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第2章  災害予防計画

第5節  地震に強いまちづくり

震災編  災害予防計画  第5節  地震に強いまちづくり 

震災編  災害予防計画  第5節  地震に強いまちづくり 

(2) 公共施設の耐震化 

市有建築物の特定建築物については、平成 27 年度までに可能な限り全ての施設の耐震改 修を行う。 

(3) 県、関係団体との連携 

県及び建築関連団体と連携して耐震改修促進法による指導、助言等を行う。 

 

4 . 生活空間の危険性の除去  (1) ブロック塀等の安全対策 

都市部は、県と連携して「千葉県コンクリートブロック塀等安全対策推進要綱」(昭和 58 年9月  千葉県)に基づき、次の対策を実施する。 

ア  市民等に対するブロック塀等の転倒防止への注意の啓発  イ  ブロック塀等の倒壊危険箇所の把握 

ウ  危険なブロック塀等の所有者への改善指導 

エ  小学校・中学校の通学路に面したブロック塀等の点検パトロール  (2) 落下物・倒壊物対策 

都市部は、県と連携して「千葉県落下物防止指導指針」(平成2年 11 月  千葉県)に基 づき、窓ガラスや外装材、屋外広告物等の落下を防ぐために、次の対策を講じる。 

ア  市民に対する落下物防止の注意啓発    イ  落下の危険がある箇所の把握 

ウ  落下の危険がある箇所の所有者への改善指導  (3) 家具・大型家電の転倒防止 

民生経済部は、家具・大型家電の転倒による被害を未然に防ぐため、ホームページ、広報 紙、防災イベントにおいて、家具・大型家電の転倒防止対策の重要性の啓発に努める。 

 

第2 道路・橋梁等の安全化 

1 . 道路 

(1) 市の対策 

土木部は、区間に応じた地震その他の災害に対する補強整備を必要に応じ行う。道路の路 面の損傷については、逐次補修し災害の防止に努める。特に緊急輸送道路となる可能性のあ る路線については、より一層の安全性を高めるよう順次必要な整備を行う。 

(2) 県の対策 

区間に応じた地震その他の災害に対する補強整備を必要に応じ行う。道路の路面の損傷に ついては、逐次補修し災害の防止に努める。特に緊急輸送道路については、必要な輸送機能 を確保できるよう耐震対策を最優先に実施する。 

(3) 国の対策 

道路施設の耐震性については、示方書、基準、指針等をはじめ、既往震災の教訓を考慮し た設計施工を行っている。また、地震に対する補強整備を行っている。 

  2 . 橋梁 

(1) 市の対策 

土木部は、管理橋梁の長寿命化に努めるとともに、転落防止等の対応を行い、地震災害時

震災編  災害予防計画  第5節  地震に強いまちづくり  の避難、緊急物資の輸送に支障がないようにする。 

(2) 県の対策 

県は、老朽橋の架け替え及び補強等を推進するとともに、既設橋梁の耐震対策を進め、地 震災害時の避難、緊急物資の輸送に支障がないようにする。 

(3) 国の対策 

(2)の県の対策と同様による。 

   

3 . 河川 

河川管理者は、河川施設の耐震化を図る。 

 

第3 公共施設の整備 

各種防災活動の拠点となるべき市の施設は、補強の必要性の高いところについて、計画的な改 修・補修工事を行い、耐震・耐火性能の維持・強化を図る。 

 

1 . 機能の確保 

各部は、市庁舎等の防災上重要な公共施設の非常電源や無線機等の設備を整備する。 

また、事務用家具・備品類の固定、危険物等の引火性物質の安全管理、防災設備の作動点検 等を行い、普段からできる限りの危険の排除に努める。 

 

2 . 小中学校の施設整備 

生涯学習部は、市立小・中学校の施設整備において、児童・生徒の安全確保、指定緊急避難 場所、地域における防災活動拠点としての災害対応力を充実・強化する。 

(1) 防災用MCA無線の活用 

各校に配備された防災用MCA無線機の操作方法を周知しておく。 

(2) 塀の生け垣化 

敷地を囲むブロック塀・万年塀を解消するとともに、難燃性の植樹を実施する。 

(3) 安全ガラス化及び窓ガラスの飛散防止 

窓ガラスの割れと落下による被害を軽減するために、窓ガラス(強化ガラスを含む)に飛 散防止フィルムを装着する。 

(4) 耐震化 

校舎の整備について、必要に応じて耐震化を図る。 

 

第4 ライフライン施設の耐震化 

各ライフライン事業者は、事業計画等に基づき施設の耐震性及び代替性の確保等の対策を推進 する。 

 

1 . 上水道施設 

水道部は、上水道施設の耐災害性を強化するため老朽化施設の補修・改良を進めるとともに、

施設の常時監視・点検を強化して保全に努め、災害発生に伴う被害を最小限にとどめる。 

 

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(1) 取導水施設 

取導水施設の常時監視を実施して保守に努める。 

(2) 浄水場・配水場施設 

浄水場・配水場施設の常時監視を実施して保守に努めるとともに、二次災害の防止を図る。 

特に、下流側の配水管の破損による貯・留水流出を防止し、応急用給水源を確保するため に、浄配水場に緊急遮断弁等の流出防止装置を順次整備する。 

(3) 送配水管施設 

経年管の取り替えを計画的に進める。 

(4) 非常用の揚水施設の整備 

震災により給水供給が停止した場合、浄水場・配水場及び耐震性貯水槽の貯水量だけでは 給水用水が不足するため、中根配水場やその他適切な場所に耐震性非常用井戸を整備し、こ の場所を給水拠点として飲料水の確保を図る。 

(5) 図面等の整備 

災害時における応急復旧、給水活動を迅速かつ円滑に行うために図面の充実を図る。 

なお、図面は分散保管する。 

 

2 . 下水道施設 

土木部は、ポンプ場、幹線管渠

きょ

等の主要構造物を、地震等の災害に耐えられる構造にする とともに、管渠の点検を行って現状を把握し、不良部分については、清掃、 浚 渫

しゅんせつ

、補修及び 改良に努め、地震等による機能の麻痺を最小限にとどめる。 

また、応急復旧にあたっては、関係業者の協力を得られるように、災害時の協力協定を締結 する。 

(1) ポンプ場施設等 

電気設備、機械設備をはじめ施設全般の保守点検に努め、機能保全のための対策を行う。 

(2) 管路施設 

定期的パトロールを実施するなど、常時保守点検に努め、機能保全を図るとともに、老朽 管の改良等を行う。 

(3) 図面等の整備 

災害時における応急復旧活動を迅速かつ円滑に行うために図面の充実を図る。 

なお、図面は分散保管する。 

 

3 . 電力施設 

東京電力株式会社は、地震時における電力供給確保の観点から電気事業者が実施する電力施 設の耐震性の確保及び代替電力の確保に協力して、これらの推進に努める。 

 

4 . ガス施設 

野田ガス株式会社は、ガス受入設備、ガス供給設備などのガス施設そのものを地震災害に強 いものとするとともに、供給系統の多重化・拠点の分散、臨時供給設備の整備、緊急遮断装置 の設置を推進することにより、二次災害の発生の防止に努める。 

 

5 . 液化石油ガス 

エルピーガス販売業者は、県の指導により転倒・転落防止措置、マイコンメーター等の安全

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器具の普及に取り組み、消費者に対しては地震時の元栓閉止等の行動の啓発を図る。 

 

6 . 通信施設 

東日本電信電話株式会社は、通信施設の耐震化を図るとともに、施設が被災した場合におい ても、応急の通信が確保できるよう二次的な通信施設の整備を図る。 

  7 . 鉄道 

東武鉄道株式会社は、被害を最小限にするために、構造物耐震性・耐水性の強化、情報連絡 設備の充実、復旧体制の整備を行う。 

 

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