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第1章  総  則

第2節  基本方針

 

第1 計画の内容 

計画の内容は、警戒宣言が発せられた場合においても、原則として平常時の社会経済活動を維 持しながら、 

(1) 警戒宣言の発令等に伴う社会的混乱の発生を防止するために必要な措置 

(2) 地震発生にあたっても被害を最小限にとどめるために必要な防災措置等を定めることに よって、市民等の生命、身体、財産を保護すること 

を目的とした。 

なお、本計画は、各機関が具体的に実施することとなる対応措置を掲げることを基本としたが、

市、団体等、個別に対応が異なる計画事項については、その基本的考え方を示した。 

 

第2 計画の範囲 

本計画の範囲は、原則として警戒宣言が発令された時点から、地震発生(又は発生のおそれが なくなる)までの間においてとるべき措置等を定めるが、東海地震注意情報発表から警戒宣言発 令までの間における防災対策上とるべき必要な措置についても可能な限り含める。 

なお、地震発生後の応急・復旧対策は、震災編  第3章「災害応急対策計画」及び震災編  第 4章「災害復旧・復興計画」で対処する。 

 

第3 前提条件 

計画策定にあたっての前提条件は、原則として次のとおりである。 

(1) 警戒宣言発令時刻は、原則として最も混乱の発生の予想される平日の昼間(おおむね午前 10 時から午後2時)とする。 

(2) 東海地震が発生した場合の震度は、震度5強程度とする。ただし、地質・地盤によって異 なるので、地域によっては若干の違いがある。 

なお、対策別に特に考慮すべき時間帯及び翌日以降の対応が異なる事項については、個別 に措置することとした。 

 

第4 計画の実施 

本市は、強化地域外であり大規模地震対策特別措置法が適用されないことから、本計画の実施 にあたっては、行政指導、協力要請によって対処する。 

 

第5 計画の位置付け 

本計画は、「野田市地域防災計画震災編」の附編として位置付ける。 

なお、事前に行う措置は、震災編  第2章「災害予防計画」に準ずるものとする。 

 

震災編  附編  総則  第2節  基本方針 

第6 業務の大綱 

市が実施する業務の大網は次のとおりである。 

(1) 防災会議及び災害対策本部の設置運営に関すること  (2) 東海地震対策の連絡調整に関すること 

(3) 東海地震に係る予防、応急対策に関すること  (4) 地震予知情報等の受理、伝達に関すること  (5) 広報、教育、防災訓練に関すること  (6) 消防、水防対策に関すること 

(7) 市が管理又は運営する施設対策に関すること  (8) 例外措置としての市民等避難に関すること   

第7 東海地震関連情報と基本的な対応措置 

東海地震関連情報の種類と基本的な対応措置は、次のとおりとなっている。市は、それぞれの 情報に応じ、県に準じた体制をとる。 

〈 東海地震関連情報と対応〉  

情報名  発表する基準  強 化 地 域 で の 対 応   市の防災体制 東海地震に関

連する調査情 報(カラーレ ベル青) 

定例

毎 月 の 定 例 の 判 定 会 で 評 価した調査結果を発表 

   

臨時

観 測 デ ー タ に 通 常 と は 異 な る 変 化 が 観 測 さ れ た 場 合 、 そ の 変 化 の 原 因 に つ いての調査の状況を発表 

特に対策はしない。  通常の体制で 対応する。 

東海地震注意情報  (カラーレベル黄) 

観 測 さ れ た 現 象 が 前 兆 現 象 で あ る 可 能 性 が 高 ま っ た場合 

情 報 収 集 、 行 動 自 粛 な ど の 混乱防止措置 

気象庁において判定会を開催 

警戒配備体制 第2配備  東 海 地 震 予 知 情 報

( 警 戒 宣 言 が 含 ま れ る) 

(カラーレベル赤) 

東 海 地 震 の 発 生 の お そ れ があると判断した場合  (東海地震予知情報を解除 する場合) 

警戒宣言の発令 

交通規制、児童生徒の帰宅措 置、列車の運転規制など 

非常配備体制 第1配備 

 

                             

                                     

第2章 東海地震関連情報の発表から