第 6 章 管路施設の計画的な整備
6.4 基幹管路網の再構築…
資 料 編 第 7 章 第 6 章 第 5 章 第 4 章 第 3 章 第 2 章 第 1 章
第 7 章 第 6 章 第 5 章 第 4 章 第 3 章 第 2 章 第 1 章
6.4.2 配水幹線の新設・ループ化・ブロック化
本市は、市域の中央部を東西に流れる大和川によって南北に分断されており、国分方面は 近鉄線により 2 分割、柏原方面は近鉄・JR 線にて 3 分割されています。
これらの地理的・地形的制約により、現在、法善寺・堅下駅前・太平寺の軌道下越部のバ ルブは閉弁したままの状態となっており、効率的かつ信頼性の高い管路網の形成に支障と なっています。
このように、本市の現在の配水管網は、全市的な配水管の網目構造やループ化が未だ一定 の水準に達していないため、配水池及びポンプ場の統廃合と最適配置に併せ、配水管路網の 階層化を図り、幹線ネットワークの強化並びに配水ブロック化をより一層推進し、弾力的な 配水運用が可能な管路網の形成を目指します。
送・配水管の機能・役割を分類し、階層化した送水管網及び基幹管路網の形成によって、
平常時の配水運用においては、弾力的な配水制御を可能とし、バックアップ機能を有する管 路網の構築により、事故発生時や工事施工時における断水や濁り、減圧等の影響範囲を最小 限に抑えます。
なお、今後の配水管整備においては、大和川以南は国分直送系のφ 400mm を軸とした φ 150 ~ 300mm によるループの形成及び隣接ループとの接続を念頭に実施し、また、大 和川以北では、今町受水場と新安堂及び安堂の 2 つの配水池とを結ぶφ 400 ~ 600mm 配 水管を軸としたφ 150 ~ 300mm によるループ化・ブロック化をさらに推進し、弾力的な
管網解析による配水ブロック化の推進
配水管の口径、延長及び水使用状況や標高等のデータを入力し、水理計算によるシミュレーションと 消火栓等における水圧の実地調査による検証により、配水状況の現状分析を行う
平常対応 工事対応 災害・事故
対応 管 網 解 析
現状管網による圧力分布、流速・流向の把握
現状把握に基づく対応策の 検討、管網診断
断通水作業の計画的実施による 断水・濁り影響の最小化
災害時・事故時における 断水・濁り影響の最小化
配水ブロック化の推進
配水池 浄水場・受水場
送水管 配水池
浄水場・受水場
配水幹線の 新設・ループ化
配水幹線の 新設・ループ化
送・配水管分離 配水管 階層化
配水池
配水池
資 料 編 第 7 章 第 6 章 第 5 章 第 4 章 第 3 章 第 2 章 第 1 章
配水幹線整備イメージ図
配水池 浄水場・受水場
送水管 配水池
浄水場・受水場
配水幹線の 新設・ループ化
配水幹線の 新設・ループ化
送・配水管分離 配水管 階層化
配水池
配水池
第 7 章 第 6 章 第 5 章 第 4 章 第 3 章 第 2 章 第 1 章
6.4.3 配水ブロック間のバイパス連絡管布設
配水ブロックへの送水は送水管または配水幹線が担っていますが、隣接する配水ブロック 間については、事故・災害時等に水の相互融通が可能となるよう、バイパス連絡管を整備し、
配水ブロックの安定性向上を図ります。
また、各配水ブロックの配水管理や隣接ブロック間の相互融通を適正に行うため、バイパ ス連絡管の布設に併せて、必要な流量計・水圧計の設置や配水管の布設を推進していきます。
バイパス連絡管イメージ図 浄水場
事故、災害、渇水時に 水の相互融通を行う
受水場
配水池
バイパス管
新設 開閉作業
配水エリア
資 料 編 第 7 章 第 6 章 第 5 章 第 4 章 第 3 章 第 2 章 第 1 章 6.4.4 隣接都市及び大阪府営水道との緊急時用連絡管整備
震災や水源水質事故等の非常時において、隣接都市及び大阪府営水道との応援協定に基づ く相互応援給水を可能とする緊急時用連絡管は、水道水の安全性と安定供給の持続的な確保 において効果的な措置であり、八尾市、羽曳野市、大阪府営水道との応援協定の締結及び連 絡管整備に向けた検討を行います。
今後とも、広域的な視点に立った危機管理シミュレーションを行いつつ、本市域内におけ る配水幹線の新設・ループ化等に併せて、隣接都市及び大阪府営水道との緊急時用連絡管整 備を推進し、本市配水管ネットワークの信頼性向上を効率的に推進します。
6.4.5 水管橋の耐震化
河川を横断する水管橋は、水道施設のなかでも被災後の復旧に時間を要する施設のひとつ であり、送水管や配水幹線といった水運用上重要度の高い水管橋については、早期復旧が可 能な水道システムづくりの観点から、優先的にレベル 1、2 地震動による耐震診断を早急に 実施し、耐震補強あるいは補修の検討、実施を図る必要があります。
玉手浄水場と安堂配水池を結ぶ国豊橋水管橋(自己水系φ 400mm)及び円明受水場から 円明第 2 配水池を経て新安堂配水池へ至る大和川水管橋(府営水系φ 600mm)は、本市大 和川以北への安定給水を担う送水管であり、大阪府から円明受水場への新石川橋水管橋(府 営水系φ 600mm)は、府営水の導水管です。また、青谷配水池と鉄工団地配水池を結ぶ弁 天橋水管橋(自己水系φ 150mm)は、国分東地区の安定給水を担う送配水幹線です。
このうち、国豊橋水管橋については、添架している橋梁の架け替え工事に併せて平成 10 年度に、青谷配水池から鉄工団地配水池へ至る弁天橋水管橋については平成 14 年度に更新 を実施しましたが、大和川水管橋については、建設後 25 年、新石川橋水管橋については 36 年が経過しているため、早期に耐震診断を実施し、耐震補強の必要性について検討を行 います。
隣接都市及び大阪府営水道との緊急時用連絡管整備イメージ図 想定される危機管理要因 八尾市との緊急時用連絡管
大阪府営水道(送水管)
との緊急事用連絡管
羽曳野市との緊急時用連絡管
断水のない水道づくりを目指し、
危機管理体制の構築とともに、
隣接都市及び大阪府営水道との緊急時用連絡管 を整備する
震 災 風水害 浄水場事故 配水管の 水源事故 漏水事故
大和川以北の安定化
大和川以南の安定化
第 7 章 第 6 章 第 5 章 第 4 章 第 3 章 第 2 章 第 1 章
また、平野川、長瀬川、恩智川、原川等に架設されている他の水管橋についても、それぞ れ適切な維持管理を行うとともに、管路の重要度等を総合的に勘案しつつ、必要に応じて適 正な更新方法を検討します。
主な水管橋
:水管橋
:水源が自己水
:水源が府営水
:浄水場
:配水池
:受水場
今町受水場 雁多尾畑配水池
太平寺配水池
新安堂配水池
高井田高区配水池
鉄工団地配水池
田辺配水池 玉手山配水池
円明第2配水池 円明第1配水池 円明受水場
平野配水池
高井田配水池
国分配水池 安堂配水池
大和川水管橋
(φ600)
新石川橋水管橋
(φ600)
国豊橋水管橋
(φ400)
弁天橋水管橋
(φ150)
玉手浄水池 玉手浄水場