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第 2 章 機械設備

9 ごみクレーン

本クレーンは、ごみピットに貯留されたごみをごみホッパへ投入する。クレーンは2基設置 し、各基の稼働範囲は、それぞれ1基で2炉分定格投入が可能となるようピット全域とするこ と。なお、クレーン待機スペースは、それぞれのクレーン稼働範囲に影響を与えない所に設け る。

(1) 形 式 油圧バケット付天井走行クレーン (2) 数 量 2 基

(3) 主要項目 1) 荷 重

2) 吊上荷重 〔 〕t 3) 格荷重 〔 〕t (4) バケット主要項目

1) 形 式 油圧開閉ポリップ型 2) 数 量 3 基(うち1基予備) 3) 容 量

① 掴み容量 〔 〕㎥

② 閉切り容量 〔 〕㎥

4) 主要部材

表 16 ごみクレーンの主要部材

部 品 名 材 質 特 記 つ め SCM440 熱 処 理 ブ ッ シ ュ

LBC3 シ ェ ル

SS400 主要部12mm厚以上 油圧シリンダ STKM13 ロッドはS45C 油 タ ン ク

SS400

5) 主桁構造

① 走行レール 37 kg/m以上

② 横行レール 37 kg/m以上

巻上、走行、横行の各動作は、それぞれ単独の電動機により行う。ランウェイガーダ とレールの間に、防音、防振対策を行う。

③ ワイヤロープ

4本掛(2ドラム)JIS G 3525、 6×Fi(29)、普通Zより及び普通Sよりを使用する。

ワイヤドラム直径とワイヤロープの直径の比は、25倍以上とする。

(5) ごみの単位体積重量

1) 定格荷重算出用 0.5t/㎥

2) 稼働率算出用 0.2t/㎥

(6) 各速度及び電動機

表 17 各速度

走 行 横 行 巻上げ・下げ バケット開閉

速度 60m/min以上 40m/min以上 70m/min以上 開10 sec

閉17 sec 程度 電動機 連 続 連 続 連 続 連 続 速度制御方式 インバータ制御 インバータ制御 インバータ制御 -

(7) 稼働率 焼却炉への給じんは1 基にて行えるものとし、この

稼働率は33%以下とする。(自動運転時のごみの混

合、整理等の作業は、この稼働率の中に含めな い。)なお、各クレーンは同時に運転できるように する。

手動時33%以下(投入時のみ)

(8) 操作方式 遠隔手動、半自動、全自動(複数パターン対応)

(9) 給電方式 第3種キャブタイヤケーブル又は第2種高強度キャ ブタイヤケーブル(耐久性が高く、可とう性も高い ものを採用すること)・ダブルレールカーテンハン ガ式

(10) 付属品 制御装置、計量装置、表示装置、操作卓 他

(11) ごみクレーン自動制御装置

ごみクレーンは自動制御装置を設け、ごみ貯留量に応じて、複数(5 パターン程度)の投 入・攪拌・貯留・積替パターンを選択でき、自動作動できる制御とする。おもな制御表示は 以下とする。

① ピット番地指定(投入・攪拌・貯留・積替エリア表示)

② 番地毎の貯留高さ

③ 投入・攪拌・貯留・積替パターン選択

④ 貯留量

⑤ クレーン位置

⑥ クレーン作動累積時間

⑦ 自動収納

(12) 荷重指示記録積算装置

クレーン別に計重装置を設け、積算機構は供用する。計重値はデジタル表示とする。

① 日付 6桁

② ホッパ番号 1桁

③ クレーン番号 1桁

④ 回数 3桁

⑤ 時刻 4桁

⑥ 計重値 4桁

⑦ 小計(中間計) 4桁

⑧ 合計(積算計) 4桁(1日及び1月)

(13) 特記事項

1) 特に指定する通路以外は法規に準拠した安全通路を設ける。

2) クレーン及びガーダ上に設ける電動機及び電気品は、防じん、防滴型とする。

3) クレーン及びガーダは操作中に生じる衝撃に耐えうるよう計画する。

4) ホッパへの投入時、ごみの飛散を回避できるよう、開閉動作に配慮する。

5) 予備バケット置き場を設け、適切に格納する。

6) クレーン操作室は、ピット内空気と完全に遮断させたガラス張り構造とする。独立した 部屋とした場合は、炉の燃焼状況も確認できるよう必要データを確認できる監視装置、

ITV等を設ける。

7) ピット側窓ガラスは、埃を掃除できる構造とし、自動窓拭き装置を設置する。(窓わく はSUS製)

8) 操作室の位置は、ごみの投入、攪拌等作業及び監視が最も行いやすい場所とする。

9) 操作室内は空調設備を設け、必要に応じ正圧に保てるよう吸排気型換気扇を設けること。

10) 操作室の照明は、窓ガラスへの映りこみ防止のため単独操作、調光機能を装備すること。

11) 相互連絡用のインターホン、ごみ投入扉の投入可否指示操作盤、及びインターロック装 置を操作室に設ける。

12) クレーンは 2基とし、2基同時に全自動運転が可能な設備とする。また、1基で稼働範 囲全面を稼働可能とする。

13) クレーンの運転は、クレーン室において全自動、半自動、手動、中央制御室において全 自動、現場において手動操作が可能なものとする。

14) クレーンの自動収納が可能なものとする。

15) 計量管理上、印字、記録、積算の機能を備えた装置を設けること。

16) クレーンの点検歩廊はクレーンの両側に設けること。

17) 工事資材等の搬入出に使用するため、2基のうちどちらかのクレーン 1基のクラブに電 動ホイスト(2t程度)を設置する。ホイストの操作方式は無線式とし、機側及びごみク レーン操作室で行う。

18) 点検作業用のスペース並びに電源(コンセント)を設置すること。

19) 各クレーンの停止位置(保管場所)にクレーン点検用の照明を設けること。

20) 非常用電源にて使用が可能となるよう計画する。

21) テストウェイトを整備すること。

22) 表示灯はLED等とし、振動対策を講じること。