施設の活用等障害者と家族が利用しや
すい施設の確保 レスパイトで利用できる施設が必要
②地域における福祉サービス基盤の整備に当たって、課題は何ですか 地域で支えるための支援・協力体制(自治会単位)
生活環境の整備 相談支援体制の充実
障害のある人の生活全体(生活環境、家族構成)を見て、サービスを組んでいく 生活課題の情報を共有し、地域の活性化や人のつながりの強化にあたる 関係機関が連携したサービスの提供
障害種別、児童、成人、高齢者等関係機関が連携しトータル的な福祉サービスの支援体制 が整備されること
通所施設やグループホーム等の整備 利用者の通所手段の確保
拠点となる病院、施設
人材確保(特にヘルパーの養成)
障害者の権利擁護(理解教育、差別解消)
③地域生活支援事業についてどのように感じておられますか
○相談支援事業について
地域内の障害者の支援の充実にとって不可欠
相談業務が掃除支援や同行援護と重なってしまい、支援の幅が広くなっている 交通の便の悪い所が多く利用しにくい
身近ではない。十分に活用されていないように思う 24 時間 365 日対応ができない
に受けられるようなしくみが必要
○移動支援事業について
日中事業所への通所保障を今後どの部分で支援していくのか検討必要
ヘルパーと活動中等に、気軽に立ち寄れる場所が欲しい(急な雨や雪、日照りの時の休憩、
トイレ等、ちょっと助けてもらえる場所がたくさんあると、安心して町の中で活動ができま す)
制度開始以来、だいぶ周知されてきたように思う
○コミュニケーション支援事業について
手話通訳者はよく見かけるが、要約筆記者はあまり見かけない。義務教育の必須科目に取り 入れてはどうか
身近ではない
○日常生活用具給付
現状の給付体制で特に問題ない
どんな用具があり、どんな状態だと何が給付されるのか知らない人が多い 必要な時に間に合わない場合があり時間がかかる
感覚過敏の子どものヘッドホンなどを給付して欲しい
○移動支援事業
月に 1~2 回移動支援を利用する事で、希望される場所へ外出ができ、気分転換になりストレ ス発散になっている
交通手段が少ない地域があり、障害のある人が利用できないバスも多いので、必要である 出かける際など、もっと気軽に利用できるように充実してほしい
サービスを利用する人が少なく、情報をさらに伝える努力・工夫が必要 事業所が少ない
現在通勤・通学・福祉サービス事業所通所時の利用はできないが、交通手段が少ないため利 用希望の相談が増えてきている
災害時の緊急避難支援が課題
○日常生活用具給付事業 充実と周知が必要
業者の人が障害を理解されておらず、本人に合った様になりにくい(マニュアルには応じても らえるが融通はあまりきかない)
○日中一時支援事業
災害時でも対応できるようにしてほしい 利用に向けて周知が必要
使い勝手が良いサービスだと思うが、見守りの中身によって指導員の配慮の基準が足りない ことがある