第 4 章 解体協調作業シミュレーションシステム の評価の評価
4.3 評価結果の概要
図 4.4: 評価者がシステムを使用している様子
4.2.4 評価アンケート
作業シナリオが終了した後、評価者に評価アンケートに答えてもらった。3章で挙げ たシステムの要求仕様と機能構成、PDCWシステムの機能と使いやすさの観点からア ンケートを作成した。アンケートには33項目質問があり、各項目質問を「1.そう思 わない」、「2.あまりそう思わない」、「3.どちらでもない」、「4.ややそう思う」、「5.
そう思う」の5段階で評価する。更に、各評価項目質問で評価が5点以下であったもの について、5点にならなかった理由を個別インタビューで質問した。アンケートの質問 項目と要求仕様及び機能構成の対応を表4.1から表4.3に示す。また、本評価で使用し たアンケート用紙を付録Cに示す。
表 4.1: 質問項目と要求仕様構成機能(1/3)
No アンケートの項目 No 要求仕様と機能構成
1 各ボタンの機能を理解しやすい (12) 使用方法がすぐ習得できること 2 鳥瞰図上の解体機器を見ることで、その二次元位
置を容易に理解できる
(2) 環境の状況を把握できること
3 鳥瞰図上のチェーンブロックを見ることで、その 二次元位置を容易に理解できる
(c) 解体機器と作業機器の二次元概略モデルを鳥瞰図 上で表示する機能
4 鳥瞰図上の櫓を見ることで、その二次元位置を容 易に理解できる
5 鳥瞰図上の台車を見ることで、その二次元位置を 容易に理解できる
6 鳥瞰図上の参加者を見ることで、その二次元位置 と見ている方向を容易に理解できる
(2) 環境の状況を把握できること
(7) 複数人の遠隔作業を支援できること
(r) 複数の作業員間で現場の状況を通信する機能 (t) 参加者の位置と姿勢をリアルタイムに提示できる
機能 7 鳥瞰図上にチェーンブロックなどの作業機器を配
置する操作は簡単である
(3) 作業機器の形状モデルを現場で自由に仮想的に配 置できること
(a) 作業機器を鳥瞰図上で自由に仮想的に配置する機 能
8 他の参加者が作業機器を配置する操作を容易に理 解できる
(8) 全作業者の操作を作業者間で共有できること
(s) 協同作業者の操作を共有する機能 9 現実環境と鳥瞰図の位置の対応関係は簡単に理解
できる
(2) 環境の状況を把握できること
10 カメラ画像に重畳表示された三次元モデルの位置 や姿勢が簡単に理解できる
(1) 解体対象機器の形状モデルやチェーンブロック等 の作業機器の形状モデルが参照できること (d) 解体機器と作業機器の形状モデルをカメラ画像で
重畳表示する機能
表 4.2: 質問項目と要求仕様機能構成の対応表(2/3)
No アンケートの項目 No 要求仕様と機能構成 11 カメラ画像に重畳表示された三次元モデルが何を
表わしているか、簡単に理解できる
(1) 解体対象機器の形状モデルやチェーンブロック等 の作業機器の形状モデルが参照できること 12 鳥瞰図上で操作したい作業機器を選択するのは簡
単である
(h) 鳥瞰図上で操作したい作業機器を選択する機能
13 鳥瞰図上で選択された作業機器を緑色で表示され るのは分かりやすい
(i) 選択された二次元概略モデルの色を変える機能
14 鳥瞰図上で作業機器を移動させるのは簡単である (4) 作業機器の形状モデルを自由に移動できること 15 鳥瞰図上で作業機器を回転させるのは簡単である (k) 作業機器の二次元概略モデルを回転・平行移動さ
せる機能 16 他の参加者が作業機器を移動させる操作を容易に
理解できる
(8) 全作業者の操作を作業者間で共有できること
17 他の参加者が作業機器を回転させる操作を容易に 理解できる
(s) 協同作業者の操作を共有する機能
18 カメラ画像と鳥瞰図を切り替える操作は簡単であ る
(e) カメラ画像と鳥瞰図を切り替える機能
19 チェーンを解体機器に接続する時、カメラ画像を 静止できるのは有効である
(3) 作業機器の形状モデルを現場で自由に仮想的に配 置できること
(f) カメラの「Stop」「Play」機能 20 カメラ画像上でチェーンの先端を解体機器に接続
することは簡単である
(b) チェーンの一端をカメラ画像上で配置して、操作 する機能
21 鳥瞰図の拡大、縮小、移動は簡単である (g) 鳥瞰図を拡大・縮小・移動する機能 22 チェーンを引っ張る、緩める操作は簡単である (5) 作業機器の特殊な操作できること
(m) チェーンを引っ張ったり、緩めたり操作する機能 23 他の参加者がチェーンを操作することを容易に理
解できる
(8) 全作業者の操作を作業者間で共有できること
(s) 協同作業者の操作を共有する機能
表 4.3: 質問項目と要求仕様機能構成の対応表(3/3)
No アンケートの項目 No 要求仕様と機能構成 24 自分が操作するために選択したチェーンがピンク
色に変わるのは分かりやすい
(j) 選択された三次元モデルの色を変える機能
25 解体機器を横に倒す時、解体機器と環境が干渉し た際に解体機器の干渉箇所が青色になることは理 解しやすい
(6) 解体機器の形状モデルや機器の形状モデルが周囲 の環境に接触した箇所が把握できること
26 解体機器を横に倒す時、解体機器と環境が干渉し た際に環境の干渉箇所が赤色になることは理解し やすい
(n) 機器の形状モデルが作業環境に接触した際に互い の接触箇所を着色する機能
27 「チェーン外す」ボタンを押して、全てチェーン を解体機器から外すのは操作しやすい
(5) 作業機器の特殊な操作できること
28 前回操作した状態へ戻るための「Undo」の機能 は必要である
(9) 解体協調作業の操作を「Undo」「Redo」できる こと
29 前回操作した状態へ戻った後、今回操作した状態 へ戻るための「Redo」の機能は必要である
(q) シミュレーションの状況を記録、再現機能
30 現在のシミュレーションの状況を記録するための
「状況の保存」の機能は必要である
(10) 解体協調作業の状況を記録し、再現できること
31 以前に保存したシミュレーションの状況を再現す るための「状況の再現」の機能は必要である
(q) シミュレーションの状況を記録、再現機能
32 初めてシステムを使う人でも簡単に使用できる (12) 使用方法がすぐ習得できること
あった。実験コースの実施には約50分が必要であった。