を行うことで、約 6,045 ㎡の面積を削減します
(または、今後 40 年間で約 34.2 億円(年間約 0.9 億円)の更新費用を削
減、もしくは財源を確保する)
41
例えば、市内スポーツ施設を近隣市町村と共同利用・共同運営した場合(*)・・・
*各施設を近隣の市町村と1自治体と連携(コスト負担半減)すると仮定
例えば、市内スポーツ施設を建替える際に、サービスの向上を前提に民間活力(
PPP/PFI
)を 導入することで、施設整備、管理、運営に係るコストを軽減した場合(*)・・・*PFI事業選定時のVFMを10%(「PFI事業に関する政策評価」(内閣府)より)と仮定 延床面積 : 0%削減
コスト : 約50%削減
近隣自治体との 共同利用・運営 スポーツ施設
スポーツ施設 近隣自治体
サービス利用
(費用分担)
サービス利用
(費用分担)
近隣自治体
サービス利用
(費用分担)
近隣自治体
市民(利用者) 管理者(市) 管理者(民間)
延床面積 : 0%削減 コスト : 約11%削減
(建物を民間整備、市所有)
民間活力 の導入
スポーツ施設
スポーツ施設
① 量的見直し【将来的な利用者の状況に応じた施設の再配置】
市内スポーツ施設を近隣自治体と共同利用・共同運営する
最適化 取組例②
② 質的見直し【新たな事業手法などの導入】
民間活力の導入によって、施設整備、管理、運営の効率化を図る
最適化 取組例③
42
≪取組概要≫
茨城県の県央地域の
9
市町村(水戸市、笠間市、ひたちなか市、那珂市、小美玉市、茨城町、大洗 町、城里町、東海村)では、地域内の市町村が管理する公共施設について、地域内に在住の市民に、その施設を設置する市町村の方と同一条件(料金、予約方法など)で利用できる取組が実施されてい ます。
■具体内容
・市町村の行政の効率化と均衡ある発展の促進を目的に、県央地域
9
市町村(水戸市、笠間市、ひた ちなか市、那珂市、小美玉市、茨城町、大洗町、城里町、東海村)では、平成23
年4
月から、連携 と協力のもと、次のような広域連携事業に取り組んでいます。○ 公の施設の広域利用に係る連絡調整
○ 各市町村の情報共有及び広報活動(広域広報、ホームページなど)
○ 県への要望活動又は要望活動の連絡調整
○ その他新たな広域連携事業などの連絡調整など
・スポーツ施設や図書館などの「公の施設」については、施設の広域利用に関する協定を締結し、県 央地域の
9
市町村において、他市町村の住民でも施設設置市町村の住民と原則同一の条件で使用す ることができるようにしています。出典:水戸市ホームページ「広域連携事業について」及び「いばらき県央地域ガイド」
スポーツ施設における他自治体との広域連携事業
先進地の 取組事例①
県央地域茨城県
水戸市総合運動公園市民球場
那珂市総合運動公園プール 笠間市笠間武道場
ひたちなか市那珂湊運動公園テニスコート
大洗町総合運動公園体育館 東海村総合体育館
43
≪取組概要≫
旧墨田区体育館では、建築物としての老朽化の進行し、また、多様化するスポーツに対する区民の要 望に応えることが困難な状況になったため、総合体育館が
PFI
手法(※)によって建設され、平成22
年4
月1
日に開館しました。※PFI(プライベート・ファイナンス・イニシアティブ)手法:民間の資金と経営能力・技術力を活用し、
公共施設などの設計、建設、維持管理、運営などを行う手法
■具体内容
・区民のスポーツに対する要望が増えるとともに多様化する背景のもと、総合体育館を
PFI
手法によ り都市公園内に建設した事例です。・総合体育館は、地上
5
階建てで、子どもから高齢者まで幅広い世代が利用できる施設として、大空 間のアリーナや武道場、屋内プールなど、スポーツへの多様な要望に対応しており、壁面や屋上緑 化を設けるなど環境にも配慮した設計となっています。■取組の効果
・本事業を、優先交渉権者の提案に基づきPFI事業として実施することにより、区が直接事業を実 施する場合と比較して、事業期間全体(平成
19
年3
月から平成42
年3
月まで)を通じた区の財 政負担額は、約37
億円(26.4
%(現在価値換算後))縮減できることが見込まれています。・新たな時代の総合体育館として、障がい者の方にも快適にスポーツを楽しめるよう、施設内はバリ アフリーに対応されています。具体的には、
1
階から5
階まで各階には多目的トイレを配備するとと もに、2
階には多目的更衣室とシャワーが設置されているほか、障がい者の方は駐車場無料(施設休 館日を除く)や一部施設が割引にて利用できるなど、各種優遇対応が行われています。・また、区在住の高齢者(
65
歳以上)の方は、事前登録にて半額で都度利用が可能となっており、子 育て支援のために3
階には授乳室を設けられています。5階 屋上
・多 目 的 競 技 場 ( ア ー チ ェ リ ー や フ ットサルなどに対応)
・多 目 的 広 場 ( フ ッ ト サ ル な ど に 対 応)
4階 ・観客席1,500席
・ 観客席周囲に 1周約 260mのラン ニングコース
3階 ・メインアリーナ(57m×38m)
・サブアリーナ(24m×38m)
・ 会議室2室
・観客席500席(可動式)
2階 ・総合受付、更衣室、会議室1室
・武 道 場 ( 可 動 畳 : 床 仕 様 ・ 畳 仕 様、観客席252席)
・トレーニング室・スタジオ
・カフェレストラン
1階 ・屋内プール(観客席200席)
①25m×7 コ ー ス 、 ② 幼 児 用 プ ー ル
・駐車場(100台)
出典:墨田区ホームページ及び「墨田総合体育館」ホームページ
PFI
手法による総合体育館の整備先進地の
取組事例② 東京都墨田区
外観 総合受付
屋内プール(1階) サブアリーナ(3階)