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結果

ドキュメント内 ( ) Christian Sandor (ページ 61-65)

4. 動的な状況を考慮した献立計画支援手法 41

4.2 献立計画支援手法の仕様検討

4.3.3 結果

被験者は奈良先端科学技術大学院大学の男子学生15名とした.本来であれば,

実際の患者を被験者として実施すべきではあるが,現段階で病院での実験を行 える状況ではなかったため,今回の実験は傾向を掴むための予備調査として実施 する.

なお,アンケート調査においては,満足〜不満の5段階のリッカート尺度を用 いて満足度を測定する.アンケート調査の内容と我々の仮説は以下の通りである.

(I) 一週間の食事選択の満足度

帰無仮説H0 :条件1 = 条件2,条件1 =条件3,条件2 =条件3 対立仮説H1 :条件1<条件2,条件1<条件3,条件2̸=条件3 (II) 一生この手法が続く場合の満足度

帰無仮説H0 :条件1 = 条件2,条件1 =条件3,条件2 =条件3 対立仮説H1 :条件1<条件2,条件1<条件3,条件2<条件3

(III) 1日ごとの食事選択の満足度

帰無仮説H0 :条件1 = 条件2,条件1 =条件3,条件2 =条件3 対立仮説H1 :条件1<条件2,条件1>条件3,条件2>条件3

1日ごとの食事選択の満足度に関しては,条件3は外食予定の日の満足度の評 価値は抜いて分析を行う.また,外食予定を優先するために前後の日程の食事を 制限するシチュエーションを想定しているため,外食前後の食事の満足度に関し ては,外食に行ける満足度を踏まえて場合の評価結果も回答してもらう.

アンケート結果の分析には,R ver. 3.2.2を用い,各被験者から得られた回答

結果からBartlett検定を実施し当分賛成の確認を行う.等分散でないという仮説

が棄却できない場合には,ANOVAを用いて3群の分散分析を実施する.その後,

文献[18]を参考にして,対応のあるt検定を実施するとともにBonferroniの調 整を行い多重比較を実施する.等分散でないという仮説が棄却された場合には,

Friedman検定を用いて差の検定を行い,その後にScheffe法を用い対比較を行う.

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図 17 評価結果1: 選択した一週間の食事の満足度

条件下においても,満足もしくはやや満足といった評価が多く見られた.Bartlett 検定で分散を調べた結果,p値が0.207となり,等分散でないという仮説が棄却 できなかったため,反復測定分散分析を行った.反復測定分散分析では,p値が

0.262であったため,3群間に有意差は認め難いとされたが,対応のあるt検定と

Bonferroniの調整によって,それぞれの群間の有意差の分析を行った.結果,条

件1と条件2の比較において,p値が0.081であったため,5%に近い有意水準で 条件2の方が条件1よりも満足度が高いと認められると確認できた.図17の見た 目からも,条件2において満足度が高く,それ以外の条件1,3は条件2に比べ満 足度が低く,この2条件の間に満足度の大きな差がないとわかる.

次に,それぞれの手法で一生食事を選び続ける場合の満足度を質問した結果を 図18に示す.本質問に関しては,条件3において献立選択時に被験者自身で外食 の選択が可能であるという事実を伝えた場合と伝えなかった場合に分けて結果を 評価した.図18[a]の結果より,献立選択時に被験者自身で外食の選択が可能であ ると伝えられなかった場合は,条件の違いによる有意差は見られなかった.また,

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[a]条件3では外食予定を設定可能だと伝えなかった場合(n=9)

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[b]条件3では外食予定を設定可能だと伝えた場合(n=6)

図 18 評価結果2: この食事選択手法が一生続く場合の満足度

全ての条件において,満足度の平均値は3を下回り,普通〜不満と評価されたこ とがわかる.図18[b]より,条件3において被験者自身で外食の選択が可能である と伝えた場合には,条件3の満足度が高くなる傾向が見られる.Bartlett検定で 分散を調べた結果,p値が0.899となり等分散でないという仮説が棄却できなかっ たため,反復測定分散分析を行った.反復測定分散分析では,p値が0.394であっ たため,3群間に有意差はないとされたものの,対応のあるt検定とBonferroni の調整によって,それぞれの群間の有意差を分析した.結果,条件1と3の比較に おいて,p値が0.038であり,5%の有意水準で条件3の方が満足度が高いと認め られた.また,条件2と3の比較においても,p値が0.006と低い値を示し,1%の 有意水準で条件3が条件2よりも満足度が高いと認められた.

次に,それぞれの手法で1食毎の満足度を質問した結果を図19に示す.図19 より,一週間の満足度の評価結果と同様に,どの条件下においても満足とする回 答が多かったが,条件3においては,他の条件に比べて満足度の評価値の平均が 低い傾向が見られた.Bartlett検定で分散を調べた結果,p値が0.234となり,等 分散でないという仮説が棄却できなかったため,反復測定分散分析を行った.反 復測定分散分析では,p値が0.024であり,5%の水準で帰無仮説を棄却し3群間 に有意差があると認められた.対応のあるt検定とBonferroniの調整によって,

それぞれの群間の有意差の分析を行った結果,条件1と条件2の比較において,p

値が0.040であったため,5%の有意水準で条件2が,条件1よりも満足度が高い

と認められた.また,提案手法の外食有無の違いにおいて比較した結果,p値が

0.003であったため,0.5%の有意水準で条件2が,条件3よりも満足度が高いと

認められた.

次に,1食毎の満足度に関して,条件3について「外食可能な代わりにその前 後の日程で制限が課せられる」ことと差し引きして評価し直してもらった結果を 図20に示す.図20からわかるように,外食に行けることにより制限が課せられ ることと差し引きして満足度を評価することによって,条件1と条件3の満足度 の回答に差がほとんど認められなくなった.

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図 19 評価結果3: 1食毎の満足度

ドキュメント内 ( ) Christian Sandor (ページ 61-65)

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