• 検索結果がありません。

規制緩和要望

ドキュメント内 untitled (ページ 33-36)

3.1. 夜間航行規制に対する緩和要望の概要

(社)日本船主協会の夜間航行規制に対する緩和要望の概要は、次のとおりである。

備讃瀬戸東、北、南航路及び水島航路等においては、全長200m以上の船舶(巨大船)に対 し昼間に航行するよう規制している。一方、浦賀水道航路や伊良湖水道航路では危険物を積載 した船舶などによる夜間航行規制があるものの、全長200m以上であることを理由とした夜間 航行規制はない。

近年、船舶性能の向上(操縦性能、航海設備)、航行援助設備の充実により、大型船といえ ども基本的な安全性は確保されていることから、危険物積載船以外の巨大船の夜間航行を可能 にすることによって、物流の効率化が図られると考える。

3.2. 遅延(DELAY)の状況

備讃瀬戸海域に入航する VLCC(注 1やアフラマックスタンカー(注2は、通常入航時は 危険物積載船である巨大船として取り扱われるが、揚地において積載している原油等を完全に 揚荷し、イナートガスを貨物艙に充満させた後、火災、爆発の恐れのないことを船長が確認し た場合は、危険物積載船とは扱われず巨大船として取り扱われる。

VLCCやアフラマックスタンカーが揚地において、夕方或いは夜間に揚荷を終了し、巨大船 として出航する場合、海上交通安全法第 23 条の規定に基づく通航時間帯の基準によって昼間 しか航路を航行することができないため、翌朝まで待機しなければならない。よって荷役終了 後から翌朝まで管制による遅延(DELAY)時間が発生することになる。

管制によるDELAYと一概に述べても、他の入出港船との兼ね合いや、バース、航路の潮汐 等による理由も含まれており、夜間航行の制限のみによるDELAYとは言い切れない面がある が、夜間航行の制限がDELAYに対して大きな比重を占めているのは事実である。ここでは1 例として水島港における1ターミナルを取り上げ、管制によるDELAYの考察を行う。「水島港

(1ターミナル)におけるVLCCの管制によるDELAY集計表」を表 3.2-1に「水島港(1タ ーミナル)におけるAFRAの管制によるDELAY集計表」を表 3.2-2に示す。

表 3.2-1  水島港(1ターミナル)におけるVLCCの管制によるDELAY集計表

20024月〜20033月)

船 入 港 出 港 DELAY開始 DELAY終了 DELAY時間

1 02/05/08 07:15 02/05/10 09:00 02/05/09 17:05 02/05/10 09:00 15.9 2 02/05/23 06:50 02/05/25 07:30 02/05/24 17:00 02/05/25 07:30 14.5 3 02/06/10 09:20 02/06/12 08:00 02/06/11 19:25 02/06/12 08:00 12.6 4 02/08/18 10:45 02/08/20 09:00 02/08/19 21:25 02/08/20 09:00 11.6 5 02/08/27 11:40 02/08/29 09:00 02/08/28 20:55 02/08/29 09:00 12.1 6 02/09/19 08:00 02/09/21 07:00 02/09/20 20:25 02/09/21 07:00 10.6 7 02/10/21 09:40 02/10/23 09:00 02/10/22 21:05 02/10/23 09:00 11.9 8 02/11/20 09:40 02/11/22 09:00 02/11/21 20:20 02/11/22 09:00 12.7 9 02/12/16 08:20 02/12/18 10:35 02/12/17 16:10 02/12/18 10:35 18.4 10 03/01/16 09:10 03/01/18 09:00 03/01/17 16:10 03/01/18 09:00 16.8 11 03/01/28 11:00 03/01/30 08:00 03/01/29 16:30 03/01/30 08:00 15.5 12 03/02/26 10:10 03/02/28 09:00 03/02/27 18:20 03/02/28 09:00 14.7 13 03/03/12 10:45 03/03/14 09:00 03/03/13 19:00 03/03/14 09:00 14.0 14 03/03/30 08:20 03/04/01 10:20 03/03/31 19:50 03/04/01 10:20 14.5

195.8hrs VLCC 計 14隻

表 3.2-2  水島港(1ターミナル)におけるAFRAの管制によるDELAY集計表

(20024月〜20033月)

船 入 港 出 港 DELAY開始 DELAY終了 DELAY時間

1 02/05/01 11:00 02/05/03 08:45 02/05/02 18:15 02/05/03 08:45 14.5 2 02/07/02 07:45 02/07/04 09:20 02/07/03 17:40 02/07/04 09:20 15.7 3 02/12/18 15:35 02/12/20 09:10 02/12/19 18:40 02/12/20 07:10 12.5 4 03/01/30 16:00 03/02/01 07:20 03/01/31 16:40 03/02/01 07:00 14.3 5 03/02/23 14:10 03/02/25 07:00 03/02/24 18:15 03/02/25 06:40 12.4 69.4hrs AFRA 計 5隻

資料:(社)日本船主協会

28

よって1例として水島港の1ターミナルにおいては、年間VLCCで195.8時間、アフラマック スタンカーにおいては、69.4時間の管制による遅延(DELAY)時間が発生しているのがわかる。

(注1)VLCC:

Very Large Crude Carrierの略。一般に20万〜30万載貨重量トン以上の大型の原油タンカーのことをいう。

(注2)アフラマックスタンカー:

Average Freight Rate Assessment Maxの略。一般に8万〜12万載貨重量トン程度のタンカーのことをい う。

ドキュメント内 untitled (ページ 33-36)

関連したドキュメント