1. <賃貸アパートの床のワックスで体調不良>アパートのフローリングに落ちた水滴をテッシュ で拭いた時に、立ち眩みと、腕や足に痺れが一瞬にして発症。石鹸で手をよく洗ったところ、症 状がスーッと消えた。ワックスが原因と思い5日前からセスキ水でワックスをはく離している。
現在、半分はく離し、はく離した側にいると体調がよい。先ほど、油断してワックスが付着した と思われる電気コードを触ったところ、また、腕と足に痺れが発症、手を洗ったが今回は完全に 症状が消失しない。化学物質過敏症と考えられるか。化学製品PLセンターは保健所から紹介さ れた。(若年の女性)<消費者>
⇒一般に、フローリング用ワックスに使われている成分はアクリル樹脂やウレタン樹脂などの水 系エマルジョンです。原液には特有のニオイがありますが、乾燥後ニオイはなくなりますので ニオイが原因とは考えにくく、また触るだけで身体症状が出るような成分とも考えにくいとこ ろです。しかし、同様の症状が繰り返し発症しているようですので、原因をワックスに特定せ ず医師の診断を受けることをお勧めします。また、化学物質過敏症かどうかについては、当セ ンターでわかりかねます。化学物質過敏症の専門の医師に診てもらってはいかがでしょうか。
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(2) 「一般相談等」-92件-
1) トイレタリー製品、化粧品等
◆ <ヨウ素成分の洗濯槽クリーナーの効果について>「洗濯槽に入れておくだけで、ヨウ素の効果で洗 濯槽にこびりついたカビが取れてピカピカになるという製品○○のDMが送られてきた。本当に効果 があるか」との相談を73歳の女性から受けているがどうか。<消費生活C>
⇒ヨウ素は古くから消毒剤としても用いられており、殺菌効果は知られているものです。しかしな がら、当該製品を洗濯槽に使用した場合のカビ抑制効果については客観的に示すデータが確認で きず、わかりかねます。また一般的にヨウ素自体には洗浄効果ありませんので、製品として、こ びりついたカビを落とす効果を訴求しているのであればメーカーに根拠となるデータを求めら れてみてはいかがでしょうか。
◆ <化粧品のタール色素について>「購入した化粧品の成分表示を確認したところタール色素が含ま れていた。タール色素は有害と言われているので使用したくない。このような成分が含有されてい る製品を販売し続けてもよいものか」との相談を女性から受けている。法律上はどうなっているの か。<消費生活C>
⇒タール色素は、かつて石炭を乾留して得られるコールタールから抽出されるベンゼン等の芳香族 化合物から合成されていたことから「タール色素」と呼ばれていますが。現在では石油を精製し て得られるナフサ由来の化成品から合成されています。コールタールに発がん性があることが知 られているため、タール色素という名称から過度に危険視されているきらいがありますが、個々 の色素は化学的には別物であり、タール色素と、ひと括りに評価すべきものではありません。日 本国内におけるタール色素の使用については、個々の色素の安全性データと用途からリスク評価 が行われています。化粧品は、薬機法の規制を受けていますが、「医薬品等に使用することがで きるタール色素を定める省令」で使用が規定されており、すべての医薬品、医薬部外品および化 粧品に使用できるものが11品目、外用医薬品、医薬部外品及び化粧品に使用できるものが47 品目、粘膜以外に使用される外用医薬品、医薬部外品及び化粧品に使用できるものが25品目、
と計83品目の使用が用途別に認められています。尚、個々の製品の安全性については製造メー カーが責任をもってお答えしますので、製造メーカーにお尋ねください。
◆ <酸素系漂白剤が手についた場合の処置> 購入した酸素系漂白剤は過炭酸ナトリウムを主成分と した粉末タイプでポリ袋に入っていて、中に計量スプーンが付属している。使用時に計量スプーン を袋の中から取り出し、使用後は袋にしまっているが間接的に成分が手につくことはないのか。つ いた場合はどうすればよいか。化学製品PL相談センターは消費生活センターから紹介された。(中 年の女性)<消費者>
⇒洗剤等に付属している計量スプーンも同様ですが、計量スプーンを手が乾いた状態で扱われる場 合には、軽く払えば落ちますので、心配には及ばないでしょう。計量スプーンが濡れていたり、
手が湿っていたすると粉が皮膚に付着することがありますので、その場合は水で洗い流した方が よろしいでしょう。
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◆ <酸素系漂白剤の安全性> 過炭酸ナトリウムが主成分の酸素系漂白剤が塩素系よりも安全と販売 店より説明を受けた。例えば、酸素系漂白剤の粉をお湯に溶かした液が衣類に飛んでもそのままに しておいてよいくらい安全なものか。化学製品PL相談センターは消費者生活センターから紹介さ れた。(30代女性)<消費者>
⇒塩素系も酸素系も酸化型の漂白剤です。主な違いとしては、塩素系は漂白力が高く、白物専用で 色柄物には使用できない、一方、酸素系は塩素系に比べて漂白力は穏やかで、色柄物にも使用で き使用範囲が広い等、それぞれに特長があります。ご質問の酸素系漂白剤の粉を液にしたものが 衣類に飛んだ場合には、製品としては洗い流すものですので衣類や接触した皮膚に影響を受ける 可能性が考えられます。衣類に液が飛んだ場合には洗われることをお勧めします。塩素系も酸素 系も適正に使用すれば有益なものなので使い方や注意表示に従ってご使用ください。
◆ <スマホのケースを除菌ウェットシートで拭いた場合の安全性> スマホのケースをエタノール含 有の除菌ウェットシートで拭いている。ケースの素材はポリカーボネートと合成皮革とある。除菌 ウェットシートとケース素材成分が混ざりあい身体に影響を与えることはないか。化学製品PL相 談センターはインターネットで知った。(30代女性)<消費者>
⇒スマホケースに使用されている合成皮革はポリウレタン樹脂が多いようです。ポリウレタン樹脂 もポリカーボネートもお伺いしたお手入れ方法でお身体に影響を及ぼすものとは考えにくく、ご 心配には及ばないでしょう。但し、ポリウレタン樹脂は、ウエットシートで継続的にお手入れさ れると表面の艶がなくなる可能性があります。また、ポリカーボネートもエタノール等が浸透す ることで割れを生じる(ケミカルクラックと言う)ことがあります。製品のお手入れ方法を確認 されてみてはいかがでしょうか。
◆ <ハンドソープに使用されていたトリクロサンについて> 使用していた○○社のハンドソープ△
△の殺菌成分が使用中止されたという週刊誌の記事を見て心配になった。また、いろいろな化粧品 で使用されている乳化剤や抗菌剤なども怖くなった。年をとってから肌が変化し、冬場になると皮 膚トラブルを起こすことがある。使い続けても大丈夫だろうか。化学製品PL相談センターは消費 生活センターから紹介された。(中年の女性)<消費者>
⇒アメリカ食品医薬局(FDA)は2016年9月2日、トリクロサンなど19種類の殺菌剤を含 むせっけんなどについて、通常の石けんと水で洗うよりも有効であることを裏付ける科学的根拠 がないこと。また、長期使用における安全性が検証されていないとの理由で、その販売禁止を発 表しました。トリクロサンは日本国内では使用を禁止されているものではなく、製品による健康 被害も報告されていませんが、米国での動向を踏まえて、各社が自主的に使用を止めている状況 です(http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000138223.html)。また、化粧品に使われている乳 化剤や抗菌剤についてもご心配されているようですが、化粧品や医薬部外品は『医薬品、医療機 器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律』(旧薬事法)で使われる成分が規制され、
認可を受けて販売されています。過度にご心配される必要はありません。年齢による肌の変化を 考慮して、ご自身の肌に合った商品を選ばれるとよいでしょう。
◆ <まぜるな危険表示について> 浴室で塩素系カビ取り剤を使用し、洗い流した後に、離れたトイレ でクエン酸の粉を水に溶かして掃除をした。その後、カビ取り剤にまぜるな危険の表示があり、酸