( 1) 資源物の収集と再資源化の推進
① 資源物等の分別収集
「資源物」、「ペットボトル」、「紙」及び「プラスチック製容器包装」の分別収集・
選別・再資源化は、本市のごみ減量・リサイクル推進事業の中心施策である。
【事業の開始】 昭和 55年度から補助事業として空きびん・空き缶を分別収集し、再資源 化を開始。61 年度から委託事業に移行した。
【対象品目の追加等】
昭和 55 年度 空きびん・空き缶を月1回収集で開始。
昭和 61 年度 収集品目の見直しを実施し、段ボールを追加し収集回数を月2回とする。
昭和 63 年度 新聞紙、雑誌を追加。
平成 4年度 紙箱、包装紙を追加。
平成 10 年度 リサイクルに重点を置いたごみ出しルールへの変更。
古紙の収集を直営による週1回収集に変更。ペットボトルを追加。
平成 13 年度 ペットボトルだけを収集する日を設定(10 月)。
平成 22 年度 プラスチック製容器包装の分別収集を開始(10 月)。
平成 26 年度 蛍光管等「特定品目」の分別収集を開始(10 月)。
資源物等の分別収集状況 (平成26年度以降の数値には、富合・城南地区を含む。)
年 度 H24 H25 H26 H27 H28
資源化処理量( t ) 26, 850 27, 102 25, 758 24, 908 27, 936 前年度比( %) 98. 5 100. 9 95. 1 96. 7 112. 2 リサイクル量( t ) 22, 499( 84) 23, 332( 86) 22, 423( 87) 21, 518( 86) 23, 602( 84) カレット 3, 148( 12) 3, 239( 12) 3, 231( 13) 3, 474( 14) 3, 144( 11) 金 属 1, 284( 5) 1, 222( 5) 999( 4) 1, 104( 4) 1, 268( 5) 古 紙 11, 274( 42) 12, 468( 46) 11, 880( 46) 10, 683( 43) 12, 007( 43)
古 着 1, 092( 4) 737( 3) 439( 2) 330( 1) 1, 055( 4) 乾 電 池 95( 0) 100( 0) 108( 0) 148( 1) 148( 0) ペットボトル 1, 475( 5) 1, 350( 5) 1, 281( 5) 1, 332( 5) 1, 646( 6)
プラスチック製 容器包装
4, 131( 15) 4, 217( 16) 4, 467( 17) 4, 384( 18) 4, 279( 15) 蛍光管等 − − 18( 0) 63( 0) 55( 0) 残さ量( t ) 4, 351( 16) 3, 770( 14) 3, 335( 13) 3, 390( 14) 4, 334( 16) 可燃残さ 2, 695( 10) 2, 304( 9) 1, 848( 7) 1, 713( 8) 2, 696( 10) 不燃残さ 1, 599( 6) 1, 398( 5) 1, 444( 6) 1, 382( 6) 1, 626( 6) 委託費( 千円) 868, 850 877, 522 972, 388 919, 457 895, 319 売却益( 千円) 195, 615 178, 601 180, 446 182, 251 191, 198
注)・四捨五入しているため、合計があわない場合がある。
・( )内は資源化処理量に占める割合(%)
・金属には、ガス缶・スプレー缶を、蛍光管等には、水銀体温計・水銀血圧計を含む
(特定品目)。
・残さ量には、可燃残さ、不燃残さの他、付着水分量も含む。
・委託費には、紙の収集運搬費用などを除く。
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【家庭ごみリサイクル率】
リサイクル率( %) =(家庭由来のリサイクル量+集団回収量)/(家庭ごみ排出量+集団回収量)*100
家庭ごみリサイクル率の推移
年 度 H24 H25 H26 H27 H28 集団回収量( t ) 7, 241 7, 297 7, 069 6, 930 6, 537 家庭由来のリサイクル量( t ) 25, 224 26, 575 25, 957 25, 477 28, 857 家庭ごみ排出量( t ) 144, 216 144, 624 146, 388 143, 357 133, 562 家庭ごみリサイクル率( %) 21. 4 22. 3 21. 5 21. 6 25. 3
② 使用済み乾電池の回収
当初、乾電池に含まれる水銀による環境汚染が社会問題となったため、水銀の回収を目 的として、昭和 59 年度から回収事業を開始。
現在、製造されている乾電池には水銀が使われていないが、乾電池に内包されている亜 鉛やマンガン等を回収して工業原料として利用することができることからリサイクルを継 続している。
使用済み乾電池は、特定品目として分別収集し、ドラム缶に一時保管したあと、委託業 者のリサイクル施設に運搬し、処理を行っている。
使用済み乾電池処理実績
年 度 H24 H25 H26 H27 H28 処理量 ( kg) 121, 600 111, 760 136, 160 149, 740 169, 240
③ 埋立ごみ破砕による金属回収
最終処分場において、移動式破砕機を導入し、搬入される埋立ごみのうち可能なものは 破砕選別を行いごみの減容による施設の延命化を図っている。破砕選別処理されたものの うち、金属については、平成 17 年 11 月より売却しており、金属リサイクルを進めている。
金属回収量の実績
年 度 H24 H25 H26 H27 H28 回収量 ( t ) 591 538 624 809 1, 124
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④ 生ごみの分別収集モデル事業
生ごみのリサイクルは、焼却ごみの減量や資源の有効活用などの観点から極めて重要な 課題である。本市では、生ごみの分別収集の頻度や出し方、リサイクルの手法などを検討 するため、自治会の協力の下に約 750 世帯を対象にモデル事業を実施した。平成 22 年2 月 18 日から3月 29 日(前期)、平成 22 年8月2日から9月 30 日(後期)の期間中、燃 やすごみの収集日に協力世帯から分別排出された生ごみを収集し、バイオプラザおきしん に搬入して堆肥化処理を行った。
しかしモデル事業を通して、ごみステーションでの臭気、収集頻度や収集日の設定、処 理施設の建設に伴う経費の問題などの課題があることが判明したため、全市での事業実施 をしないこととした。
モデル事業による生ごみの収集量及び処理量
生ごみ収集量 堆肥化施設への投入量 残さ量(残さ率)
前期 10, 930kg 10, 290kg 640kg(5. 9%)
後期 7, 860kg 7, 210kg 650kg(8. 3%)
⑤ 生ごみの減量とリサイクルの推進に関する実施方針の策定
家庭から排出される「燃やすごみ」に含まれる生ごみの割合は、燃やすごみ全体の約 40 パーセントを占め、「熊本市一般廃棄物処理基本計画」の目標を達成するためには、
その減量とリサイクルの推進が重要である。そのため、家庭に向けた啓発施策や家庭用生 ごみ処理機の普及施策、事業所の取組事例紹介など、すでに実施中の施策や検討施策を取 りまとめた「生ごみの減量とリサイクルの推進に関する実施方針」を平成24 年7月に策 定した。実施方針では、「市民1人1日当たりの生ごみ排出量」を平成 23年度から平成 32 年度までの間に 20g減量(178g→158g)することを目標として示している。
⑥ 資源物等の持ち去り禁止対策
市が収集する前に、第三者が新聞紙・チラシやアルミ缶などをごみステーションから持 ち去る行為によって、行政収集による再資源化量は激減している。このような状況が続く と市民の分別意欲の低下や 市が行う一般廃棄物の処理・リサイクル への信頼の低下が 懸念され、ひいては、ごみの減量・リサイクルが停滞することも危惧される。
このため、一般廃棄物の処理を遂行していく立場にある市としては、持ち去り行為の防 止に努める必要があると判断し、平成19 年3月に『熊本市廃棄物の処理及び清掃に関す る条例』を改正し、持ち去り行為に対する禁止規定及び罰則規定を設けた。その後周知期 間を経て、平成 19 年 10 月1日に持ち去り禁止規定を施行し、平成 20 年4月1日より罰 則規定を施行した。
禁止規定の施行後当初は、市職員及び委託業者による早朝パトロールを実施し、持ち去 り行為者に対して条例の周知と指導に努めた。平成21 年度からは、市職員及び熊本市資 源物等持ち去り防止指導員(非常勤職員4名)による早朝パトロールを行い、資源物等の 持ち去り行為防止に努めている。
持ち去り行為者に対する逮捕・告発件数
年 度 〜H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 計 件 数 3 1 1 0 1 0 0 1 7
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