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近隣にある同種の施設の統廃合や高齢者施設との複合化、積極的な民営化に よって経営状況を改善し、約 1,680 ㎡の面積を削減します

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例えば、サービスを維持・向上することを前提に、同様の宿泊施設を管理運営する民間事業者 に施設を譲渡した場合・・・

市所有の土地・建物 民間所有の土地・建物 市民(利用者) 管理者(市) 管理者(民間) 延床面積 : 約20%削減

コスト 120%削減

(土地・建物を民間事業者に売却)

民営化

保養施設 保養施設

② 質的見直し【新たな事業手法などの導入】

宿泊施設の民営化

最適化 取組例

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≪取組概要≫

平戸市では、施設が老朽化し、経営が悪化していた宿泊施設「公共の宿プチホテルたびらんど」を民 間に売却しています。

■具体内容

・平戸市では、宿泊施設「たびらんど」を指定管理者制度のもと運営していましたが、利用者の増加 ができず、今後の運営継続には建物の修繕費用が必要なことから、民間に譲渡しました。

・「民間でできることは民間で」という方針のもと平成

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月庁議に諮り施設の売却を決定し、公 有財産評価委員会において売却価格を検討した結果、価格を約

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億円に設定、

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月に売払い公告を 行い、翌年

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月に売却しました。

・購入企業に対しては平戸市企業立地奨励条例に基づき固定資産税の

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年間免除、またふるさと融資 制度の適用による

1

億円の無利子貸付を実施しています。

・なお、施設の規模からみて、宿泊施設以外の活用も考えられましたが、地元の要望や現従業員の再 雇用などを考慮し、売却条件に「施設の用途は旅館業とし、その他法令等及び公序良俗に反するも の等は不可とする」という条件を付しています。

■取組の効果

・施設の老朽化が進んでいたため、毎年数百万~

2

千万円程度の改 修費が生じており、今後施設を維持していくためには、さらに数 億円の大規模改修費用がかかると見込まれていましたが、結果と して購入した企業は、推定で

4

5

億円をかけて大規模なリニュ ーアルを施し、平成

20

12

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日に、部屋数

28

室、収容人 数

101

名で天然SPAなどを有するホテルとしてオープンして います。

・従業員数も

1.5

2

倍近く増加するなど雇用面においても大きな効果があがっています。

出典:平戸市ホームページ及び総務省ホームページ「平成20年度地方行政改革事例集(平成211月末現在)

≪取組概要≫

杉並区では、保有していた宿泊施設を区施設としての営業を終了し、平成

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年より民営化施設として 営業しています。

■具体内容

・杉並区には、区外の国内

4

箇所の地域に、杉並区民がリーズナブルに泊まれる区の民営化した宿泊 施設と協定旅館があり、区内在住者がこれらを利用する場合には、

2,000

円の宿泊補助が適用されて います。

・このほかにも、交流自治体との協定宿泊施設が複数あり、利用する際に割引サービスを受けること が可能となっています。

・なお、民営化した宿泊施設の運営事業者は、利益が生じた場合には経常利益の

2

分の

1

相当額を管 理監督費として区に支払っています。

宿泊施設の民間譲渡

先進地の

取組事例① 長崎県平戸市

民間企業に売却されたホテル

宿泊施設の民営化

先進地の

取組事例② 東京都杉並区

富士学園 弓ヶ浜クラブ コニファーいわびつ

出典:杉並区ホームページ

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