第 5 章 皮脂腺構造と皮膚粘弾性との関連性 ~年齢の影響~
5.3 結果
5.3.5 皮脂腺構造と皮膚粘弾性との関連性の検討
図5.5に超音波顕微鏡観察により計測された in vivoでの20 歳代後半から30 歳 代の全女性被験者の頬における皮脂腺密度と Cutometer により計測された皮膚粘 弾性の相関図を示す。全女性被験者では、相関係数r = 0.601で正の相関がみられ、
無相関の検定を実施したところp < 0.05で、統計的に有意と認められた。
若 年 グ ル ー プ と 中 年 グ ル ー プ の 2 群 に 分 け 、 そ れ ぞ れ 頬 の 皮 脂 腺 密 度 と
Cutometerにより計測された皮膚粘弾性の相関図を図 5.6に示す。若年グループで
は、相関係数r = 0.426であり、無相関の検定を実施したところp > 0.05で、有意 な相関ではなかった。中年グループでも、相関係数r = 0.257 であり同様の弱い相 関傾向はみられたが、無相関の検定を実施したところp > 0.05で、統計的に有意で はなかった。
図5.5 全女性被験者における頬の皮脂腺密度と皮膚粘弾性の相関図.
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同様に、図5.7に全女性被験者における頬の皮脂腺断面平均サイズと皮膚粘弾性 の相関図を示す。全女性被験者では、相関係数r = 0.388であり、無相関の検定を 実施したところp > 0.05で、統計的に有意ではなかった。
図5.6 女性被験者における若年グループと中年グループの頬の皮脂腺密度と皮 膚粘弾性の相関図の比較.
図5.7 全女性被験者における頬の皮脂腺断面平均サイズと皮膚粘弾性の相関 図.
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同様に、図5.8に若年グループと中年グループの2 群に分け、それぞれ頬の皮脂 腺断面平均サイズと皮膚粘弾性の相関図を示す。若年グループでは、相関係数r =
0.583で正の相関がみられたが、無相関の検定を実施したところp > 0.05で、統計
的に有意な相関とは認められなかった。中年グループでも、相関係数r = -0.328で 弱い負の相関がみられたが、無相関の検定を実施したところp > 0.05で、統計的に 有意とは認められなかった。
図 5.9に全女性被験者における頬の皮脂腺占有率と皮膚粘弾性の相関図を示す。
全女性被験者では、相関係数r = 0.750で強い正の相関がみられ、無相関の検定を 実施したところp < 0.05で、統計的に有意な相関が認められた。
図5.8 女性被験者における若年グループと中年グループの頬の皮脂腺断面平均 サイズと皮膚粘弾性の相関図の比較.
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同様に、図5.10に若年グループと中年グループの 2 群に分け、それぞれ頬の皮 脂腺占有率と皮膚粘弾性の相関図を示す。若年グループでは、相関係数r = 0.821 で非常に強い正の相関がみられ、無相関の検定を実施したところp < 0.05で、統計 的に有意であることを示した。中年グループでは、相関係数r = 0.03で相関は見ら れず、無相関の検定を実施したところp > 0.05で、有意な相関ではなかった。
図5.9 全女性被験者における頬の皮脂腺占有率と皮膚粘弾性の相関図.
図5.10 女性被験者における若年グループと中年グループの頬の皮脂腺占有率
と皮膚粘弾性の相関図の比較.
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