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 本研究は、小学校6年生保健学習において子どもたちに、喫煙、飲酒、薬物乱用の有 害性に関する防止教育を行ない、併せて教育前後に事前・事後調査を実施し、知識の獲 得状況や知識の獲得が、態度や行動に及ぽす影響について態度、知識、行動に関する効 果について分析し、各項目の変化、および教育内容との関連性について調べた。

 その結果、授業効果として、態度については、成人時の喫煙意思、成人時の飲酒意思 について、男女で授業効果に差はあったものの、全体としては効果が認められた。先輩 や大人からの飲酒の誘いへの対処の自己効力で、女子において有意に変化し、全体とし ても有意に変化し授業効果が認められた。知識の獲得状況は、男女とも各項目で顕著に 向上した。加えて、知識の質も向上した。特に飲酒においては、飲酒の有害性は、社会 的に認知が低く明らかになっていないこともあり、学習により獲得したことが多くあり 顕著に増加した。行動については、事前調査と事後調査の間が短期間であることで、大

きな変化は認められなかった。全体的に見ると、女子のほうが教育効果は顕著であった。

 知識としては、たばこを吸い始めるきっかけは、友だちや先輩の誘いであることは、

男女ともに充分に理解できたが、態度としての、友だちや先輩や大人からのたばこの誘 いに対して断る自信は、女子では少しは増えたが、男子においては減少した。このこと は、知識を態度や行動に結びつけていくためには、小学校だけにとどまらず中学校・高 校においても、関連性や系統性を持たせた防止教育を行なっていくことの必要性を示唆 するものである。

 また、様々な誘いへの対処スキルを身につけさせることは重要である。授業でも誘い への対処を取り上げたが、1時間の授業で対処スキルを身につけさせることは難しい。

加えて、ロールプレイングを取り入れた学習であったことで、まだまだ教師や児童には なじみが薄く、十分な活用が難しく、効果が認められなかったと考えられる。誘いに対

がある。

 さらに、項目間の関連性の分析から、喫煙、飲酒、薬物乱用防止教育のいずれにおい ても、誘いへの対処のスキルを育てていくことの重要性が示唆された。

 加えて、本研究においては、身近にある資源、文部科学省や学校保健会等の公的機関 により、多様な教師用指導資料や児童用資料が配布されているものなどを有効に活用し、

視覚や聴覚に訴えることで効果的に授業を展開する可能性が示された。

参考・引用文献

参考・引用文献

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  EDUCATIONMANUAL薬物乱用防止教育指導者読本

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