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計画実現のためのプログラム

ドキュメント内 須坂市都市計画マスタープラン (ページ 124-128)

本都市計画マスタープランにおいては、現況分析に基づく特徴・問題・課題を整理し視 点別に都市整備における「須坂市全体の計画課題」を検討し、将来の骨格的な都市構造を

「求められる将来都市像」として策定した。

ここでは、この将来都市構造における7つの拠点が有機的に機能し均衡ある都市づくり を目指すため、「地区別の将来構想、基本方針」の中から、「多くの課題を抱え整備が急務 である区域等」、また、市域全体の都市機能を充足させていくために必要不可欠な「骨格的 道路網」「主要都市施設」「主な開発プロジェクト」などの中から、「将来都市像の実現のた めに特に重要な区域」を重点施策として設定し、実現のためのプログラムを策定する。

図.重点施策の抽出の考え方

地区別の将来構想、基本方針 市全体の将来構想、基本方針

多くの課題を抱え整備が急務 である区域等

将来都市像の実現のために 特に重要な区域等

「住みよいまち」に向けた重点施策

「産業のまち」に向けた重点施策

「景観のまち」に向けた重点施策 重

点 施 策 重点施策

10-1. 重点施策の設定

本計画における将来像、基本理念、基本目標実現のための重点施策として、次の施策を 挙げる。

表.重点施策

将来像 基本目標 重点施策 主な内容

持 続 的 発 展 可 能 な

「 田 園 環 境 健 康 都 市 須 坂

住みよいまち

内環状及び中環状道路の整備 中心市街地への通過交通を排除し、交通 量の分散化により渋滞を緩和するため周辺 都市への交通連絡機能の強化を図る。

都市公園等の整備 快適な住環境を創出するため、緑の基本 計画等に社会経済情勢を加味した機能別公 園や緑地の適正な配置・整備を図る。

また、花と緑のまちづくり事業を通じた 町中緑化を推進する。

用途地域等の見直し 都市計画基礎調査に基づく土地利用状況 等により、適正な土地利用形態を誘導する ため用途地域や建ペイ・容積率等の見直し を検討する。

未利用地について土地区画整理

事業及び民間の宅地開発を誘導 公園等を配置した安価で良質な住宅地を 造成・供給することにより、生活環境基盤 の整備を図ると共にスプロール化を防止 し、秩序ある市街化の形成を図る。

安心・安全な環境の整備 医療・保健・福祉・介護のネットワーク 構築を図る。

また、消防等関係機関と連携することに より、大規模災害等にも対応できる環境の 整備を図る。

産業のまち

日滝原産業団地及び既存工業団

地周辺への企業誘致 企業誘致を促進し、用途地域に即した土 地利用を図るとともに、働く場の確保、若 年層の定住促進を図り、人口維持に努める。

中 心 市 街 地 の 歴 史 的 景 観 の 保

全・整備と活性化 歴史的景観の保全・整備を行い、町並み 散策観光等による商業活動の回復を図る。

景観のまち

景観計画の策定 景観計画を策定し、市内の優れた自然環 境、歴史や須坂らしい景観を守り育てる。

主要な幹線道路等における緑化 の推進と景観の保全

国道、県道、市道など都市の骨格を構成 する主要幹線道路については、テーマ性の ある植栽等により緑豊かな道路景観の創出 を図ると共に、都市的景観を阻害する看板 等の乱立防止を図る。

また、中心市街地にあっては、観光的景 観を阻害する電線類の地中化を図る。

田園等景観や環境における緑の 保全

生物多様性にも配慮した田園等景観や環

境の保全を図るとともに、市街地の丘陵地

にあっては、景観の維持や保全を図る。ま

た、峰の原高原・米子大瀑布・五味池など

の観光資源は、環境・景観に十分配慮した

施設整備を図る。

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10-2. 重点施策の整備プログラム

本構想を実現するためには、長い年月と莫大な財源を伴うことから、整備手法に基づく 財源確保をはじめ実施時期などについての十分な検討が必要となる。

本都市計画マスタープランにおいては、個別具体の整備手法や財政フレームの検討には 至らないため、既に実施計画で決まっている事業に加え、実施することが可能な事業計画 の整備プログラムについて、その完了時期を短期(概ね1~10年後目標)、中期(概ね11~

20年後目標)、長期(概ね21年後以降目標)の3段階に大別して設定する。

表.重点施策の整備プログラム

重点施策の項目 施策の完了が望まれる時期

短期目標 中期目標 長期目標

内環状及び中環状道路の整備 ◎

都市部における公園等の整備 ◎

用途地域等の見直し ◎

日滝原産業団地への企業誘致 継続

中心市街地の歴史的景観の保全・整備と活性化 継続 主要な幹線道路における緑化の推進と景観の保全 継続

土地区画整理事業 ◎

(仮)千曲大橋の整備 ◎

図.主要重点施策位置

10-3. 都市計画マスタープラン実現に向けてのソフト的施策及び今後の課題

全体構想や地区別構想に示された将来都市像をどのように実現化していくのか住民と共 に検討し、都市整備に対する理解を深め、まちづくりへの実質的な参加を促すことが重要 となる。

特に、地区別構想の事業化については、住んでいる人達に直接関わる事柄であるため、

積極的かつ主体的な参加が期待できるといえる。

なお、個別計画や地域の具体的な計画・実施事業に入る前のPR活動や住民意識の醸成 期間等についても十分配慮する必要がある。

(1) 住民組織の立ち上げ

本構想を円滑に事業実施するためには、地域住民のまちづくりに対する理解と積極的 な参加が必要不可欠である。

そのため、住民参加システムとして住民と行政の橋渡し的役割を果たす組織(例:景 観育成推進委員会)の設置が必要である。

図.まちづくりに関する住民組織の位置づけ(例)

(2) 各種住民協定の推進

良好な環境の保全と創出を図るためには、住民協定による手法をはじめ、都市計画法 に基づく地区計画等により規制・誘導を効果的に講じることが必要である。

景観育成(形成)住民協定・まちづくり協定は、平成 13 年度には 16 地区で締結され ていたが、平成 22 年度では8つの地区において協定が締結されている。今後、まちづく りに対する住民意識を高め、景観育成住民協定を増やし、活力ある美しいまちづくり運 動を展開する必要がある。

住民のまちづくりへの積極的な参加手法としては、中心部、郊外、集落などの地域の 特性を活かし、「景観育成住民協定」「建築協定」「緑化協定」などの協定の推進を図る必 要がある。

▲新町景観育成住民協定地区 図. 須坂市の景観育成住民協定による町並み 市

「景観育成推進委員会」

地区単位で発足

まちづくりについて協議を行う場

市民

委員会の結 果を受け、事 業の再検討

情報、計画案 の提供

自由に参加

広報活動を 通じて市民 に報告

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