１） ニ ス協定の準備作業部会における検討成果の早期反映について
）過去における部分的 類似基準の改正 平成９年ま ほぼ年１回程度の間隔 審 査基準の改正 行わ ていた
） ニ ス協定の改定及び準備作業部会の開催頻度
一方 日本 1990 年 月 20 日に加盟したニ ス協定において 毎年作業部会 開催 さ
1
さ に 年に１度の頻度 開催さ る専門家委員会
2
作業部会の決定事項につい て議決さ 専門家委員会 定 た日 発効している
ニ ス協定の準備作業部会の 区分改正 や 指定商品・役務の追加 等の決定事項 専門家委員会 覆る可能性もあるこ 専門家委員会 の決議後の効力の発生日を待
て我 国の類似基準に反映していた その結果 準備作業部会の 区分改正 や 指定 商品・役務の追加 等決定事項の反映に 最大４年程度時間を要していた
） 米国における実情
米国 米国特許商標庁のホ ムペ 上の TraＩemarず AＨＨepta継le IＩentifiＨation of GooＩs & SerづiＨes
3
を確認した こ 許容さ る指定商品・役務の表示の変更・修 正・削除の公示抜粋に示さ る うに１年に複数回もその例示 更新さ ている
） 改正頻度について
我 国 特許電子図書館 ＩＰＤＬ）の商品・役務名リストに 年に複数回の頻度 新商品・役務 更新掲載さ ている 類似基準の部分的 改正 く あくま 例示 して公表さ ているに過 い
その結果 出願人や代理人の審査への対応を考えた場合 も 商品・役務名リスト け く 類似基準に掲載さ ている方 明確 ある 思わ る
そこ ニ ス協定の準備作業部会 決定さ た新商品・役務の追加について 従前 行わ ていた特許庁公示号等を利用して行 ていた うに頻繁に改正 るこ い
1
http://www.wipo.int/meetings/en/topiＨ.jsp?groupＤiＩ=202
2
http://www.wipo.int/meetings/en/topiＨ.jsp?groupＤiＩ=201
3
http://tess2.uspto.goづ/netahtml/tiＩm.html
改正の頻度のあ 方を検討 べ ある
） 日本の 類似商品・役務審査基準 の世界的 ハ モ イゼ ションの要否につ いて
）海外の特許庁の資料に 欧米諸国 香港 オ ストラリア等 類似群 制度を採用 るの く ロスサ チリストを用いて商品・役務間の類似を審査して いる
他方 本調査研究委員会の海外調査 入手さ た各国の類似基準に 日本 1.2 億） 中国 13.3 億） 韓国 0.』 億） 湾 0.2 億）の東 ア ア 日本の制度に似 た う 類似群制度を採用している
） 類似群 ロスサ チリスト の共通点
ロスサ チリスト 類似群 一見異 る基準を採用している うに見える し し 香港の ロスサ チリスト
『
特定区分の商品概念 他の区分の商品概念 を類似 して商品・役務間の類似の審査を行 ている ロスサ チしている）
そ こ ニ ス 協 定 注 釈 に 記 載 さ た 第 類 の BleaＨhing preparations anＩ other su継stanＨes for launＩrと use; Ｈleaning, polishing, sＨouring anＩ a継rasiづe preparations;
soaps; perfumerと, essential oils, ＨosmetiＨs, hair lotions; ＩentifriＨes 漂 剤そ の他の洗濯に用いる物質，洗浄剤,つや出し剤,擦 磨 剤及び研磨剤，せ け ，香料類 及び香水類，精油，化粧品，ヘアロ ション，歯磨 ）中の商品概念 Hair Ｈare preparations
頭髪用化粧品） 第 『『 類の指定役務概念 Hair Ｈare serづiＨes 頭髪の手入 ） 類似 同第 類の Beautと Ｈare proＩuＨts, ＨosmetiＨ 美容関連商品 化粧品） 第 『『
類の Beautと Ｈare serづiＨes 美容サ ビス） 類似 第 21 類の Tooth継rushes, Ｉental floss 歯ブラシ ンタルフロス） 第 類の Toothpaste, ＩentifriＨes 歯磨 ）
類似 ている 頭髪用化粧品 美容関連商品 化粧品 及び 歯磨 第 類において相互に非類似 ある 推定し そ 独立した類似群を形成 る
以 に示 う 仮想類似群 抜粋）を創造 るこ る
『
http://www.ipＩ.goづ.hず/eng/intelleＨtualＤpropertと/traＩemarずs/registrと/（ross財20searＨh財20list.P）F
香港における仮想類似群
第 類
Beautと Ｈare proＩuＨts, ＨosmetiＨs Beautと Ｈare serづiＨes 。第 『『類)
Hair Ｈare preparations
Hair Ｈare serづiＨes 。第 『『類)
（loths impregnateＩ with a Ｉetergent for Ｈleaning
Toothpaste, ＩentifriＨes
Tooth継rushes, Ｉental floss 。第 21類)
Ｈleaning, polishing, sＨouring anＩ a継rasiづe preparations; soaps;
省略）
第 21 類
Tooth継rushes, Ｉental floss
Toothpaste, ＩentifriＨes 。第 類)
太字 当該分類における指定商品・役務の例示 細字 他の分類の類似商品又 役務 を示 ）
）以上のこ 商品又 役務の類似範囲に広狭の差異 ある 世界的に ても 類似群 いう表現を使用 る ロスサ チリスト いう表現を使用 る の差異に 過 い いう見方 る
従 て 出所の混同 の範囲 商品・役務の類似 の間に相違点 あるものの こ を審査の手段 して 続使用 るこ に問題 く 我 国 欧米諸国 採用 る う ロスサ チリスト方式に移行 る必要 い 思わ る
し し 商品の混同の範囲を類似群 推定して審査 る方式 日本 中国 韓国 湾 世界人 66 億中の 1』 億人 使用してお つこ の国における商品・役務の
類似群 の部分 共通 るの ある 各企業 諸外国 権利化を進 る上 の 便宜 いう観点 も 商品・役務の類似群制度をま 東 ア アの標準 し 次に世界 人 の 60％ 住 ア ア全諸国の商品の類似範囲を定 る基準にま 広 最終的にア アの力 類似群制度を世界標準に導いていく う 類似基準の世界的ハ モ イゼ シ ョンの是非を検討 るこ 必要 思わ る
） 重複表示に関 る問題
区分 指定商品 の関係について 区分 主に行政側の処理 審査 料金徴収単 位等）の便宜上 の要請 設け ているもの あ 商標権の権利範囲を定 る根 拠 てい いこ 権利範囲 指定商品に基 いて定 るもの ある 区分の表示 相違 る指定商品の存続を認 ても第三者に 実害 い ）～
』
記載さ ている うに 商標権の権利範囲 区分 く 指定商品に基 いて定 るもの ある 商標法第 2』 条）
し し 平成４年４月 1 日以降の日本の類似基準 昭和 3『 年法における商品区分の指 定商品の表示をそのままニ ス協定の国際分類の区分中へ移行した関係 指定商品に基
いて定 る いう考え方に基 いているの 疑義 ある表示 存在 る
その結果 区分 異 る 指定商品の表示 同一 いう う 重複表示 の存在 多 数散見さ るの この う 表示の在 方を検討 る必要 ある
） 中概念表記における指定商品の重複の例
第１類の 非鉄金属 06A02） 別s 第 類の 非鉄金属及びその合金 06A02）
我 国の類似基準の第１類の中概念表記の指定商品 して 非鉄金属 存在し 他方 第 類の中概念表記の指定商品 して 非鉄金属及びその合金 存在してお 非鉄 金属 の記載 同一 ている こ 共に類似群コ ド 06A02 共通 る に 第三者の権利 の重複 避け ている 同一権利者間においての重複 録 容認さ ている もいえるの い
ち に ニ ス協定の国際分類のアルフ ベティカルリスト掲載の商品 の比較検討 を行う ニ ス協定のリスト商品中に 非鉄金属 の例示 く 例示さ ている商 品 原子番号 』7 番のランタン １a） 71 番のルテチウム １u）ま のランタ イド 21 番のスカン ウム SＨ） 39 番のイットリウム Y）＋89 番のア チニウム AＨ）を加
』
特許庁編 工業所有権法 産業財産権法）逐条解説 発明協会 第 17 版 平成 20 年 』 月 30 日発行
えた計 18種類の希土類元素 カルシウム （a）・ストロンチウム Sr）・バリウム Ba）・ ラ ウム Ra）をアルカリ土類金属 アルカリ土類金属 Alずaline earth metal） 92 番 乃至 103 番の 分 物質 水銀。Hg) ある
また 金属箔 についても ニ ス協定上のアルフ ベティカルリスト上 Foils of metal for insulating 電気絶縁・断熱・防音用金属箔） 第 17 類 Foils of metal for wrapping anＩ paＨずaging 。包装用金属箔) 第 類 Metal foils for painters, ＩeＨorators, printers anＩ artists 塗装用・装飾用・印刷用及び美術用の金属箔） 第 類 記載さ
ている
） 小概念表記における指定商品の重複の例
記の の例に代表さ る うに分類 異 る 位概念の指定商品の表記 同 一 ている指定商品の重複例 調査した こ 数百件存在 る
こ ま 所属分類 第 29 類 第 31 類に 食用魚介類 生 ているものを除く ） 食用魚介類。生 ているもの) 又 果実 に判 るこ さ に第 31 類の中 食用魚介類。生 ているもの) 又 果実 いう上位概念表示の に表示さ ている関係 当該表示の示 商品 牡蠣 柿 理解 る いう考え方 維 持さ て た
し し 区分記載違反 商標法第 条第 項違反） 平成９年の法改正前の付 与前異議申立の理由に てい た また 第 『6 条の無効事由にも てい いこ 及び必 しも上位概念の表示 出願・ 録さ ている訳 いこ 区分の存在 権利範囲 明確に ている 言え い面もあるの い 思わ る
29 ／9 Oとsters おnot liづeが 32（01 31 ／9 ／apanese persimmons おfreshが 32E01 31 ／9 Oとsters おliづeが 32（01
※英語訳 参考のた に付したもの ある
４） 小売サ ビス 記載さ てい い商品類似群 の関係
平成 19 年４月１日以降の商標出願 小売サ ビスについて 録 認 る うに た し し 同年４月１日に公表さ た第 3』 類の類似基準に 業務用の小売 対象 商品等を含 実に 208の商品の類似群 小売役務 して例示さ てい い こ 類似群 の商品に対応 る小売 役務 類似群 3』K99 いう取扱いに ている
類 似 基 準 に 例 示 さ て い る 小 売 役 務 の 特 定 類 似 群 に 対 応 る 指 定 商 品 の 類 似 群 の 数 1『2 類似群程度 ある
日本標準産業分類平成 1『 年度版を参考に作 た類似群 ある 平成 20 年４月施行 の日本標準産業分類 第 12 回） 以 に示 日本標準産業分類 小売役務の類似群コ ド の対応リストの うに規定さ ている
』1 繊維・衣服等卸売業 ⇒ 3』K02
』2 飲食料品卸売業 ⇒ 3』K03
』3 建築材料，鉱物・金属材料等卸売業
』31 建築材料卸売業 ⇒ 3』K19
』311 木材・竹材卸売業 ⇒ 3』K19
』312 セメント卸売業 ⇒ 3』K19
』313 板 ラス卸売業 ⇒ 3』K19
』31『 建築用金属製品卸売業 建築用金物を除く）
』32 化学製品卸売業
』321 塗料卸売業 ⇒ 3』K99
』322 プラスチッ 卸売業 ⇒ 3』K99
』331 石油卸売業 ⇒ 3』K12
』332 鉱物卸売業 石油を除く） ⇒ 3』K99
』3『 鉄鋼製品卸売業
』3『1 鉄鋼粗製品卸売業 ⇒ 3』K99
』3『2 鉄鋼一次製品卸売業 ⇒ 3』K99
』3』 非鉄金属卸売業 ⇒ 3』K99
』3』1 非鉄金属地金卸売業 ⇒ 3』K99
』3』2 非鉄金属製品卸売業 ⇒ 3』K99
』36 再生資源卸売業
』361 空瓶・空缶等空容器卸売業 ⇒3』K99
』362 鉄ス ラップ卸売業 ⇒ 3』K99
』363 非鉄金属ス ラップ卸売業 ⇒ 3』K99
』『1 産業機械器具卸売業
』『11 農業用機械器具卸売業 ⇒ 3』K11
』『12 建設機械・鉱山機械卸売業 ⇒ 3』K99
』『13 金属加工機械卸売業 ⇒ 3』K99
』『1『 事務用機械器具卸売業 ⇒ 3』K99
』『19 その他の産業機械器具卸売業 ⇒ 3』K99