第 2 章 機械設備
8 脱硝設備
本設備はダイオキシン対策としても、その除去機能を有すること。なお、薬剤としてはアン モニア水を原則とするが、アンモニアガスを提案することも可とする。その場合は必要な設備 を設置すること。
8-1 脱硝反応塔
(1) 形 式 触媒脱硝方式 (2) 数 量 2 基(1炉1基)
(3) 主要項目
1) 噴霧薬剤 アンモニア水
2) 設計ガス量 〔 〕㎥N/h
3) 排ガス温度 入口〔 〕℃ 出口〔 〕℃
4) 酸素換算NOx濃度 入口〔 〕ppm 出口20ppm 5) ダイオキシン類濃度 入口〔 〕ng-TEQ/㎥N
出口 0.01 ng-TEQ/㎥N
(4) 特記事項
1) 本設備は、ダイオキシン類除去対策を兼ね全乾式としする。ダイオキシン類対策を兼ね る上で、設計仕様面で相違が生ずる場合、所要脱硝性能が確保できる範囲で極力ダイオ キシン類を低減できるものとする。
2) 薬剤は、アンモニア水を原則とするが、助剤の併用を妨げない。
3) 装置の性能は、所定の基準値に対し余裕をもって保証性能を達成できること。
4) 薬剤の貯留、輸送、供給の各過程で閉塞、固着、磨耗、漏洩、腐食が発生しない構成と する。設備はすべて密閉構造とし、薬剤の漏洩は生じないものとする。
5) 緊急停止を含む設備停止にあたって、触媒部分に未燃ガス等の残留が起きないよう考慮 したシステム構成及び設備構造とする。
6) 触媒の劣化による交換所要期間を明示すること。触媒の劣化による交換の作業性を十分 配慮した計画とする。
7) アンモニア水の搬入、貯蔵、供給、気化各過程でのアンモニア漏洩を厳密に防止し、万 一漏洩を生じた場合及び装置の補修、整備の必要から内容物を排出する場合のいずれに おいても、揮発による作業環境悪化を防止し得る機能を装備すること。
8) 薬剤配管は勾配を設ける等、停止の際配管の中に残存しない構成とする。
9) アンモニア取扱場所で漏洩を生じた場合の警報を、中央制御室及び現場に表示する。そ のためのアンモニア検出機構を要所に設置し、緊急遮断弁を漏洩検知と合わせて作動す る機器構成とする。また、室外から操作できる水噴霧装置等を設け装置下部に設けた処 理槽に導き適切に処理する。
10) 漏洩検知した場合換気扇等を連動にし空気の移動を停止する。
11) 装置の耐食性・耐久性を確保する。
12) 未反応アンモニアによる白煙を防止するためリークアンモニア濃度を5ppm以下とする。
8-2 脱硝薬剤貯槽
(1) 数 量 1 基 (2) 主要項目
1) 内容物 アンモニア水
2) 容 量 高質ごみ時2炉7日分 3) 主要材質 SUS同等品以上
4) 付属品
① レベル計 1 基
② ノズル 1 式
③ ガスシール槽 1 基
(3) 特記事項
1) 受入配管部分の残存液を極カ少なくなる配管構成すること。
2) 安全弁、放出管等からの放出ガスはガスシール槽を介してアンモニアを除去すること。
また、放出ガス及び漏洩ガスの拡散を防ぐこと。
3) 本貯槽は、タンクローリ車の受入れが容易に行える位置に設け、受入口付近に液面上限 警報を設置すること。
4) 本貯槽の昇温を防ぐために散水装置を設置すること。
5) 脱硝薬剤貯槽及びサービスタンク、供給ポンプは、防液堤を設けその内側に配置するこ と。
8-3 脱硝薬剤供給ポンプ
(1) 形 式 ダイヤフラムポンプ (2) 数 量 2 基(交互運転) (3) 主要項目(1基につき)
1) 温 度 常温
2) 主要部材質 本体 SUS316同等品以上
① 羽根車 PTFE同等品以上
② 軸 PTFE同等品以上
3) 口 径 入口側:〔 〕mm 出口側:〔 〕mm 4) 操作方式 遠隔(自動)、現場手動
(4) 主要機器(1基につき)
1) ポンプ本体 1 台
2) 圧カ計 1 式
(5) 特記事項
1) 本ポンプは、吐出量調整が容易に行える構造とする。
2) 薬剤供給量の制御は、常時確実に遠隔手動操作により可能で、その調整範囲は要求性能 に対して適性な範囲とすること。
8-4 脱硝薬剤注入器
(1) 形 式 多点同時注入形 (2) 数 量 2 基
(3) 主要項目
1) 主要部材質 本体 SUS製 2) 付属装置 〔 〕 (4) 特記事項
1) ノズルの閉塞及び脱落を検知する検出器を設ける。また、外部よりノズル脱着が容易に 行える構造とする。
8-5 アンモニア除去装置
(1) 形 式 水による希釈、吸収方式とする。
(2) 数 量 1 基
(3) 付属装置 〔 〕 (4) 特記事項
1) 漏洩したガスの拡散を適切に防止できるものとする。
2) 防液堤に滞留したアンモニア水のアンモニア揮散防止を速やかに行える構造とする。
3) 回収したアンモニア水は、中和した後、排水処理設備に導く。
4) 防液堤内にアンモニアガス検知器を設け、検知器により自動起動させる。
第6節 通風設備