第 6 章 管路施設の計画的な整備
6.3 経年管の計画的な更新
無ライニング管、石綿セメント管、印籠継手の鋳鉄管、A 形継手等の初期ダ クタイル鉄管、ビニール管を「経年管」※)とし、導水管、送水管、配水幹線 における経年管の優先的な更新並びに石綿セメント管の早期解消を図ります。
※)経年管とは、布設後耐用年数相当の期間が経過しているとともに耐震性、耐荷力等の性能が低いもの。
6.3.1 経年基幹管路の更新
導・送水管及び配水幹線は、受・浄水場及び配水池に直接連絡するとともに、市内配水の 大動脈となる基幹管路です。管路整備にあたっては、これらの基幹管路に残存している経年 管の改良を優先的に実施します。
更新にあたっては、将来的な施設配置や配水運用計画を総合的に勘案し、口径、配置、連 絡箇所等を決定することで、弾力的な配水運用を可能にする管路網の構築を図ります。また、
改良時には、伸縮可とう性が高く離脱防止機能を備えた高規格の耐震管路を採用しつつ、当 該路線における経年管の更新整備を計画的に実施することで、信頼性及び安定性が高い管路 網の効果的な構築を図ります。
特に、玉手浄水場からの国分直送系配水管(φ 400mm、約 2.0km)、安堂配水池への送 水管(φ 500mm、約 3.3km)、玉手山配水池への送水管(φ 200mm、約 1.1km)の 3 路
経年管
耐震管
無ライニング管
印籠継手の 鋳鉄管
A形継手等の 初期ダクタイル鉄管
石綿セメント管
ポリエチレン管 ダクタイル鉄管
(耐震型継手) 鋼 管 ビニール管
管路施設の経年管と耐震管の定義
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また、安堂配水池からの配水管(φ 400 ~ 500 mm)や今町受水場からの配水管(φ400 ~ 500 mm)については、布設後 40 年近くが経過し、継手形式や管材等から、今後布 設替えを優先的に実施していく必要があります。
更新にあたっては、適切な方法(布設替え・増減口径改良・休止)による改良を推進して いきます。
6.3.2 石綿セメント管の早期解消
本市水道では、約 20 年前から、布設後 40 年を経過した水道管を改良対象とした更新事 業を進めており、とりわけ老朽化の著しい石綿セメント管については、漏水事故が多発して いる路線を対象として継続的に布設替えを実施していますが、市内には約 1.8㎞の石綿セメ ント管が残存しています。
石綿セメント管については地震に対して非常に弱く、本市域において想定される生駒断層 帯地震などの大規模地震の発生時には、高い確率での被害が想定されることから、下水道整 備関連工事の支障移設により解消が予定されている約 1.0㎞を含め、すべての石綿セメント 管を早期に解消するよう努めます。
石綿セメント管 鋳鉄管
ビニール管
0m
0m
0m
現状 将来
改良対象路線
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6.3.3 下水道整備関連工事
本市では、平成 18 年度から平成 22 年度までの 5 ヵ年で、「公共下水道整備第 5 次五箇年 計画」を実施しており、平成 22 年度末の下水道普及率を最低 80%にするとの目標を掲げ ています。
こうした下水道事業のペースアップが見込まれる状況のなかで、当該関連工事に随伴して 行う水道管の支障移設に併せて、経年管の更新や基幹管路の整備を図ります。
下水道整備と連携を図った更新ペースアップ