第 2 章 機械設備
2 プラント排水・生活排水処理設備 (1) 処理プロセス
1) 排水は、規定する処理基準はもとより、再利用するための必要な水質を、余裕をもって 確保できるものとする。
2) 有機系プラント排水(プラットホーム床洗浄水、洗車排水等)は、生物処理後、他の無 機系プラント排水と合併処理することとする。
(2) 水槽類リスト
機器仕様については、以下を参考に計画すること。
表 22 水槽類リスト(参考)
名 称 数量 容量 構造・材質 寸法 電動機 備考
有 機 系
汚水受槽 散気装置
計量槽 流量調整ハンドル
接触酸化槽 散気装置
沈殿槽 受入調整槽 ボイラ排水受槽
中和槽 攪拌機
薬品混合槽 凝集沈殿槽 ろ過中間槽 処理水槽 汚泥濃縮槽 砂ろ過槽 再利用水槽 汚泥槽
薬品 タンク
凝集剤
pH調整剤
助剤
(3) ポンプ類
機器仕様については、以下を参考に計画すること。
表 23 ポンプ類リスト(参考)
名 称 形 式
数量 [基]
吐出量 (㎥/h)×
全揚程 (m)
主要材質
電動機 (kW)
操作 方式
備考 ケーシ 付属品
ング
イン ペラ
シャ フト 生
活
排水ポンプ
プ ラ ン ト
原水ポンプ ろ液噴霧ポンプ 排水ポンプ 汚泥引抜きポン プ
ごみピット汚水 移送ポンプ 薬品移送ポンプ その他必要なも の
(4) 特記事項
1) 排水処理設備の機器、槽類等は、一箇所にまとめ、建屋内に収容し悪臭を生ずる恐れの ある水槽には防臭の蓋を設けること。また、有害ガスが発生する可能性がある場合、作 業環境の保全、機器の腐食防止等の所要措置を必ず講じること。
2) 室内の臭気・換気・照度・騒音に留意すること。極力、騒音発生のない機器を使用する とともに、騒音発生機器は防音措置をした機械室に収容すること。
3) 歩廊及び階段を炉体の項に準じて必要な場所に設け、また転倒防止のため突起部を少な くする等、保守・点検が容易な構造・配置とし、槽類への転落防止等安全対策も十分行 うこと。発生する夾雑物や汚泥の処理も円滑・容易に行えるよう考慮すること。
4) 放流水、再利用水(再水再利用含む)の水質等、プロセス管理上必要と考えられる項目 及び水量について、極力、計装により管理を行うこと。
5) 汚水原水(有機系、無機系)及び処理水の水質、水量の算出に際しては十分に考慮する こと。また、汚水発生源には、必要により油水分離等の前処理設備を設けること。
6) 水位制御、シーケンス制御、インターロック、警報等を十分吟味し、運転開始後も適宜 調整により最適運転条件に近づけるものとする。
7) 酸欠危険場所等は原則として常時換気を行うとともに危険表示、可搬式通風設備設置用 マンホール、安全帯取付フック等の必要な設備を設ける。
8) 漏電の生ずるおそれのあるものは、絶縁状態を把握できるものとする。
9) 配管、ポンプ、バルブ等処理設備を構成する機器は、最も適した材料を選定することと し、腐食、摩耗、破損、閉塞を避け、長期にわたる耐久性を確保する。配管を含め容易 に交換できるよう配慮する。
10) ポンプ類は詰まりの無いものとし、必要に応じ吐出量調整が容易に行える構造とするこ と。複数のポンプを有するものは、交互運転をすること。ポンプ簡易着脱式水中ポンプ 用ガイド、配管は耐摩耗性や耐腐食性の高いものとすること。また、薬品を注入する箇 所には、その目的毎に流量積算計を設けること。
11) 排水処理設備の定期整備時等において、排水処理設備の全停止により処理できない事態 を避けられるものとする。ただし、排水処理設備の整備・清掃は、炉休止の間に完了で きるものとし、その間の排水は一時貯留できる構成とする。
12) ボイラ缶水全量を排水する場合に備え、缶水保有量以上の容量を確保して、ボイラ排水 受槽を設ける。
13) プラント排水処理水は、排ガス冷却用噴射用水等として用いて、障害を生じない水質を 確保すること。また、排水の処理方式は、設備内での循環利用のための処理を行い、処 理水は、「ダイオキシン類対策特別措置法の施行に伴う関係政令の整備等に関する政令」
に適合した性状とし、再利用水として使用すること。
14) 薬品貯槽は、購入の便宜を考慮し、適正容量を監督員と協議し承諾を得て設定する。ま た、純水装置等他の用途と共用を妨げないため、他の設備で所定容量の貯槽を設ける場 合は、本設備では省いてもよい。
15) 汚泥引抜装置には詰まり除去対策を考慮すること。
16) 設備はすべて全自動無人運転を可能とし、点検整備時炉を休止した場合も処理可能とす ること。
第10節 電気設備
本設備は、本施設の管理を行うため必要と考えられるものに必要な機能により構成される。な お、組合が施設の管理を行うため当然必要と考えられる設備は、組合管理室にも設置すること。
1 計画概要