第 5 章 研究のま とめ
第 2 節 総合考察 と教育的示唆
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,第3
章 と第4
章の関連 に関す るま とめと教育的示唆第 3章の調査 2 (3) と第 4章の調査 3の調査結果 を併せ ると、次の示唆 を得 ることが できた。調査 2 (3)か らは、 自律性支援 と有能性支援の認知 の高ま りが、 コミュニケ‑
シ ョン活動に対す る動機づけに効果的に働 くことが確認できた。調査
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の調査結果か らは、授業介入 によ り、 自律性支援 と関係性支援の認知 を高めることは可能であ り、それ らが動 機づ けの高ま りに効果的働 くことが確認できた。 これによ り、有能性支援 は コミュニケ‑
シ ョン活動の動機づけを高める うえで重要な働 きをす る一方で、有能性の心理欲求 を充足 す ることはたい‑ん困難であることが確認 できた。 したがって、実際の教室場面では、有
能性の認知を高めるための さらなる工夫が必要であることが教育的示唆 として得 られたO
2,授業介入の記録 ・考察 と調査 3の関連に関す るま とめ及び教育的示唆
「動機づけを高めるてだて とモデル」と調査 3の結果 を併せ て考察す ると、授業介入の 中で どのよ うな 自律性支援 と関係性支援のてだてが有効 に働 いていたかを具体的に考察で きる。 自律性については、「生徒 に興味ある題材 を選ばせ るよ うにす る
」
「既有の知識 を駆 使 して、 自由に表現できるよ うにす る」 「会話 に即時性 を持たせ る」 「自己評価す る機会 を設定す る」 といったてだてが有効 に働 き、動機づけの高ま りに影響 を与 えた と考察でき る。 また、関係性 については、 「班活動 を取 り入れ る」 「
ゲーム形式な どの競争意識 ある 活動 を班で楽 しんで取 り組 ませ る」
「相互評価す る機会 を設定す る」 といったてだてが有 効 に働 き、動機づ けに影響 を与 えた と考察できる。授業介入における4つの動機づ けスタイルの各抽出生徒 に関す る授業記録 と調査 3 (2) の動機づけスタイル による調査結果 を併せて考察す ると、次の ことが考察できる。調査
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において、 「自律的動機づけ」群は関係性支援の認知を高めることはできたが、それが動機 づけの高ま りにつなが ることは確認 できなかった。授業介入 において 「自律的動機づけ」群の抽出生に対す る関係性支援のてだては、 「班員 と協力 して、自分の考 えをはな させ る」
「ゲーム形式な どの競争意識 ある活動 を班で楽 しんで取 り組 ませ る」であった ことか ら、
これ らが 「自律的動機づ け」群 の関係性支援の認知 を高めることに有効であることが示唆 された。 「高動機づ け」群では、
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つの心理的欲求支援 に有意 な変化は見 られなかったが、動機づけに関 しては、内発的動機づ け、同一視調整に高ま りが確認 でき、外的調整、無動 機 に低下が確認できた。 どのよ うな心理的欲求の認知の高ま りが効果的に動機づ けの高ま りに影響 を与えたか判断はできないため、 「高動機づ け」群の生徒 に有効なてだては さらに 検討が必要なことが示唆 された。 「高動機づけ」群の生徒は、 3つの心理的欲求が満た され てい るため、それ らを充足す るのではな く、それ ら以外の動機づ けを高める環境や課題が
3つの心理的欲求 の中の 自律性支援の認知 を高めることができ、内発的動機づけと同一視 的調整 といった動機づけを高めることができた。授業介入 において 「同一視的調整」群 の 抽出生に対す る自律性支援のてだては、 「自分の 目標や めあて をもっ ことができる
」 「
自己 評価の項 目を具体化 させ る」
「自分な りの表現 を生か した り、 自分な りの返答 をす ることに よって、会話の単調 さを防 ぐ」であった ことか ら、 これ らが 自律性支援の認知を高めるこ とが有効であることが示唆 された。授業介入 において 「低動機 づけ」
群 の抽 出生に対す る 自律性支援のてだては、 「自分な りの表現を生か した り、 自分な りの返答をす ることによっ て、会話の単調 さを防 ぐ」
「外国人講師 と1
対1
で話す」であったことか ら、これ らが 自律 性支援の認知 を高めることに有効であることが示唆 された。以上か ら、動機づ けスタイルの違い、すなわち学習者 の動機づ けの特徴 を考慮 して、具 体的に どのよ うな
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つの心理的欲求が効果的に働 くかを示す ことができた。 このことは、学習者一人ひ とりに適 した動機づけや学習指導 を行 うことにつ なが り、有意義な教育的示 唆 を含んでい ると言える。
コミュニケーシ ョン活動 に対す る自己決定理論 の
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つの心理的欲求を充たす よ うな授業 介入 を行 えば、 コ ミュニケー シ ョン活動に対す る動機づけを高 め られ る可能性は確認 でき た といえるのではないだろ うか。 「私の担当 している生徒の レベル を考えると、コミュニケ‑ション活動の意欲や コミュニケー ションカ をつけるな どとい うのは、 とて も無理ですね。
そ うしたい と思います けど、生徒は教科書に載っている文章 自体 さえよく覚 え切れていま せん。そ うい う状態では、その応用 としてのコミュニケー シ ョン能力は夢のまた夢です よ。」
とい う声 を英語科教師か らしば しば聞 くことがある (斉藤,