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第3章  災害応急対策計画

第9節  行方不明者の捜索・遺体の処理

震災編  災害応急対策計画  第9節  行方不明者の捜索・遺体の処理   

震災編  災害応急対策計画  第9節  行方不明者の捜索・遺体の処理 

第3 遺体の埋葬

1. 遺体の埋葬 

引き取り手のない遺体の取り扱い及び遺族等が火葬・埋葬を行うことが困難な場合は、応急 措置として、次のとおり火葬・埋葬を行う。 

(1) 埋葬の受付け 

生活支援班は、市役所及び支所の相談窓口で埋葬許可書を発行する。 

(2) 埋葬 

遺体は、市斎場又は近隣の火葬場で火葬する。遺体が多数のため対応できないときは、

「千葉県広域火葬計画」に基づき、県に広域応援要請を行う。 

 

2. 身元不明の死体の取扱い 

生活支援班は委託業者とともに、身元不明の遺体を火葬する。 

遺骨は遺留品とともに生活支援班が保管し、1年以内に遺骨引取人が判明しない場合は、身 元不明者扱いとして、野田市仏教会に協力依頼し、保管する。 

   

震災編  災害応急対策計画  第 10 節  交通・緊急輸送 

第10節 交通・緊急輸送 

 

項    目  担  当  関係機関 

第1 交通規制  土木班   

第2 緊急輸送  土木班、庁舎管理班  東葛飾土木事務所、千葉国道 事務所、千葉県トラック協会 野田支部、千葉県バス協会  第3 緊急通行車両等の確認  庁舎管理班   

 

第1 交通規制

1. 交通規制の実施 

各機関は、応急対策上重要な路線について交通規制を実施する。 

土木班は、市管理の道路が、陥没、路肩崩壊、土砂災害等により危険なとき又は緊急輸送の ため必要なときは、警察署と協議して通行禁止又は制限等の措置をとる。 

〈交通規制等の実施者及び状況・内容〉 

実施機関  規制を行う状況・内容  根拠法令 

公安委員会 

災害が発生し、又はまさに発生しようとしている場合において、災 害応急対策が的確かつ円滑に行われるようにするため緊急の必要が あると認めるときは、緊急通行車両以外の車両の通行を禁止し、又 は制限することができる。 

災 害 対 策 基 本 法 第76条 

道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図る必要が あると認めるとき、交通整理、歩行者又は車両等の通行の禁止その 他道路における交通の規制をすることができる。 

道 路 交 通 法 第 4 条 

警察署長 

道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図る必要が あると認めるとき、歩行者又は車両等の通行の禁止その他の交通の 規制のうち、適用期間の短いものをすることができる。 

道 路 交 通 法 第 5 条 

警察官 

通行禁止区域等において、車両その他の物件が緊急通行車両の通行 の妨害となることにより、災害応急対策の実施に著しい支障が生じ るおそれがあると認めるときは、当該車両その他の物件の移動、そ の他必要な措置を命ずることができる。また、措置をとることを命 ぜられたものが当該措置をとらないとき又は命令の相手方が現場に いないときは、自らその措置をとり、やむを得ない限度において当 該車両その他の物件を破損することができる。 

災 害 対 策 基 本 法 第 76 条 の 3 第 1 項 

第 76 条 の 3 第 2 項 

道路の損壊、火災の発生その他の事情により道路において交通の危 険が生じるおそれがある場合において、当該道路における危険を防 止 す る た め 緊 急 の 必 要 が あ る と 認 め る と き は 、 必 要 な 限 度 に お い て、一時、歩行者又は車両等の通行を禁止し、又は制限することが できる。 

道 路 交 通 法 第 6 条第4項  第75条の3 

災害派遣を命じら れた部隊等の自衛 官、消防吏員 

警察官がその場にいない場合に限り、通行禁止区域等において、災 害対策基本法第76条の3第1項、第2項に定められた職務を行うこと ができる。 

災 害 対 策 基 本 法 第 76 条 の 3 第 3 項、第4項  道路管理者 

道路の破損、決壊、その他の事由により交通が危険であると認めら れる場合、道路の構造を保全し、又は交通の危険を防止するため、

区間を定めて道路の通行を禁止し、又は制限することができる。 

道路法第46条 

震災編  災害応急対策計画  第 10 節  交通・緊急輸送  2. 運転者のとるべき措置 

震災時における運転者のとるべき措置については、次の事項の周知を図る。 

〈運転者のとるべき措置〉 

ア  走行中の車両の運転者は、次の行動をとること。 

(ア) 直ちに、車両を道路の左側に停止させること。 

(イ) 停止後は、ラジオ等により災害情報及び交通情報を聴取し行動すること。 

(ウ) 車両を置いて避難するときは、できるだけ道路外の場所に移動する。やむを得 ず道路上に置いて避難するときは、車両をできる限り道路の左端に沿って駐車す るなど通行の障害とならない方法により駐車し、エンジンを切り、エンジンキー を付けたままとし、窓を閉め、ドアはロックしないこと。 

イ  避難のために車両を使用しないこと。 

ウ  通行禁止区域等においては、次の措置をとること。 

(ア) 車両を道路外の場所に置くこと。 

(イ) 道路外に置く場所のない車両は、通行禁止区域等の外に移動すること。 

(ウ) 速やかな移動が困難なときは、車両をできる限り道路の左端に沿って駐車する など、緊急通行車両の通行の妨害とならない方法により駐車すること。 

 

第2 緊急輸送

1. 緊急輸送路の確保 

土木班、東葛飾土木事務所及び千葉国道事務所は、緊急輸送道路となる道路の状況を点検し、

交通規制、応急復旧などを行い、緊急輸送路を確保する。 

〈緊急輸送路〉 

県緊急輸送道路1次路線  県緊急輸送道路2次路線  国道 16 号、主要地方道つくば野田線、

主要地方道松戸野田線、主要地方道越谷 野田線 

主要地方道つくば野田線、主要地方道結 城野田線、主要地方道境杉戸線 

 

2. 車両輸送の確保  (1) 車両の確保 

庁舎管理班は、公用車その他の車両を管理し、各課で所有する車両及び確保した車両につ いて、総合的に調整し配分する。 

公用車では不足する場合又は公用車では輸送できない場合は、市内運送業者等、千葉県ト ラック協会野田支部、千葉県バス協会に要請する。 

(2) 燃料の確保 

庁舎管理班は、各班の専用管理車両、管財班管理の庁用車、借上げ車両の必要な燃料の調 達を行う。通常の方法により自動車燃料の確保ができない場合には、野田市内の石油協同組 合に協力を要請する。 

       

震災編  災害応急対策計画  第 10 節  交通・緊急輸送  3. ヘリコプター輸送の確保 

(1) ヘリコプターの確保 

庁舎管理班は、災害による交通の途絶又は緊急的な輸送を必要とする場合は、県にヘリコ プターによる輸送を要請する。 

(2) ヘリコプター離発着場の開設 

土木班は、庁舎管理班の指示によりヘリポートを開設するため、施設の被災状況等の点検 を行い、開設準備を行う。 

なお、ヘリコプター離発着場の離発着の管理は、自衛隊に要請する。 

〈ヘリコプター離発着場の開設予定場所〉 

ア  野田市総合公園自由大広場        イ  市役所本庁舎屋上※ 

ウ  文化センター駐車場        エ  川間駅南中央公園 

オ  関宿中央小学校 

※全備重量 4.4t、全長 15m次の機種に限る。 

 

第3 緊急通行車両等の確認

1. 緊急通行車両等の申請手続 

知事又は公安委員会は、災害対策基本法第 76 条に基づく通行の禁止又は制限を行った場合、

緊急輸送のための車両の使用者の申出により、災害対策基本法施行令第 33 条の規定により緊 急通行車両の確認(証明書及び標章の交付)を行う。 

庁舎管理班は、災害対策に使用する届出済証の交付を受けていない車両について、「緊急通 行車両等確認申請書」を県又は公安委員会に提出する。 

知事又は公安委員会は、緊急通行車両であることを確認したときは、標章及び確認証明書を 交付する。 

交付された標章は、当該車両の助手席側の内側ウインドウガラス上部の前面から見やすい箇 所に貼付し、証明書は当該車両に備え付ける。 

 

2. 緊急通行車両等の事前届出について 

(1) 公安委員会は、指定行政機関の長、指定地方行政機関の長、地方公共団体の長その他の執 行機関、指定公共機関及び指定地方公共機関が保有する車両等で、災害対策基本法第 50 条 第1項に規定する災害応急対策を実施するために使用するものについて、緊急通行車両に該 当するかどうかの審査を行う。 

(2) 公安委員会は、前記により緊急通行車両に該当すると認められるものについては、届出済 証を交付する。 

(3) 届出済証の交付を受けた車両は、県警察本部、警察署又は交通検問所に当該届出済証を提 出することにより、緊急通行車両の確認を受けることができる。この場合において確認審査 を省略して標章及び確認証明書を交付する。 

 

震災編  災害応急対策計画  第 11 節  災害警備・防犯   

第11節 災害警備・防犯 

 

項    目  担  当  関係機関 

第1 災害警備    野田警察署 

第2 防犯  総括班  野田警察署 

 

第1 災害警備 

1. 災害警備の基本方針 

野田警察署は、「千葉県警察災害警備実施計画」に基づき、地震や津波に伴い災害が発生し、

又は発生するおそれがある場合において、他の防災関係機関との連携のもと、人命の保護を第 一に、被災者の救出・救護、避難誘導、交通の規制、各種犯罪の予防及び取締り、その他社会 秩序の維持にあたる。 

 

2. 警備体制 

野田警察署は、地震に伴い災害が発生し、又は発生するおそれがある場合は、その規模に応 じ指揮体制を確立し災害警備活動を行う。 

(1) 連絡室 

震度4以上の地震が発生した場合及び東海地震に関する調査情報(臨時)が発表された場 合等 

(2) 対策室 

地震に伴う被害程度が小規模の場合及び東海地震注意情報が発表された場合等  (3) 災害警部本部 

大規模地震が発生した場合又は東海地震予知情報が発表された場合等   

3. 災害警備活動要領  (1)  要員の招集及び参集 

(2)  地震、その他災害情報の収集及び伝達  (3)  装備資機材の運用 

(4)  通信の確保 

(5)  負傷者の救出及び救護  (6)  避難誘導及び避難地区の警戒  (7)  警戒線の設定 

(8)  災害の拡大防止と二次災害の防止  (9)  報道発表 

(10) 行方不明者の捜索及び迷子等の保護  (11) 死傷者の身元確認、遺体の収容 

(12) 交通対策(現場周辺の交通規制及び緊急交通路の確保) 

(13) 地域安全対策(犯罪の予防・取締り、相談活動) 

(14) 協定に基づく関係機関への協力要請  (15) その他必要な応急措置